昨日から大学の夏期集中授業で来ています。
瀬戸内海は猛烈な暑さですが、そこで生まれ育った人間にはある種懐しい暑さです。
歩いているとくらくらしそうなほどの強烈な日射し、白い砂地の道のたまらない照り返し、クマゼミがジャンジャンジャン…と鳴きしきっています。
空海の生誕の地とされる寺には、空海の生まれた頃からあったという楠の大木がいまなお青々と繁って、夏の激しい日射しをものともせず、葉をきらきらと輝かせています。
五重の塔は青空の下、悠然と立っていました。
今日の授業は近代のニヒリズムの話まで、明日からコスモロジーの話をします。
受講生は11名、22の瞳ですが、これからいくつの瞳が輝やき始めるでしょう。
一昨年輝いた瞳の女子学生が母校の事務職についていて、用事で事務室に行ったら、さっと気をきかせてコーヒーを入れてくれました。
とてもいい感じでした。
また明日、(私としては)早起きしなければなりません。
では、みなさんおやすみなさい。