熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 四国 剣山~三嶺~天狗塚縦走

2022-10-29 11:51:57 | ガイド山行/一般登山
10月25日~27日は、個人ご依頼で四国の剣山~三嶺~天狗塚縦走のコースをガイドしてきました。

「四国一美しい縦走路」と言われる剣山~三嶺縦走コース。日本を代表する縦走コースの一つとしても親しまれています。
今回は更に足を延ばして天狗塚まで縦走するという完全踏破コースでした。この三嶺~天狗塚間こそ本当の意味で「四国一美しい縦走路」ではないかと個人的には思っています。
初日は剣山が初雪、初冠雪に見舞われ寒い寒い登山開始となりましたが、メインの縦走日の2日目、3日目は良い天気に恵まれてこの四国一美しい縦走路を目一杯楽しみながら歩いていただきました。長丁場のコースでしたが四国の山々の雄大さと美しさに存分に浸りながらの3日間でした。


雨上がりの剣山登山口。長い縦走のスタートです。


山頂近くになると積雪と樹氷が現れました。


剣山山頂ヒュッテには可愛い雪ダルマ。

山頂ヒュッテに早めに着いたので翌日からの縦走に備えてノンビリ、ノンビリとマッタリタイムです。
前回は2014年に泊まったので何と8年ぶりの宿泊です。


菊正宗、徳島県減算の「すだち」を使ったバージョンです。初めて呑みましたがものすごく美味しくて2合いただきました。


地の物をふんだんに使った美味しい夕食。満足満足でした。


翌朝は凍結を警戒して少しゆっくり目の出発。
山頂周辺の木道は雪で真っ白でした。


真っ白景色、ガスガスの剣山登頂。いよいよ縦走スタート。


続いて次郎笈登頂


樹氷とササ原の稜線。遥か右奥に三嶺を望みます。


丸石から越えてきた剣山(左)と次郎笈(右、正面)を振り返り眺めます。


めざす三嶺を眺めながら延々と続くササ原を進みます。


オヤマリンドウの綺麗な花が咲いていました。


平和丸山頂。変わった山名


三嶺へ最後の登り


遂に来ました。三嶺登頂! おめでとうございます!


今夜の宿は三嶺ヒュッテ。
山上の池と共にまさに天空の楽園的景観が広がります。


3日目最終日。ヒュッテ前から神々しいまでのご来光を迎えます。


再び三嶺山頂に立ってから天狗塚へ向けて縦走開始。左奥に美しい三角錐の天狗塚をめざします。


どこまでも続くササ原を天狗塚めざして進みます。


振り返ると越えてきた三嶺、そして遥か遠くに剣山と次郎笈を望みます。


天狗塚がだいぶ近くなりました。


天狗塚直下を登ります。
この後、すぐに今回最後の山頂の天狗塚登頂!したのですが、なんと山頂の写真を撮るのを忘れてしまいました・・・
なにはともあれ長い縦走、よく頑張って踏破しましたね! おめでとうございます!


天狗塚山頂を後に久保集落まで下山して今回の山行を終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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岩登り・ロッククライミングを楽しむ会(六甲 芦屋の岩場)

2022-10-24 09:14:35 | 講習
10月23日は、六甲山 芦屋の岩場で岩登り・ロッククライミングを楽しむ会でした。

素晴らしい秋晴れのクライミング日和でした。
基本的に緩めにクライミングを楽しんでいただくことをコンセプトとしていますが、皆さん熱心に励んでいただき様々なラインから果敢にチャレンジされていました。緩めというより朝から夕方までかなりガッツリ登り込みの一日でした。


少し久しぶりのキャッスルウォールです。


ロープを2本張って好みに合わせて様々なラインから登ります。


最後の〆に皆さんでキャッスルウォールのテッペンを目指して登ります。


海も綺麗に見渡せてクライミング日和でした。六甲ってやっぱりいいなぁ~という気分です。








最後は順番に懸垂下降で下り立って終了~ 
よく頑張って沢山登りましたね~
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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個人ガイド 海谷山塊 駒ヶ岳~鬼ヶ面山~鋸岳縦走と明星山

2022-10-16 13:05:53 | ガイド山行/一般登山
10月14日~15日は、新潟県糸魚川市に位置する海谷山塊縦走と明星山をガイドしてきました。

一般登山路の中でも難路コースとされていてマニアックさ、ワイルドさ満点の如何にも「ザ・これぞ登山」といった山行ができる山々です。
特にこの縦走コースは今までに10回ほどガイドしていますが、僕的には穂高の大キレットコースや戸隠山のP1尾根~西岳縦走、表妙義縦走等のコースと同等レベルと考えています。

今回は元々公募プランでしたが個人ガイドに切り替えて日程を一日前倒ししての実施でした。
紅葉真っ盛りの土曜日というのに入山から下山まで他に誰一人に出会わない静かな静かな海谷の山を楽しむことができました。


初日は足慣らし?を兼ねて明星山に登りました。
足慣らしとは言い難いちょっと侮れない大変さもあります。


明星山の登路から翌日にめざす海谷山塊 駒ヶ岳~鬼ヶ面山~鋸岳を望みます。
少し雲がかかってスッキリは見渡せませんね。


明星山登頂! 
おめでとうございます!


