３/６～８は、関西在住のHさんのご依頼で西穂高岳にいきました。
毎度お馴染み、独標から望む西穂岳方面の景色。
今回は平日ということもあり独標手前からはトレース無し。前日の雨の影響で稜線はガチガチにクラストした斜面と化していました。
今回はピラミッドピークまでとなりましたが、ここまででも登り応え抜群の西穂稜線です。次は西穂高山頂に立ちましょうね！
復路もやはりクラストした稜線を慎重に慎重に下りました。
今回はピラミッドピーク登頂となりましたが、あちこちで寄り道？をしてはアイゼン・ピッケルワークをみっちり訓練していただきながらの登山でした。 以前とは比べ物にならないくらいに上達されているHさん。上手くなりたいという思いと実践の賜物ですね。
３/３～４は、愛知県と山口県からそれぞれご参加のお二人をご案内しての赤岳ガイドでした。 今シーズン既に何泊したのでしょう～！ というくらい赤岳鉱泉に泊まっての八ヶ岳登山です。
この赤岳企画の売りはなんといっても『氷雪技術講習』。「単に赤岳に登れれば良い」というものではなく、歩行技術から少し登攀的な動作までかなり確実でしっかりした技術を身に付けていただくことにこそ力を入れるようにしています。
初日の赤岳鉱泉到着後、いつもどおりスタッフにお願いして夕飯を一番最後の順番にしてもらい早速屋外へ。鉱泉周辺の斜面等を使ってみっちり３時間半の訓練をしていただきました。
翌日はいよいよ本番の赤岳向かって登山です。 地蔵尾根から望む阿弥陀岳の姿にはいつ見ても魅せられますね。 僕的には八ヶ岳で最も格好良く風格のある山だと思っています。
敢えてトレースを外し、急峻な斜面を選んで、自分のステップを刻みながら登っていただきました。なぜならそういう箇所で必要とする動作にこそ「アイゼン・ピッケルワーク」が生きてくるからです。
快晴の赤岳に立つお二人。富士山はじめ南アルプス、北アルプスなど３６０度の素晴らしいパノラマに恵まれた赤岳でした。
３/１～２は、岐阜県に在住のお二人様グループのご依頼で赤岳鉱泉をベースにしての硫黄岳のガイドでした。
初日は雪上技術講習を兼ねて足慣らし散策に出掛けました。赤岳鉱泉周辺の最高の展望地といえば「中山展望台」。特に夕暮れ前の時間帯。 夕日に染まりだした南八ヶ岳を眺めていると時間を忘れてしまうようでした。
２日目は硫黄岳へ。 前日の快晴が一転吹雪の硫黄岳登山となりましたがお二人とも強い頑張りで余裕で山頂へ到達！ GWの雪山も自信を持ってチャレンジできますね！ まずはおめでとうございます！
それにしても毎回の山行では様々な方々とご一緒していますが皆さんの頑張りには本当に感心します。僕自身そんな皆さんの姿から受ける刺激は計り知れません。 簡単に手に入れることよりも、頑張りによって手に入れる。苦労して手に入れてこそ大きな大きな充実感、満足感に繋がるのだと思います。ある意味「自分の心との勝負」ともいえる登山こそ、最も必要とされることでしょう。 僕も頑張らねば・・・！
