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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

アイゼン・ピッケルワーク講習(ステップ1/入門技術編)

2022-12-26 09:50:18 | 講習
12月24日は、宝塚の蓬莱峡でアイゼン・ピッケルワークの講習を行いました。




クリスマスイブの24日! 集合場所の宝塚駅はクリスマスツリーも飾られて如何にもクリスマス色が満載でした。
そんな煌びやかな街景色を後にクリスマス感ゼロの蓬莱峡へ。
やはりクリスマスとは無縁な山男、山女のみなさん(?)で溢れていました。
入門技術ということでアイゼン装着前の足回りに関することから始めて、雪山用登山靴の適した履き方、靴紐の締め方などの基礎の基礎的なこと、それからアイゼンのサイズ調整や確実な装着方法、バンドの処理などなど「雪山は行動に入る前の準備こそが特に大切」なので、そういった下準備的なことを一通り行ってから基本的な立ち方、歩き方、フラットフッティングでの登り方、下り方、そしてフロントポインティングを使った登り方、下り方、そして後半戦で実際の雪山登山を想定した雪山スタイルでの行動練習をして締め括りました。毎度のことですが今回もなかなか密度の濃い講習でした。


多くの登山者が雪山に向けた練習に励まれていました。






基本的な歩行技術を終えて徐々に急斜面に対応した練習を繰り返していきます。


後半は前半で練習していただいた技術のおさらいを兼ねて実際の雪山を想定した行動をしていきます。


荒々しい岩肌が広がる蓬莱峡。ここから雪山への第一歩が始めるのです。


前爪を使ったフロントポインティング技術で急斜面も落ち着いた安定した動作で下ってこられます。
今日、初めてアイゼンを履いて歩くとは思えないくらい上手に行動できるようになりましたね。
一日しっかり頑張っていただきました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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個人ガイド 横谷の岩場 ゴジラ岩

2022-12-22 09:26:36 | ガイド山行/バリエーションルート登山
12月21日は、前日に引き続き個人ご依頼で横谷の岩場をガイドでした。


ゴジラ岩を中心にゆったり、ノンビリと楽しんでいただきました。


所々崩壊も見られるゴジラ岩は完全にフリーで登るとなかなか本格的で楽しめるルートです。
もちろん登り方は人ぞれぞれで良いと思いますが。


少々悪戦苦闘しながらもなんとかクリアしてこられます。


岩峰を越えて行く楽しみをワクワク感を味わいながら登っていきます。


露出感があって格好いいショットです!


岩場は続くよどこまでも~ という訳ではありませんがノンビリ楽しみながら登るには最高です!


最後の岩稜を越えてこられて登攀終了~


岩湧山と横谷の集落
この後、下山してこの日の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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個人ガイド 横谷の岩場 奥立岩

2022-12-22 09:07:23 | ガイド山行/バリエーションルート登山
12月20日は、個人ご依頼で奥立岩をガイドしてきました。

普段のクライミング三昧という訳ではなく、バリエーションルート的にプラスアルファでちょっとクライミングも合わせた感じでアルパイン的に楽しんでいただきました。
急激な寒波で低山のここ奥立岩も所々雪がありましたが、陽が当たる岩場は良く乾いて快適に登ることができました。


正面壁、右奥壁を眺めながら左リッジを登ります。
テラスには所々雪が見えますね。




下部壁を易し目のラインから登ってピークをめざします。
良く乾いてて快適、快適~


右奥壁をめざします。
それにしても良い天気ですね。


右奥壁に取付きます。
取付点には雪がありましたがルート上は快適そのもの!




景色を楽しみながらノンビリ、ノンビリと登ります。
ここを登って取りあえず登攀は終了~


横谷の集落を眺めながらノンビリ下山してこの日の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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アイゼン・ピッケルワーク講習(ステップ2/中級技術編)

2022-12-22 08:29:24 | 講習
12月18日は、京都 金毘羅山でアイゼン・ピッケルワーク講習でした。

今シーズン6回目の講習。
「雪の無い場所でやっても意味がない」と思われる方も多いようですが、いえいえ雪の無い場所だからこそ安全でマイルドな環境下で必要な技術を落ち着いてしっかり身に着けることが出来るのです。そしてその次の段階に実際の雪の上での行動をすることで「生きた技術」にしていくことが必要なのです。これは本来ずっと長年にわたって行われてきた伝統的練習方法なのです。
すなわち「雪の無い所でできないことが、雪のある所でできるはずがない!」のです。


今回も雪の急斜面を想定したの登下降練習から開始です。
地味な練習の繰り返しですが、「物事を習得する」「身に付ける」というのは本来そういうものなのです。


場所を変えて今度は岩場の登下降の練習です。
低い安全な場所を使ってあくまでも地味な練習の繰り返しです。


だいぶ安定して登り下りできるようになってきたので少々高い場所までトップロープでの登下降の練習です。


前半の反復練習を終えて後半戦開始。
荷物を背負って雪山スタイルで実際の雪山を想定した登行を開始。
岩稜を登っていきます。


途中の小岩壁ではまたトップロープでの登下降の反復練習です。




岩尾根の最後は本日の総決算的に敢えて急なラインから。


青空の下の大原の里。
今までにいったい何百回この景色を眺めたことでしょうか。


下山もやはり練習しながらの下降です。
下山だというのに急な斜面や岩場を登ったり下ったりトラバースしたりしながら・・・ そして最後の岩場を下降し終えて本日の講習を修了~
朝から夕方まで今日もやっぱりガッツリでした。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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アイゼン・ピッケルワーク講習(ステップ2/中級技術編)

2022-12-15 09:03:56 | 講習
12月14日は、京都の金毘羅山でアイゼン・ピッケルワーク講習を行いました。

朝は寒く一時小雪が舞うこともありましたが、どんどん天気が良くなって穏やかな一日でした。
基本的なことから始めて徐々にレベルを上げていき繰り返し繰り返し反復練習。朝から夕方までしっかり練習していただきました。


氷雪の急斜面を登り下りする練習から開始です。


岩場に移動してアイゼンでの立ち込みの練習です。
とにかく繰り返し繰り返し反復練習です。


だいぶ上手に動けるようになってきたのでトップロープに切り替えて登り下りの反復練習です。
9時に開始して11時半。ここまでやって前半終了~


後半はザックを背負って実際の雪山スタイルで山頂(ワイケンの頭)めざして登っていきます。


途中の小岩壁でまたもやトップロープに切り替えての登り下りの練習。






山頂直下は少し難し目のラインから登ります。


大原の里。もう冬です。


下山も単に「トレール」を辿って下るようなことは致しません!
トレールを外して急な斜面を前向きや後向き、トラバースなど雪上に現れる様々な動作を想定した行動をしながらの下りです。


またまた岩尾根に戻って岩場をクライムダウンを交えながら下っていきます。


最後の岩場を下り終えて終了~
よく頑張っていただきました。大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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