下山はコースを変えて竜護尾根から下山。
紅葉に彩られた尾根上に林立する石灰岩の岩々に感動させられっぱなしで下山です。


翌朝はメインの海谷山塊、先ずは駒ヶ岳をめざします。
糸魚川市街地と左奥に三角錐の山容が美しい青海黒姫山を眺めながら登ります。


駒ヶ岳登頂!
おめでとうございます!
山頂に立ってやれやれ と言いたい所ですが、ようやく本日の行程の3分の1、縦走のスタート点です。


激下りと激登りで中間峰から次なる鬼ヶ面山をめざします。


鬼ヶ面山登頂!
2山目おめでとうございます!


この先もウンザリするくらいの数の大小のピークを越えて行きます。


キレットに取付きます。


長い、ボロボロのハシゴを登ります。


まだ綺麗なマツムシソウの花が残っていました。


紅葉に染まった稜線


ようやく鋸岳直下まできました!


鋸岳登頂!
3山縦走おめでとうございます!


暫しの休憩の後、雨飾山荘へ向けて下山開始。
まだまだ気が抜けない難しい下りが続きましたが無事に下山し終えて今回の山行を終了しました。
長く大変な大変なコースでしたが本当によく頑張ってくださいました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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八ヶ岳 阿弥陀岳南稜(P3岩稜直登ルート)

2022-10-13 12:31:18 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10月12日は、八ヶ岳 阿弥陀岳南稜をガイドしてきました。

八ヶ岳を代表するバリエーションルートの南稜。夏冬問わず人気のルートです。
南稜のシンボルとも言うべきP3の岩峰を通常は巻道を辿って通過してしまうのでそれでは勿体ない。というわけで折角なので岩稜直登ルートから登ることにしています。
時々青空が見えることもありましたが基本曇り空の一日でしたが、高曇りなので景色は最で遥か遠くの山々まで望め、また紅葉具合も丁度良く登行を楽しむことができました。


林道歩きを経て南稜に取付きます。
「この先一般ルートではありません」と敢えて書くくらいならこんな立派な標識を立てる必要ないと思うのですが・・・


かなり良いペースで登ってアッサリ立場山の山頂です。


南アルプスの北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳を山々を眺めます。


青ナギと阿弥陀岳。必ずと言っても良いくらいに搭乗する南稜の代表的景観です。


権現岳とギボシを眺めます。
紅葉前線といった感じです。


赤岳を見上げます。天狗尾根のシンボル、大天狗の鋭い岩峰が際立っていますね。


阿弥陀岳南稜の核心部めざして登ります。


P3を見上げます。左のリッジが岩稜直登ルート。


岩稜に取付きます。




岩稜を登ってこられます。


P3を順調に登り終えて、続くP4の山頂に立ちます。ここも通常は巻いて通過しますが展望が良く休憩にも適したなかなか素晴らしい山頂なのです。


阿弥陀岳登頂! おめでとうございます!
誰にも出会わない静かな南稜から登って来ていきなり登山者が沢山で賑やかな山頂でした。


この後、御小屋尾根を下って登山口に帰着。
今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。








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個人ガイド 八ヶ岳 稲子岳 南壁 左カンテ

2022-10-13 12:10:27 | ガイド山行/バリエーションルート登山
10月10日から11日は、個人ご依頼で稲子岳南壁をガイドしてきました。

初日は晴れの特異日といわれる10月10日ですが朝から生憎の雨。
登山口到着時はしっかり本降りの雨でしたが車内で暫し待機していると雨も止んできたので予定通り黒百合ヒュッテをめざして出発。
結局雨には遭わずに黒百合ヒュッテに入ることができました。
ヒュッテ到着後は近くに岩場で足慣らしのクライミングを予定していましたが雨後なので流石に止めにして小屋内でロープワークなどを練習していただきました。
翌日は秋晴れ! しかし西風が非常に強く稲子岳南壁では指先の冷たさを我慢したり温めたりしながら登りました。
それでも陽射しと絶景に助けられて楽しく登ることができました。


黒百合ヒュッテ、紅葉シーズンですね~


青空が気持ち良いですが、なにしろ風が冷たい~
左カンテに取付きます。


紅葉した樹々を足下に登れるのは気持ち良いですね。


グングン登ります。と言いたいところですが、とにかく浮石が多く一つ一つのホールドを確認しながら登ります。




登るにつれ素晴らしい高度感が広がります。


クライマックスが近付いてきました。


左カンテを順調に登り終えて稲子岳山頂から天狗岳方面の展望を楽しみます。
あれだけ吹き付けた強風もスッカリ止んでいてノンビリした長閑な山頂でした。


下山時に天狗岳方面の展望台に寄り道して稲子岳南壁を眺めました。
この後、ノンビリ下山して今回の2日間の山行を終了しました。

お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。








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