気仙沼市本吉町馬籠地区西部、山間の集落道を歩いていると、台地の麓の林際に、つやのあ
る灰白色の樹皮の木が束生しているのを見つけました。
幹の直径が15cmほどの若木で、横縞状に淡い緑褐色の部分があります。
よく見ると横に連なる皮目がありますから、サクラの仲間でしょうか。ウワミズザクの樹皮
に似た感じがするものの、その若木の樹皮は紫褐色ですから別物でしょうね。
二枚とも2019.1.15撮影
梢を見上げると、小枝が太めで付き方が粗いので、葉が大きいのではないかしら ?
いずれにしても、帰宅後に樹木図鑑等で調べないと判りませんね。
ウワミズザクラはサクラ属の中の「ウワミズザクラ亜種」に分類されていて、その仲間には
イヌザクラ、シウリザクラがあります。その自生環境を調べると、イヌザクラが丘陵地~
低山地の日当たりの良い斜面や谷筋となっているのに対し、シウリザクラは深山~亜高山の
谷筋などとなっています。撮影地は標高100m付近ですから、シウリザクラの可能性は低い
でしょう。よって「イヌザクラ」と仮定します。
確たる同定は、葉や花が付くのを待たなければなりませんね。
2019.1.15撮影
バラ科サクラ属の落葉広葉樹で、樹高10〜15mの高木。本州〜九州に分布する。
丘陵~低山の肥沃な斜面や谷筋に自生し、日当たりを好む。
若木の樹皮は灰白色で光沢があり、淡褐色の横長の皮目がある。老木の樹皮は縦に裂け、
小さな薄片になって剥落する。
葉は互生し、葉身は長楕円形で長さ5〜10cm、先端は尾状に長く尖り、基部はくさび形。
葉縁は波打ち、やや浅い鋸歯がある。質は洋紙質で、ふつう両面とも無毛。
葉柄は長さ1〜1.5cm。蜜腺は葉身の基部にある。托葉は線形で早落性。
花期は4~5月。葉の展開後に前年枝の節から総状花序を出し、白い花を多数付ける。
花序の軸は長さ5〜10cm、短毛が密生し、葉はつかない。
花は直径5〜7mm、花弁は5個、倒卵形で先端は丸い。雄しべは12〜20個、花弁より長い。
雌しべは無毛で雄しべより短く、花柱の先は円盤状に広がり柱頭となる。
萼筒は長さ1.5mmほどの杯形。
果実は核果。直径8mmほどの卵円形。7〜9月に黄赤色のちに黒紫色に熟す。
果肉は苦い。核は扁平な卵形。
る灰白色の樹皮の木が束生しているのを見つけました。
幹の直径が15cmほどの若木で、横縞状に淡い緑褐色の部分があります。
よく見ると横に連なる皮目がありますから、サクラの仲間でしょうか。ウワミズザクの樹皮
に似た感じがするものの、その若木の樹皮は紫褐色ですから別物でしょうね。
二枚とも2019.1.15撮影
梢を見上げると、小枝が太めで付き方が粗いので、葉が大きいのではないかしら ?
いずれにしても、帰宅後に樹木図鑑等で調べないと判りませんね。
ウワミズザクラはサクラ属の中の「ウワミズザクラ亜種」に分類されていて、その仲間には
イヌザクラ、シウリザクラがあります。その自生環境を調べると、イヌザクラが丘陵地~
低山地の日当たりの良い斜面や谷筋となっているのに対し、シウリザクラは深山~亜高山の
谷筋などとなっています。撮影地は標高100m付近ですから、シウリザクラの可能性は低い
でしょう。よって「イヌザクラ」と仮定します。
確たる同定は、葉や花が付くのを待たなければなりませんね。
2019.1.15撮影
バラ科サクラ属の落葉広葉樹で、樹高10〜15mの高木。本州〜九州に分布する。
丘陵~低山の肥沃な斜面や谷筋に自生し、日当たりを好む。
若木の樹皮は灰白色で光沢があり、淡褐色の横長の皮目がある。老木の樹皮は縦に裂け、
小さな薄片になって剥落する。
葉は互生し、葉身は長楕円形で長さ5〜10cm、先端は尾状に長く尖り、基部はくさび形。
葉縁は波打ち、やや浅い鋸歯がある。質は洋紙質で、ふつう両面とも無毛。
葉柄は長さ1〜1.5cm。蜜腺は葉身の基部にある。托葉は線形で早落性。
花期は4~5月。葉の展開後に前年枝の節から総状花序を出し、白い花を多数付ける。
花序の軸は長さ5〜10cm、短毛が密生し、葉はつかない。
花は直径5〜7mm、花弁は5個、倒卵形で先端は丸い。雄しべは12〜20個、花弁より長い。
雌しべは無毛で雄しべより短く、花柱の先は円盤状に広がり柱頭となる。
萼筒は長さ1.5mmほどの杯形。
果実は核果。直径8mmほどの卵円形。7〜9月に黄赤色のちに黒紫色に熟す。
果肉は苦い。核は扁平な卵形。
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