熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 中央アルプス 宝剣岳、木曽駒ヶ岳

2021-09-29 09:05:24 | ガイド山行/一般登山
9月27日~28日は、個人ご依頼で中央アルプスの宝剣岳、木曽駒ヶ岳周辺をガイドしてきました。

中央アルプスのメインエリアともいうべき一帯ですが歩き方やコース取りによってはとても奥深く楽しむことができます。今回は宝剣山荘に泊まってノンビリ、ノンビリと紅葉を満喫しながらの「ゆる登山」を楽しんでいただきました。


初日は千畳敷に上がって極楽平~宝剣岳~宝剣山荘のコースを辿りました。
紅葉目当ての大勢の登山者、観光客で賑やかな千畳敷でしたが意外にもガスに覆われて折角の紅葉が今一つな感なのがちょっと残念です~


稜線に上がると時折ガスが抜けて宝剣岳が岩々しい姿で迎えてくれています。


でもガスがかかると急に恐ろしい姿に変貌します。




鎖は沢山ありますが油断はできません。危ない箇所も多いのでロープでしっかり確保しながら行動していただきました。


宝剣岳登頂! おめでとうございます!


北側の岩場も無事に下り終えてホッと一呼吸。天狗岩を望みます。
天狗岩という名前ですが角度を変えると完全にワンちゃんの横顔ですヨ! 大きな垂れ耳まであるし!


越えてきた宝剣岳を振り返ります。やはりカッコイイ鋭鋒ですね。


今回のお宿の宝剣山荘


山荘に着いて時間もあるので山を眺めながら珈琲ブレイクを楽しみました。
和合山をバックにお客様から頂いた「富士山御蔭餅」と共に。


翌朝はとても美しい朝焼けではじまりました。

この日は濃ヶ池を回ってから一旦八合目まで下って、それから木曽駒ヶ岳をめざしました。


広大なカール地形に広がる紅葉


濃ヶ池周辺はそろそろ紅葉のピーク


濃ヶ池からの逆さ宝剣


お客様から頂いたカヌレと共に濃ヶ池の静かな池畔で珈琲ブレイク


濃ヶ池を後に稜線めざして進みます。やはりどこもかしこも紅葉三昧です。


八合目に出てそこからは木曽駒ヶ岳めざして稜線を進みます。
右奥に木曽駒ヶ岳。
木曽駒というと千畳敷からの往復というのが殆どですが、かと言って麓から歩くとなれば流石の大変なコース、という訳でこのコースであればちょっと本格的な雰囲気を楽しみつつもとても手軽に?楽しめる僕のお勧めの大好きなコースなのです。とは言いつつも物凄く久しぶりに歩いたのですが・・・。
勝手に『日本の山、素晴らしいコース再確認宣言なのです!』ハイ!


木曽駒ヶ岳登頂! おめでとうございます!
登山者でごった返していてそれまでの静かで快適な登山気分が吹き飛んでしまいましたが、それでも山の上は良いですね。
この後、宝剣山荘を経て千畳敷に下山して今回の2日間の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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西上州の山 妙義山 筆頭岩南稜と・・・

2021-09-29 08:23:52 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月25日~26日は、西上州の山をガイドしてきました。

元々は北アルプスの明神岳東稜の予定でしたが最近発生した地震の影響を考慮して行き先を変更して西上州の山に向かいました。
初日は妙義山の筆頭岩南稜へ。朝から小雨が降っていましたが止むのを待って登山開始。青空こそ望めませんでした快適に登攀を行うことができました。翌日は南牧村の碧岩西稜の予定でしたが当初の予報から大きく変わってまさかの雨!止む気配もないので結局取りやめになって今回の山行を終了しました。

初日、先ずは筆頭岩へ。


中之岳神社駐車場から望む筆頭岩


一見するとどこから登るのか?と思ってしまう尖峰ですが近づくにつれだいぶ姿が変わってきました。




南稜の岩稜をグングン登っていきます。
但し最近大きな浮石が多くなっているので慎重な行動が必要です。
なぜなら登攀に危険なのは勿論ですが、なによりも足元、真下は交通量の多い道路だからです。キャイ~ン!


