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熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 妙義山 金鶏山縦走~筆頭岩と南牧村 碧岩西稜

2024-11-27 11:05:46 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月19日~20日は、個人ご依頼で西上州の山のバリエーションルートをご案内してきました。

初日は先ずは妙義山の金鶏山縦走~筆頭岩をめざしました。


中之岳神社駐車場からの金鶏山(右)と筆頭岩(左)


落葉でズルズルの急登を経て岩場の取付きです。
樋状の岩場を登ります。


高度感を楽しみながら岩場をひたすら登ります。


金鶏山登頂!
先ずはおめでとうございます! あまり登られることのない山の登頂は特別感があってやはり嬉しいですよね☆彡


筆頭岩に向けて縦走開始。
岩峰を登ったり下ったりへつったりしながら先を進みます。


筆頭岩を登ります。


青空に向かって登っていく爽快感がタマリマセン!


ナイフリッジを上から見下ろすとなんと素晴らしや・・・


筆頭岩登頂!おめでとうございます👏
遂に筆の先に立ちました! 尖った山のテッペンっていいですよね!




下りは10m+40mの懸垂下降です。
お二人共とても上手に下降されて見事ランディング👏


登った筆頭岩を眺めて感慨深い思いに浸ります。
見る方向によって随分と形が変わりますが、ウェストンも登った歴史ある名峰なのです。
先ずは初日よく頑張りましたね!お疲れ様でした。

2日目は「西上州のマッターホルン」と称される、南牧村の碧岩をめざしました。


南牧村役場付近から眺める大岩(左)と碧岩(右奥)


名勝、三段の滝を見物しながら登山道を進みます。


登山道と分かれてバリエーションルートの西稜を登ります。


予想外の雨がパラパラし出したと思っていたら段々と断続的に小雨となってきました。


下りるのも懸垂下降の連続になってしまってそれもなかなか大変なので登り続けます。




只でさえ岩の脆い所が多いのですが、雨で濡れた岩は滑り易く、段々と本格的アルパインクライミングになってきました。


それでもクライアントのお二人様はとてもとてもよく頑張られて見事に碧岩登頂!
本当に本当によく頑張りましたね! お疲れ様でした。


今回は大岩はカットして早々に下山です。
雨に濡れた落葉に覆われてとても滑り易く下り辛い箇所が続きましたが、お二人共慎重に慎重に下られて登山口に無事下山。
これにて2日間の山行を無事に終了しました。
大変大変お疲れ様でしたが良い山行が出来て良かったですね。
ご依頼ありがとうござました。







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鈴鹿 鬼ヶ牙 プチ・アルパインクライミング

2024-11-18 09:02:05 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月16日は、鈴鹿 鬼ヶ牙のクライミングでした🏔

左フェースを登って上部岩稜に繋げるラインで登りました。僕は2003年に?2004年?(もう20年前も経ってしまってるし・・・)に初めて登ってからかなりの回数を登ってきたとてもお気に入りの山です。以前は本当にクライマーも少なくせいぜい地元クライマーが訪れている程度でとても静かな山でしたが、2年ほど前?にガイドM氏がロック&スノー誌にて紹介してからかなり人気が高くなって訪れる人も多くなったようです。
鬼ヶ牙については2020年6月11日のブログに少し詳しく語っています。

そんなわけで今回も楽しみにしていた鬼ヶ牙なのでした。
午後からの雨が心配だったので休憩を少なくして早めに登攀、クライアント様の頑張りのお陰で雨に遭うことなくスムーズに登り終えることが出来ました☆彡 小粒な山ですが好みに応じて様々な楽しみ方ができる「小さな巨人」ともいうべき鬼ヶ牙でした☆彡


左フェース、スラブを2ピッチで登ります。先ずは1ピッチ目


続いて2ピッチ目


遠路遥々東京からご参加のHさん、もう10年位の付き合いですがこんな遠い所まで来ていただけて感謝の思いしかありません。普段は関東周辺在住の日本を代表する名だたるガイド諸氏と登られていますが、関西のこんな無名ガイドを選んでご参加を続けていただいていることは本当にガイド冥利に尽きます。

中間部のややこしいパート(灌木帯、フェンス、灌木帯、砂ザレ・・・)は写真無しです~


上部岩稜にきました。鬼ヶ牙の由来の牙岩峰です。


牙を越えて最後の岩稜です。


左側にフィックスロープの付いた岩稜を巻くコースが本来ですが、折角なのでほんの少しでも面白いラインで岩稜伝いで越えていきます。
ここを越えたら登攀終了~


後はトレールを辿ってアップダウンを繰り返して鬼ヶ牙本峰に登頂!
おめでとうございます。
山頂めざしてプチアルパインでございました。
この後、短い登山コースを下山してこの日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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鈴鹿 御在所岳 藤内壁 後尾根~富士見尾根

2024-11-15 22:04:55 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月14日は、鈴鹿 御在所岳 藤内壁 後尾根~富士見尾根に継続するコースをガイドしてきました🏔
素晴らしい紅葉を楽しみながらノンビリ、ほんわかと登っていただきました☆彡


前日と同様、美しい紅葉を見ながら藤内沢を上がっていきます。




後尾根を登ります。


後尾根の核心部、チョックストーンに取付きます。


ちょっと奮闘されましたがチョックストーンを見事に突破!


