東京国立博物館は事前予約制で公開されています。プレミアムパスの有効期限延長の手続きもあったので、行ってみました。
特別展観覧券4枚のうち未使用の3枚の期限も延長になりました。しかし、予定されていた特別展は延期や中止になり、残念で仕方なし。
特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」→中止
特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」→来年開催
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」→2021年春開催
平常展でも、
特集「令和2年 新指定国宝・重要文化財」→中止
桜井駅からハイキングがてら、飛鳥を経て法隆寺まで歩くしかあるまいか。ちょっと遠いなぁ。
通常より高い1,000円(メンバーは追加料金なし)の入館料です。公開されている会場もかなり限定されていますが、内容は1,000円以上、元取れます。本館1階仏像のコーナーだけでおなかいっぱいです。
入って目の前に、善円?という菩薩立像。素晴らしい。衣の表現が最高。右奥にある同時代と思われるちょっと地方(畿内・中央に対してこう表現します。他意はなし。)色の菩薩像と比べてもその素晴らしさが際立ってます。法隆寺の上品中生の阿弥陀様、浄瑠璃寺の広目天立像、興福寺の文殊菩薩騎獅像および侍者立像(いわゆる渡海文殊)、以下所蔵不明ですが、愛染明王坐像、髻(もとどり)5つの文殊菩薩立像など、是非ご覧ください。
このコーナー以外は歩いただけ。焼き物は確認しました。楽茶碗、織部、備前、志野くらいしかわかりませんが。
最後に法隆寺宝物館1階に行きました。訪れるたびに新発見があります。今回は182番の観音菩薩立像です。法隆寺宝物は、日本に仏像が伝来したころの像だと思いますが、左右対称で平面的な像が特徴です。182号さんは、あえて対称性を崩しています。重心は完全に左足、右手で瓔珞を引っ張ってずらしてます。台座と像の正面が一致していません。詳しく調べてみたいと思います。
上野駅の公園口が変わっていました。公園事務所の目の前に出られるようになりました。不忍口からの道路がなくなっていました。