2018年2月20日、
兜太先生がとうとう逝かれてしまいました・・・。
「海程」誌の今年9月終刊を発表されたとはいえ、
まだまだあと十年くらいは大丈夫と思っていましたのに。
兜太先生の訃報を21日旅先のホテルで知りました。
19日から横浜の愚息のところに行っていて
鎌倉観光などをしていましたもので。
昨年11月23日の現代俳句協会70周年記念のパーティーには車椅子で参加され、
秩父音頭を謡われたようでしたので、
まだまだお元気だと思っていました。
朝日俳壇の選が1月からなされてなかったことも知りませんでした。
私は、1月20日頃、拙第2句集『櫨の実の混沌より始む』を送っていて、
それへのお礼ハガキが2月6日付けで書かれていました。
ニュースによれば、2月6日に誤嚥性肺炎で入院されたとか~
ということは、このハガキに署名されたあとのこと??
お礼文言「有難く頂きました。ゆっくりと拝読します。ご健勝を。」
はPC書きであったのですが、
日にちと署名だけは自筆。
また、ご家族の方なのでしょうか、
丁寧に書かれた私の住所と句集名は墨筆でした。
朝日の選や大会へのおでまし、御礼状など、
ご長男さんとその奥様がよくサポートされておられたようでした。
第一句集をお送りさせて頂いた時は、
ひとこと自筆でご感想を書いた葉書を頂いたのでした。
ひとりひとりをほんとに大事にされる方でした。
これまで、こんな心の深くて広い大きな人物を知りません。
五島高資さんはお見舞いに行かれて、
意識のない中、御手を握ってこられて、かすかな微笑みを感じられたとかツイッターに。
最期の時間にお会いになることできて羨ましいことです。
学友瀬角龍平さんは、
「新聞で金子兜太死去の記事を見て残念でした。思えば高校の受験雑誌の文芸欄に初めて自分の句が掲載されたとき、選者が金子兜太でした」とメールもらいました。
みんなの心にどれほど多くの俳句の種を蒔かれたことか・・・・
私は、比叡山勉強会に参加することが楽しみの一つでした・・・
華麗な墓原女陰あらわに村眠り 兜太
この句は、訃報を伝える新聞などに挙げてある代表句には入っていませんが、
私の選ぶ先生の一句です。
(拙第2句集の「あとがきに代えて」の中、この御句をとりあげた文章を所収)
(追記)
友人に貰った日本農業新聞のトップコラム「四季」(2018・2・22)に於いても
金子兜太氏のことが語られていたので、一俳人にとどまらぬ存在の大きさに改めて
尊敬の念を厚くしました。
兜太先生がとうとう逝かれてしまいました・・・。
「海程」誌の今年9月終刊を発表されたとはいえ、
まだまだあと十年くらいは大丈夫と思っていましたのに。
兜太先生の訃報を21日旅先のホテルで知りました。
19日から横浜の愚息のところに行っていて
鎌倉観光などをしていましたもので。
昨年11月23日の現代俳句協会70周年記念のパーティーには車椅子で参加され、
秩父音頭を謡われたようでしたので、
まだまだお元気だと思っていました。
朝日俳壇の選が1月からなされてなかったことも知りませんでした。
私は、1月20日頃、拙第2句集『櫨の実の混沌より始む』を送っていて、
それへのお礼ハガキが2月6日付けで書かれていました。
ニュースによれば、2月6日に誤嚥性肺炎で入院されたとか~
ということは、このハガキに署名されたあとのこと??
お礼文言「有難く頂きました。ゆっくりと拝読します。ご健勝を。」
はPC書きであったのですが、
日にちと署名だけは自筆。
また、ご家族の方なのでしょうか、
丁寧に書かれた私の住所と句集名は墨筆でした。
朝日の選や大会へのおでまし、御礼状など、
ご長男さんとその奥様がよくサポートされておられたようでした。
第一句集をお送りさせて頂いた時は、
ひとこと自筆でご感想を書いた葉書を頂いたのでした。
ひとりひとりをほんとに大事にされる方でした。
これまで、こんな心の深くて広い大きな人物を知りません。
五島高資さんはお見舞いに行かれて、
意識のない中、御手を握ってこられて、かすかな微笑みを感じられたとかツイッターに。
最期の時間にお会いになることできて羨ましいことです。
学友瀬角龍平さんは、
「新聞で金子兜太死去の記事を見て残念でした。思えば高校の受験雑誌の文芸欄に初めて自分の句が掲載されたとき、選者が金子兜太でした」とメールもらいました。
みんなの心にどれほど多くの俳句の種を蒔かれたことか・・・・
私は、比叡山勉強会に参加することが楽しみの一つでした・・・
華麗な墓原女陰あらわに村眠り 兜太
この句は、訃報を伝える新聞などに挙げてある代表句には入っていませんが、
私の選ぶ先生の一句です。
(拙第2句集の「あとがきに代えて」の中、この御句をとりあげた文章を所収)
(追記)
友人に貰った日本農業新聞のトップコラム「四季」(2018・2・22)に於いても
金子兜太氏のことが語られていたので、一俳人にとどまらぬ存在の大きさに改めて
尊敬の念を厚くしました。
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