一関市藤沢町藤沢地区南部、山上のリンゴ園から舗装された車道を下って行くと、谷側斜
面から立ち上がる木に、房状の実らしきものが無数に垂れ下がっています。
歩み寄って観察するとウリハダカエデの翼果で、多くは黄緑色ですが、日当たりのよい枝
先では赤く色づき始めています。
ウリハダカエデは雌雄異株なので、実が生るのは雌木ということになります。
林の中では、梢の花や実はなかなか撮れないのですが、車道沿いで谷側から立ち上がる木
では容易に撮ることができるので、時季をみては歩いています。
二枚とも2020.6.4撮影
ウリハダカエデの翼果はハの字形をしていて、二つの分果から成っています。
6月下旬には赤褐色に色付き、10月頃には熟して茶褐色になります。晩秋から冬にかけて、
分果と分果の間に隙間ができ、強い風が吹くとそれぞれが果軸から引き放されて、クルク
ル回りながら飛ばされていきます。
2020.6.4撮影
ウリハダカエデは2018年の11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下のURLをクリックして参照願います。
https://blog.goo.ne.jp/snobo045/e/68b87382c30ce0c099bf667abf21ae7a
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