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里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ヒキヨモギ 金成丘陵

2018-08-19 | 日記
栗原市の栗駒鳥沢地区から、丘陵地の荒れた林道を上っていくと、草の生い茂った
砂利道に黄色い花を付けた見慣れない植物が1本だけ生えています。
どこかで見たことがあるような・・・たしか・・一関市室根町の林道で見ましたね。
「ヒキヨモギ」と言ったような ? 10年くらい前の話ですから不確かですけど。

念のため少し戻って、林道の左右の路肩を丹念に探してみましたが、見つかったのは
これ1本だけ。その先もよく見ながら歩きましたが、他には見つかりませんでした。




                             二枚とも2018.8.12撮影

先ずは植物図鑑で調べてみましょう。
どことなくシオガマギクに似た花ですね。そうするとゴマノハグサ科の植物でしょうか。
シオガマギクの前後のページをめくっていると、そっくりな黄花が見つかりました。
やはり「ヒキヨモギ」で、半寄生植物とあります。

ゴマノハグサ科ヒキヨモギ属の半寄生の1年草で、日本全土に分布し、草丈は30~70cm。
丘陵~低山の日当たりよい草地や林縁、林道沿いなどに自生する。
宿主はササなどのイネ科の植物とする説がある。
茎は直立し、上部で多少分枝し、稜がある。全体に曲がった短毛が密に生える。
葉は茎の下部では対生、上部では互生する。葉は2回羽状全裂、卵形で長さ1.5~5cm、
3片ほどの広線形の裂片に分かれる。
花期は7~9月、花は枝先の葉腋に1花ずつ付く。萼は細い筒形で長さ11~17mm、曲がった
短毛が生える。裂片は卵状長楕円形でとがり、長さ4~5mm。
花冠は鮮黄色で、長さは萼も含めて3cmほど。上唇の先は細くなり、先端は2裂する。
果実は蒴果、狭長楕円形で長さ15mmほど。種子は黒色で長さ1mmほど。








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