長かった春休み――忙しくてあまり休めませんでしたが――も終わり、今日から大学の講義が始まります。
昨年度の学生たちは、「この授業を履修してよかったと思いますか」という無記名のアンケートに「はい」と答え
「わかりやすい授業でした。」
「ためになる。」
「すごい分野を知ってよかった。」
「視野が広くなった。」
「思考力がついた。考え方がかわった。」
「現代社会の問題点や原因・解決策などを学べた。また唯識を通じて成長することができた。」
「自分の思っていたのとちがう宗教を知れた。」
「いままで考えようとも思わなかった宇宙について考えるようになった。」
「内容が興味深かった。この授業を受けていなかったら考えなかったようなことを聞けた。」
「全てのものには『つながり』があることがよくわかった。」
「自分が生きていく上でとても大切なことを教えてもらいました。」
「生きる事について、学べた。」
「人生観が大きく変わりました。」
「感動的な話をたくさんきけました。」
「素晴らしかった。」
といったコメントをしてくれました。授業の目標はほぼ達成できたと思っていいんでしょうね。
面白かったのは「精神年齢が15才→19才に」という答えでした。成長を実感してくれたんですね。
中には「先生が素敵」と書いてくれた学生もいます。これもうれしい一言です。
もちろん「人人唯識」、少数とはいえ、「いいえ」と答え、「言ってることが訳わからない。考えが気持ち悪い。教科書全部高すぎっ!」「単位がなかったら絶対に受けてなかった。」といったコメントを書いた学生もいたのは、ちょっと残念でしたが。
ゴータマ・ブッダでさえ、「誰からも愛される人はひとりもいない。誰からも愛されない人もひとりもいない。」とおっしゃったくらいですから、やむをえないことではありますが、教師としては一人残らずいいものを伝えてあげたいと思います。
今年はどんな若者たちと会えるでしょう。楽しみです。
今年もまた――できるだけみんなに――コスモスからコスモスへのメッセージを送ろうと思いながら、まもなく家を出ます。