妙義の山麓を眺めながらの気持ち良い登攀が続きます。




ハイライトともいうべき物凄いナイフリッジの通過です。


最後の岩稜を登ります。


筆頭岩頂上~ 
こういう標識があると、おまけに平仮名で書かれていると何となく和みます。


下りは迫力の懸垂下降です。
最近この懸垂ラインもかなり大きな浮石が沢山あってライン取りには十分な注意が必要ですね。
なにはともあれ無事に下山し終えて先ずは筆頭岩終了~。

この日は翌日の碧岩に備えて妙義山近くに宿泊。
しかし・・・朝起きてみて愕然・・・ しっかり雨。とりあえず登山口まで向かってみましたが望みがなさそうなので中止にして今回の山行を終了しました。
半分成功、半分残念でしたが一応2日間お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。







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姫路 雪彦山 地蔵岳 東稜

2021-09-24 08:05:16 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月23日は、雪彦山 地蔵岳東稜をガイドしてきました。

天気に恵まれて、岩も良く乾いていて快適に楽しんでいただくことができました。


雪彦山の岩場全景


1ピッチ目。朝一の登りだしは未だ体が馴染んでなせんがそれでも丁寧に上手く登ってこられます。


2ピッチ目になって高度感にもだいぶ慣れて動きが良くなってきました。


ヘッドウォールを望みます。


最後のフェースに取付きます。


急傾斜のフェースですが慎重にじっくり登ってこられて見事クリア!


地蔵岳山頂に出て登攀終了~
やっぱり山頂に出るクライミングは最高に楽しいですね!

一日お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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個人ガイド 鎌倉峡~百丈岩

2021-09-22 09:05:16 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月21日は、個人ご依頼で百丈岩周辺を辿るコースをガイドしてきました。

プチバリエーションルートの鎌倉峡を遡行して、ハイキングコースを辿って百丈岩へ。最後は岩登りで締めくくる変化に富んだコースで巡りでした。




所々岩場をへつったり、河原を歩いたりコンパクトですが渓谷歩きを楽しみながら上流をめざします。


瀞もあったりでノンビリ楽しみながら遡行しました。


遡行を終えてからはちょっと長めのハイキングを経て百丈岩山頂へ。




最後は軽く岩登りでした。東稜を2ピッチで登ります。


百丈岩のシンボル、ローソク岩を眺めながら下山。
真夏に逆戻りの暑い一日でしたが水流の涼しい瀬音と易しい風に助けられてやっぱり秋だなぁ~という思いを感じながらの一日山行でした。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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個人ガイド 北アルプス 前穂北尾根、ジャンダルム飛騨尾根

2021-09-22 08:36:38 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月13日~16日は、個人ご依頼で穂高のバリエーションルート2本を継続するガイドでした。

昨年は中止としたので今年は仕切り直しのリベンジ山行でした。
4日間全て天気に恵まれて最高の山行ができて良かったですね。


スッキリ穂高連峰を眺めながら気持ち良い入山です。


涸沢から望む前穂北尾根。


4峰。岩ボロ過ぎて北尾根では最も神経を使う箇所だと思っています。


3峰。


昨年の地震で岩が脆くなっている箇所が多く十分に注意しながらの登行です。


3峰チムニー


チムニー右のラインを登ります。


2峰。


前穂高岳登頂! 北尾根完登おめでとうございます!


吊尾根からの前穂北尾根。ちょうど5峰から上部の登ったラインが綺麗に望めました。


翌日はジャンダルム飛騨尾根へ。


飛騨尾根取付きめざしてボロガレ沢を下ります。


飛騨尾根に取付いて、まるで天に突き上げるような鶏冠状岩稜を越えていきます。


高度感もタマリマセン!




次々と現れる鶏冠状岩稜


天気も最高なのでとても気持ちよくグングン登っていきます。


いよいよジャンダルム直下まできました。


ジャンダルム登頂! おめでとうございます!
最高のジャンダルムでしたね。


最高の気分に浸れたのも束の間? 天狗沢を経て岳沢までの下降にはなかなか疲れさせられましたね。


岳沢に泊まって翌朝ノンビリ下山。
上高地に下山してきて改めて穂高連峰を眺めます。
4日間大変お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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