後尾根を終えて続いて富士見尾根に取付きます。


稜上めざして急なチムニーを登ります。


次のピッチは最近お気に入りの左に広がる40mのフェースラインから登ります。


40mのフェースラインは易しいですが高度感、ロケーションが素晴らしくとても楽しく登ります。


富士見尾根を終えて御在所岳登頂! おめでとうございます!


山頂レストランでお決まりのみたらし団子&ウィンナーコーヒーのセットでマッタリとみたらしブレイクを楽しみました。注文ごとに焼いてくれて外はパリ、中はフワッの最高の美味しさです。

今回はロープウェイで下山。


昭和の御在所はこんな感じだったんだ~と思いを巡らしながら・・・


富士山が見えたらこんな感じなんだなぁ~と思いを巡らしながら・・・




中道を奇岩巡りしながら下山。という気持ちになりながら・・・

なにはともあれ山麓に下山し終えて本日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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鈴鹿 御在所岳 藤内壁 前尾根

2024-11-15 21:47:41 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月13日は、鈴鹿 御在所岳 藤内壁 前尾根のガイドでした🏔
雲一つないスッゴイ快晴の秋晴れ☀だったのですが終日強い北風が吹き付けてジャケットを着こんで寒さに耐えながらの登攀でした。ブルブル🥶
平日にしてはクライマーがとても多く、ピッチ毎に順番待ちを強いられながら登りました。最後のP2ヤグラは何組かは諦めて下山していかれましたが粘ってしっかり完登していただいて満足の一日でした☆彡 紅葉もそろそろピークでとても綺麗でした☆彡


赤、黄色、綺麗な紅葉に染まる藤内沢を上がって前尾根取付をめざします。


P7の1ピッチ目を登ります。


P7を2ピッチ目


P6を登ります。


P4はクライマーだらけ・・・
順番待ちがあまり大変なのでノーマルなラインを外して先行パーティを抜いてとにかく先をめざします。


P3もクライマーだらけ・・・


P3を越えて・・・


いよいよP2ヤグラ


P2を登ります。
なかなか豪快な登りが楽しめます。


ヤグラからは懸垂下降で取付きに戻ります。


前壁ルンゼを下降してきて登山道へ合流
この後、登山口に下山して本日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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六甲山 ロックハイク 芦屋の岩場~荒地山周遊

2024-11-12 09:27:58 | ガイド山行/バリエーションルート登山
11月11日は、六甲山 ロックハイク 芦屋の岩場~荒地山周遊のガイドでした🏔
高座の滝からスタートして芦屋の岩場に点在する4ヶ所の岩登りゲレンデを登りながら荒地山を周回コースで巡るプランです。
高座の滝→ゲートロック(岩登り)→地獄谷→Aケン岩(岩登り)→万物相→キャッスルウォール(岩登り)→荒地山→岩梯子→高座の滝。毎度欲張って岩を熱心に登って行動時間がとても長くなってしまうのですが、今回もやはり各岩を2回づつで登り込み感満載!そもそもロックハイクというネーミング自体、僕が勝手に作った造語なのですが最近不釣り合いな気もしてきたので「ロック過ぎるハイク」に変えた方が良いのでは?と思い始めているこの頃です。ということで素晴らしい晴天☀に恵まれた最高のハイキング?日和の一日、ガッツリ9時間頑張り倒して(違う!楽しみ倒して)いただきました🔥


ハイキングらしく?高座の滝を見物しながらロックハイクのスタートです。




先ずは1番目の岩場のゲートロックを登ります。
登っては下りて、ラインを変えて2回づつ


ゲートロックを後に、地獄谷を遡行していきます。
とても小ぶりな谷ですが、ちょっぴり沢登り気分も味わえて楽しく登っていきます。


続けて2番目の岩場のAケン岩を登ります。
ここもやはり登っては下りて、2回づつ


綺麗過ぎる青空の下、Bケン尾根を登っていきます。


スヌーピー岩
ネームプレートまで設置されていてちょっと有名になりつつあります。
僕が剱岳に名付けた「セドリック岩」はもう10年位は経つのに一向に広がる感じがありませんが・・・


因みにセドリック岩
ネーミングの由来については、文章にするとやたらと面倒臭く思われそうなので気になる方は命名者に直接ご確認ください。






続けて3番目の岩場、キャッスルウォールを登ります。
登って下りて、ここもやはり2回づつ。






下りは皆さん順番で懸垂下降






本日最後、4番目の岩場、ブラックフェースを登ります。
ここは1回だけにしてザックを背負ってそのまま荒地山に繋げて登りました。


美し過ぎる神戸の海を眺めながら一休憩。
サンフラワーが停泊しているのが小さく望めます。下山したらこのまま別府にでも旅立ってしまいたい気持ちになってしまいました🚢


高座の滝からスタートして約7時間半、ようやく荒地山に登頂です。
上高地を出発して穂高の稜線に登るようなボリューム感です。

下山はハイキングらしく?一般登山道を辿ってノンビリ下山。


「今日は全然ネコちゃん見なかったですね」と話しながら下山していると、なんと木の上にネコちゃんが一匹! 思わずヒョウかと見間違えそうでした! ってそんなことあるかい!
木下(きのした)サーカス、ならぬ木上(きのうえ)サーカス!
芦屋ロックガーデンに住むネコちゃん達は全て名前があると聞いたことがありますが、この子がもしナナなら「木の実ナナ」やん!と心の中では思いましたがしょうもな過ぎて言葉には出せませんでした。中島美嘉のナナではありません!あくまでも木の実ナナです。ハイ!
という訳で沈みゆく夕陽を眺めながら下山して本日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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