熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

南アルプス 甲斐駒ヶ岳

2012-04-30 11:00:37 | ガイド山行/雪山登山

4/28~29は、GW第一弾の山行で甲斐駒のガイドでした。



昨年の同時期も同じく甲斐駒でしたが、強風・吹雪の中での昨年とはうって変わって快晴、初夏のような天候の下での登山でした。 こういう天候の下では雪の腐りが心配事。ということで3時前の早朝に出発して腐り雪にも殆ど苦労させられることなく順調に登ることができました。



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駒津峰から望む甲斐駒ヶ岳。雪が随分と少ないですね。



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甲斐駒ヶ岳登頂のIさん。 早朝から気合十分で登りました。まだ7時半!398



アサヨ峰、北岳~間岳、塩見岳・・・ 素晴らしいの一言!



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仙丈ヶ岳を見ながら同じコースを下ります。 さすが甲斐駒ヶ岳。山が大きいだけに赤岳などよりも体力の要する山ですが、それだけに満足度も大きいでしょう。 とても密度の濃い登山が楽しめた2日間でした。



今シーズンの雪山も残り少なくなってきましたが、まだまだ楽しめます!






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岩場行動技術講習(基本技術編)

2012-04-26 04:33:34 | 講習

4/25は、大原で岩講習でした。 遠路愛知県からご参加のTさんはこのような岩登り的なことは初めてとのこと。 まずは初歩の初歩からスタートして徐々にレベルアップ。あくまでも基本に忠実に落ち着いた動作で反復訓練。最初は「エ~!!」と驚かれていた岩壁まで登れるようになりました。そうです!このこそ一般の登山では味わえない「タッセイカン



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垂壁もスイスイ懸垂下降です。




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北アルプス 西穂高岳と氷雪技術講習

2012-04-22 23:40:00 | ガイド山行/雪山登山

4/21~22は、西穂高岳のガイドでした。今回は東京のKさん、石川のNさん、それぞれ遠方からご参加のお二人でした。



週末になると天候の崩れるパターンの多い今シーズン。今週末もやはり・・・という感じでした。



岩と雪がミックスした西穂の稜線は完全に森林限界での行動になり、当然天候が最大のカギです。今回は午前中の早い時間から天気が崩れる予報。それでは「天候が崩れる前に登って戻ってこよう」ということで、西穂山荘を3時過ぎに出発して西穂高をめざしました。



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日の出前、まだ4時半過ぎのピラミッドピークから西穂高山頂を望みます。



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ハイペースで登ってきて疲れの出る頃、いよいよ山頂直下の雪壁を登ってくるお二人。



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西穂高山頂から返り見る西穂高の稜線。



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眼下に上高地、そして対岸の霞沢岳。意外にも360度のパノラマを望むことができました。



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かなりのハイペースでしたが頑張って山頂に立ったお二人。お疲れ様でした。



この後、雨雪に遭うことなく登山を終えることができました。  



下山後、西穂山荘から携帯に連絡が入り、なんと私達が下山したロープウェイの1本後以降は強風により運休になってしまったとのこと! ギリギリセーフ!なんとも恵まれた山行でした。








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トレーニング

2012-04-17 20:14:14 | プライベート

時間のある時は自分の登山の為に必要なトレーニングを行うようにしています。今日は近くの里山のハイキングコースを使ってのトレラン。 

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走っている時は集中して一生懸命に走っているのであまり気付きませんでしたが、帰り支度をしながら回りを見渡すと桜やミツバツツジが満開で花盛りでした。くたくたに疲れていてもホッと癒されるものです。


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岩場行動技術講習(実践技術編)

2012-04-17 08:50:49 | 講習

4/15は、前日の講習のさらに発展系の実践技術編。実際のバリエーションルートを想定して全装備で登り、下り、歩き回りました。ハッキリ言ってこのような訓練を積んでいると北鎌尾根や前穂北尾根、源次郎尾根、などのレベルのルートは易しく感じるくらいになるのです。



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昨日の基本技術編に引き続き参加のIさん。非常に急な岩壁ですがやはり登山靴で登攀します。



なぜ、敢えて「登山靴」を履いて「全装備」を担いで登る、このような訓練を行うのか? それは必要だからです。実際の山岳地域においては全装備(或いはアタック装備)を背負って登るのは「当たり前」です。また歩行を中心とした尾根系のバリエーションルートの場合は登山靴で登るのが「当たり前」です。その為の必要なことを身に付ける為に訓練を行うのです。さらに標高の低いゲレンデよりも3000m級の山岳地の方が気象条件、ルート状況などの環境が厳しくなるのは「当たり前」です。だからこそ実際の山岳地での登山よりもレベルの高いことをしておいてこそ丁度良くなるのです。 これはどんなスポーツにおいても当然に行われていることです。試合よりも練習の方が「辛い」、「厳しい」というのは当たり前に行われていることですね。 



『下で出来ないことは、上では出来ない』のです。








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