コスモロジー教育の授業を受けたことで起こる変化にはさまざまなタイプやケースがあることは、これまで紹介した文章でもおわかりいただけるとおりです。
中には、前期・半年弱で劇的な変化が起こることもあります。
次の男子学生は、授業を受ける前には死への恐怖がとても強く、中間レポート段階でかなりやわらぎ、期末レポート段階では「今の時点では0になったと言っても過言ではなくなりました」と劇的な変化を報告しています。
H大学社会学部1年男子
中間レポート感想
自分は「死」がとても怖かった。
最初は5~6才の頃だと思う。
「死んだらどうなるんだろう」ということを、なにげなく考えはじめ、そうしたら、「死んだら自分のココロはどうなるんだろう」「もし、生まれ変わったら、そのまま今のココロは引き継がれるのかな」「でも今の自分には前の時の気持ちはないよな」「じゃあどうなるの…」という風にスパイラル状にわからなくなり、それが本当に怖くて母親に泣きついた。
10年以上も前のことなのに覚えているのだから、よっぽど印象にある(とても怖い)出来事なんだと思う。
今でも死ぬことを考えるのは怖い。
5~6才のときに自分に母が言った「わからないことなんだから、死ぬのを考えるのはやめな」という言葉通り、考えてないからさすがに泣いたりはしてないが。
もし今、真剣に考えはじめたら、はたしてたえられるのか。
先生の授業・本はそんな自分にとって、本当にありがたいものだった。
もちろん「死んだらどうなる」ということに対しての、完璧な答えはないが(死ななければわからないし、死者に話を聞けないからあたり前だが)、なぜ自分が生きているのか、そんな視点から「生」を見つめることで、少し「死」に対しての恐怖はやわらかくなってきた。
まだ授業は、通期で考えれば1/4だし、今後もより考えを学べると思うと本当にこの先が楽しみです。
期末レポート感想
このレポートを提出したことで(内容を理解することで)、1冊の本を読み終えたこととなった。
通読の感想は後で述べるとして、まずは今回のレポートの範囲について書きたいと思う。
今回のまとめで上手く書けたかはあまり自信がないが、主題となるのは「人とのつながりのあること」だと思う。
昨今インターネットがはやりはじめ、文字上のつながりを見ることができても、心と心のつながりが感じられず、孤独感を感じる人が多くなっていると聞く。
そんな人に今回のような考えかたを是非知ってもらいたいなと思った。
近代社会では(中世?)宗教が担っていた役割を現代科学が今は担っている。
少々おかしいように見えるが、それを知れたことは個人的にすごく大きかった。
前回のレポートで僕は「死への恐怖」が人一倍強いと書いた。
前回の提出より理解や概念の修得が進んだことで、前回はやわらいだだけの死への恐怖が、今の時点では0になったと言っても過言ではなくなりました。
本当にその点で岡野先生に感謝しています。
「死」=「無」ではないこと、それは輪廻転生を知るとかの次元ではない形で理解できました。
正直な話をすると、初めて受けたときや本を買ったとき、先生のことはうさんくさいおじさんにしか思えませんでした(笑)。
ですが重ねるごとに、先生が一回目の講義で仰った通り「目からウロコが落ちる」ような感覚になっています。
おそらくこの授業の内容が合わなくて、(というか拒絶して)なに言ってるか訳わからないという生徒もいると思います。
ですが、その生徒がふと何かでどうしようもない虚無感に陥ったとき、もう一度話すことができたなら、その子は本当に救われると思います。僕がそうだったみたいに。
何百人の内何人かかもしれませんが、自分のようにとても悩んでいる生徒はいます。
そのような人のためにも、今後も是非講義を続けて頂きたいです。
本当にありがとうございました。
すべてが宇宙エネルギーなのならば、生まれる前も宇宙エネルギー、生きている今も宇宙エネルギー、死んでも宇宙エネルギーのままだ、ということになり、「死は元の宇宙エネルギーの世界に還ること」と解釈することができます。
また、生命は誕生して以来38~40億年ずっと生き続けているのであり、これからも当分、「個体は死んでも生命は生き続ける」のです。
私は、生命の歴史を通じて続いてきた先祖の命を受け継いでおり、私が子供を生むと、生命はまた続いていくのです。
そのことを実感的につかんだ聴講者は、「死が怖くなくなった」と報告してくれます。
この場合も、その気持ちが定着し持続するかどうかという問題は残りますが、少なくとも幼いときからのビッグ・クエスチョンの答えは得られ、当面死への恐怖がゼロになったという気持ちになっているのですから、クオリティ・オヴ・ライフ(人生の質)が高まったことは確実でしょう。
コスモロジー教育では、考えないことによってではなく、宇宙的な意味を考えることによって、死の恐怖をやわらげたり、なくしたりすることができます。
自画自賛・自主キャンペーンですが、これはかなり素晴らしい「ビフォー・アンド・アフター」ではないでしょうか。
こちらの学生、劇的な変化ですね。読んでいて感動しました。それと同時に親の教育って本当に大事だなって改めて思います。
学生のレポートをこうして読むと、大学時代のあの感動が鮮明に蘇ってきます。
先生から学べたことは、私にとって神様からの人生最高のプレゼントともいえるものです!
しかし気持ちの定着と持続という意味ではまだまだ私の中で課題です。
死、ということを考えると特に(>_<)
相手を大事に思えば思うほど…今でいえば夫、将来子どもができたらそれ以上かもしれません。
繰り返し繰り返し、心の深~いところまで染み付くほどに、しっかり学びたいです。
相手を大事に思えば思うほど…今でいえば夫、将来子どもができたらそれ以上かもしれません。
繰り返し繰り返し、心の深~いところまで染み付くほどに、ちゃんと時間をつくってしっかり学びます。
久しぶりですね。元気ですね?
あの頃も楽しい学びでしたね。
「定着と持続」は、実は私にとっても課題です。
自分の死はまあともかく、愛する人との死別の悲しさは大変なものだろうと思います。
それは、過度にならないかぎりは、自然なことだとも思いますしね。
いずれにせよ、♪学びは続くよ、どこまでも…です。