高層ビル群の呪い？

長男が高校の時のPTAつながりの食事会がありました。
会場は新宿野村ビルの49FにあるDNAというお店。



新宿野村ビルは、新宿駅西口の高層ビル群の中のひとつ、
と言えば都内に詳しくない方も
だいたい様子を想像していただけると思います。



で、私にとってあの高層ビル群の中で、
名前も場所も確実なのは３つくらい。
野村ビルはその３つに入ってなかったのだけど
「ま、行けばわかるだろう」とたかをくくってでかけたのです。
（一応、一昨年まで新宿在住20年でしたし！）

高層ビル群を貫く地下道には矢印がいくつもあって
その中に「野村ビル」という表示もあった。
そちらの方向に歩いているうち、ふと
「これ以上先ではないんじゃない？」と思い地図を見ると
ちょうどそこを上がって隣のブロックらしかった。

って確認して地上に上がったのに…
何なんでしょう、あの方向を失う感覚。
高層ビルに囲まれて視界が閉じられているからか何なのか。
隣のブロックが、どっち隣だかわからなくなりました。



通りかかったビジネスマンに
「すみません、野村ビルってどれでしょう？」とたずねると
「僕 も こちらに来たばかりでよくわからないんですが、
たぶんこの二つのどちらかだったように思います」
と指差す方向に↓ビルが二棟。（実際は夜です）



「あっ、あそこに地図がありましたよ」とビジネスマン氏。

私のほうは「僕 も 」の「も」は「わからない」にかかるのかしら
「来たばかり」にかかるのかしら。
後のほうなら、私は来たばかりじゃないんだけどね…　と
変なところにひっかかりながら（爆）後に従いました。

ビジネスマン氏は、ご親切に地図を確認して
「こっち（向かって左）が野村ビルですね」
と教えてくださいました。ありがとうございます。



駅に着いたのが約束の15分前で「ちょっと早いかな」と
思ったのに、会場に到着したらほぼ定時。
「いやあ、どのビルかわからなくなって、人にきいちゃった」と言うと
幹事のTさんが「あ～、○○さんも、△△さんも迷ってるらしくて」
見るとまだ、空いている席が二つ。

そう言っている内に、Tさんの携帯が鳴りました。
「いや、だから野村ビルだってば。どこにいるの？」（爆）
結局全員が揃ったのは定時を30分も過ぎていました。

Tさんは「誰も駅で待ち合わせようとか言ってこないから
『すごい、みんな、ちゃんとわかるんだ～』と思ってたら」
と呆れていましたが、私もこんなにわからなくなるとは
思っていませんでした。

恐るべし、方角を失わせる高層ビル群の魔力。
え？　単なる方向音痴？　う～ん、そうなのかなあ。


さすがに夜景は素晴らしいけどね



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