熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

日帰り版 八ヶ岳 阿弥陀岳 北稜

2017-03-31 12:24:52 | ガイド山行/雪山登山
3/25は、日帰りで阿弥陀北稜ガイドでした。
数日前に降った大雪後の晴れということで雪崩の心配も多く北稜ルート上では問題なく登ることが出来ましたがアプローチ、下降ルートなど全体を通して状況を注意深く見ながらの登山でした。


北稜核心部へ向かって登っていきます。


下部灌木帯の急斜面を登ります。


北稜核心部の岩稜に取付きます。




中間部の雪稜個所の迫力ある登り。


クライマックスのナイフリッジを慎重に進みます。


阿弥陀岳山頂登頂! Kさんにとっては初めての八ヶ岳バリエーションルートからの登頂。おめでとうございます!
素晴らしい晴天に恵まれて、憧れのバリエーションルートに登ることが出来て本当に良かったですね。
お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。

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山行中止週間

2017-03-27 12:46:45 | うんちく・小ネタ
山行中止が続いた一週間だった。
22日~23日に予定していた阿弥陀岳南稜は21日に丸一日降り続いた大雪の翌日ということで雪崩の危険を考慮して中止、また26日のサギダル尾根~宝剣岳は当日早朝からのまとまった降雪により雪崩をはじめ様々な危険を考慮してやはり中止、結局唯一催行できたのが25日の阿弥陀岳北稜のみとなってしまった。これさえも阿弥陀岳山頂からの下降はノーマルルートとはいえまだ不安定な雪面に雪崩発生の可能性を考慮しながらの少々リスクの高い下降だった(23日には硫黄岳 赤岩の頭直下で雪崩が発生してコースがデブリに覆われてしまったとのこと)
まあこういう一週間もあるのかなという気持ちでいるのだが、「人の命を預かる」山岳ガイドという仕事について改めてその難しさ、厳しさを考えてしまうこの頃です。

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個人ガイド 八ヶ岳 阿弥陀岳 北稜

2017-03-24 13:11:42 | ガイド山行/雪山登山
3/20~21は個人ご依頼で阿弥陀岳北稜ガイドでした。

元々は公募企画で乗鞍岳ガイドの予定でしたが、キャンセル者が出てお一人様のみとなってしまったので個人ガイドに切り替えて更に八ヶ岳に転向しての山行となりました。




最高の晴天の下、阿弥陀北稜をめざします。


下部の急傾斜を登ります。


上部岩稜を登ります。サクサクと登ってこられます。


北稜のクライマックス、ナイフリッジを慎重に慎重に進んで・・・。


阿弥陀岳登頂! おめでとうございます! ご自身にとって初めての冬の阿弥陀岳山頂、それもバリエーションルートから登ってしまいました。


ノーマルルートを下山ですが、なかなか難しい気の抜けない下りが続きます。


中岳からの阿弥陀岳。八ヶ岳随一の峻峰ですね。

とても楽しく登れた2日間でした。
お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。

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八ヶ岳 赤岳 南峰リッジとアイスクライミング体験

2017-03-24 12:55:32 | ガイド山行/雪山登山
3/18~19は、南峰リッジをガイドしてきました。


先ず初日はアイスキャンディーを使ってアイスクライミング体験。アイスクライミングが全く初めてのGさん、緩傾斜から登り出して最終的にはバーティカルアイスまで経験していただきました。


翌日は今回のメインの南峰リッジへ。


今回は氷化した個所が多く、アイゼン、アックスを確実に突き刺しながらの真剣度の高い登りが楽しめました。


核心部のチムニーを突破!


上部のナイフリッジを登ります。


赤岳登頂! 多くの登山者で大混雑の山頂でしたが、南峰リッジでは先行の1パーティーのみの静かな登行。
ダイレクトに登り詰めて登頂という感動的な登攀でした。


赤岳を返り見ながらの下山です。天気にも恵まれてとても充実した2日間の登山でした。

ご参加ありがとうございました。

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北アルプス 西穂高岳 氷雪技術講習登山

2017-03-13 09:02:22 | ガイド山行/雪山登山
3/11~12は、西穂高岳の講習登山のガイドでした。

晴天に恵まれた週末は多くの登山者で大賑わいでした。


西穂の名物 雪ダルマ君


初日は稜線に出て技術講習です。緩急、軟雪、堅雪、岩場・・・ 様々な場所を使って反復練習。


西穂高岳へ至るコースも望め、明日の登山への期待が高まります。


2日目はいよいよ西穂高岳をめざします。先ずは独標をめざします。


ピラミッドピークから西穂高岳を望みます。


西穂高岳山頂へのクライマックスの登り。


西穂高岳登頂! おめでとうございます~! 確実な動作でサクサクと登頂です。
早朝出発組の大混雑を避ける為にゆっくり目に出発としたので一部箇所で混雑した以外は落ち着いて登ることが出来ました。


山頂からの乗鞍岳方面。何度見ても、いつ見ても溜息が出るほどに美し過ぎる「まさに日本の絶景」


登ってきたコースをそのまま下る訳なのでより慎重な行動が必要です。一歩一歩、一突一突、確実な動作で下山しました。


入山時には見ることが出来なかった西穂高岳の全景を望むことが出来ました。あの稜線を登る、下ってきたことを思うと感慨深い時です。

ご参加頂いたお二人様、とても良い登山が出来ましたね。大変お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。


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