2月12日(木)午後7時に来店された、「テニス肘と右肩痛」に悩む50代の男性の
事例をご紹介します。
◆お困りの内容
・両肘痛と右肩の動きが悪く、痛みがあるため改善希望とのこと。
・両肘が少し前から痛くなり始め、整形外科で診察を受けたときは、テニス肘と言われた。
・右肩は動く範囲が狭くなり、動かそうとすると肩の付け根辺りに痛みが出る。
・夜、寝ていて布団を引っ張ろうとしても肘周辺が痛くて引っ張れない。
◆体を診させていただくと
・手の指の触診検査を行うと
・左手の指の感覚が低下していることが判明。→ 首の骨の崩れによる神経圧迫が想定される。
・首の骨の状態を調べると、下部頸椎が崩れていました。
・首の骨の崩れ原因を調べると
・骨盤の崩れ → 背骨全体がS字状に歪み、首の骨の崩れを作っていました。
・骨盤の崩れは、「お尻の筋肉コリ」が原因となっていました。
・腕の筋肉を調べると
・腕の筋肉が酷使により相当硬くなり大変な状態。
・特に、上腕二頭筋、腕橈骨筋などがひどい状態でした。
★不調原因は、次の二つが原因と想定されました。
①首の骨の崩れが腕に行く神経を圧迫し、腕のしびれ、痛みを起こしていた。
②腕の筋肉こりによる、肘周辺の筋肉痛。
◆改善施術
①神経圧迫の除去
・お尻の筋肉こり改善 → 骨盤を整える → 背骨の歪み改善 → 首の骨を整える
②腕の筋肉こりの改善
・肩~肘の筋肉を緩める → 肘~手首の筋肉を緩める
約1時間50分かけ①、②の施術を終了。
◆施術後、腕を動かしていただくと
・肘の痛みがなくなっており、腕が軽く、楽に動かせます。
・肩の動きも楽になり、動かせる範囲が広がりました。
・背中側で、左右の指が上下からつなげます。
・上半身がとても楽になりました。
★主たる原因は、仕事での荷物(印刷物)の持ち運びが原因と考えられました。
★このような事例は、次の様な方に多く見られる事例だと考えられます。
①保育士さん → 子供を抱きかかえ等で、腕の屈筋を酷使する。 → 肘、腕の痛み。
②介護士さん → お年寄りの介護で腕、胸の筋肉を酷使する。 → 腕、胸、腰の痛み。
③子守をされる「お母さん」「おばあさん」 → 子供の抱きかかえで腕の屈筋を酷使。 → 肘、腕の痛み。
④ペットを抱きかかえる方 → ペットを腕で抱えるため腕の屈筋を酷使。 → 肘、腕の痛み。
⑤ホテル、旅館、飲食店などで食事を運ばれる方 → 料理の出し入れで腕の筋肉を酷使。 → 肘、腕の痛み。
◆今後の対応
・今回、酷使されていた腕の筋肉疲労、筋肉こりなどの改善で痛み、重ダルさ等は改善したが
日々の仕事で腕、肩の筋肉疲労が蓄積されるため、今回と同様の症状が今後も再発します。
・再発防止には、一定周期(2ヶ月~6ヶ月周期)でも改善施術が必要となります。