左下半身全体に不調を訴えられておられた女性の事例をご紹介します。
商品の営業活動をされている女性の方で、1月29日午後5時頃に来店されたのです。
◆来店時の不調状況は
①腰~骨盤中央(仙骨上部)付近に痛みがある。
②左のお尻中央付近に痛みがある。
③左膝のお皿周辺(外側、お皿下部)に痛みがある。
④左ふくらはぎ外側に痛みがある。
⑤左足親指にシビレがある。
⑥椅子などに座った姿勢から立ち上がるときに力が入らず立ち上がりにくい。
また、屈伸や歩行時などに膝折れ状態になるときがある。
◆触診検査等を行ってみると
・下半身が右側に傾き 「く」 という字のような形になっている。
・右腰~脇腹周辺の筋肉が硬くなっており、指で押すと痛みを感じておられました。
→ 右腰~脇腹周辺の筋肉コリで下半身が右側に曲げられているのです。
左肩に重いものを下げるため、左肩を上げ、右肩を下げる姿勢となり
結果として、上体が右肩下がり(うつ伏せでは下半身右曲がり)の姿勢と
なったのです。
(いわゆる生活習慣病、職業病とでも言えると思います。)
・お尻左側の筋肉(小殿筋、大臀筋、梨状筋)に強い筋肉コリがあり、
臀部痛や膝折れ、立ち上がりにくい症状の原因となっていました。
お尻の筋肉コリが原因で骨盤も崩れていました。
・膝周辺の筋肉、骨には異常がありませんでした。
・ふくらはぎ外側の筋肉に「筋肉コリ」があり、押すと痛みを感じておられました。
・足の指は、左足の小指以外の指に感覚異常があり、神経の圧迫が想定されました。
・以上の結果を踏まえ、腰の骨(腰椎)を調べてみると
腰椎の下側3つの骨が左側にずれていました。
→ この影響で足に向かう神経が圧迫され、膝周辺、足指などの不快症状が
起こっていたようです。
・足の付け根付近の痛みは、「腸骨筋(骨盤内側の筋肉)」の筋肉コリが原因でした。
◆改善施術
★不調原因が特定されていますので、原因除去のための施術を行うだけとなります。
・右腰周辺の筋肉を緩め、姿勢の右曲がりを改善します。
→ 右腰~背中付近がとても楽になったとおっしゃっていました。
・お尻&骨盤内側の筋肉を緩め、骨盤、腰の骨の崩れを整えます。
→ お尻がとても楽になり、足の動作がとても楽に出来ます。
膝の痛みがなく屈伸や歩行、立ち上がり動作が楽に出来るようになりました。
足の指の感覚も正常になりました。
・ふくらはぎ~くるぶしの筋肉及びすね側の筋肉をを緩めます。
→ ふくらはぎの痛みがなくなり、冷えが改善されました。
★施術が終わり、室内をあるって頂くと
顔に笑顔が表れ、嬉しそうな表情になり、 「大丈夫です。 とても楽です。」
「これで明日からの仕事に打ち込めそうです。 ありがとうございました。」
とおっしゃり、本当に嬉しそうな顔で帰って行かれました。
施術に要した時間は約2時間でした。