まず、ひとこと言っていいですか
長っ
20時から見始めて、帰りは終電になったかんね。
そして
オチどこっ?(ロッチ風)
日本航空の再建が問題になっている今、
航空会社と政治家の癒着をするどくえぐった この小説 の映画化
(もちろん実在の団体とは関係ありませんとうたってあるけど)は
とても勇気あることだし(逆にいうと、こんな状況でもなければ
ひねりつぶされて実現しなかっただろうし)
渡辺謙さんが舞台挨拶で泣くほどの力作なら
今、見ておくべきだろう、と思ったのだけど…
社内の確執、政治家との癒着、色々な人の色々な思惑が
複雑にからみあって、どうにもこうにもな状況に
主人公が一人で戦いを挑んでいくけど、
果たせぬ思いに自分だけでなく家族にもたくさんの苦しみを強いることになる。
政治の裏側、大企業の中で人間性を否定される理不尽を
丁寧に取材して書かれたであろう小説は
あぶりだしているんだろうと想像はできた。
でも、映画にしちゃうと3時間半という超大作であっても急ぎ足すぎて
(だって2年間の僻地勤務が5分くらいで次の辞令が来ちゃうし
新しい会長が総理大臣の肝いりで抜擢されて、15分後くらいには
その総理大臣から辞任を求められてた=時間は体内時間ですが)
小説では感じられたであろう状況ってものが伝わらない。
いきおいストーリーを追ってしまうのだけど
ただ理不尽さが積み重なってるだけで起承転結(ってか“結”)ないからね~。
映画だったら、もっとわかりやすく
さまざまなどろどろが描かれたあと、新しい会長が来て、全部の悪事をあばいて、
主人公が社長にでもなって、従業員が幸せに働けるようになったりすれば
“結”があって、見終わって納得だったろうけど
山崎豊子さんが、そんな単純なストーリーを書くはずもなく。
結論は、やっぱり映画にするには、ムリがあったとしか思えん。
(だって、文庫本で5巻の大作)
映像化するなら、3ヶ月とか6ヶ月とかのドラマが良かったかもね~。
『沈まぬ太陽』公式HP
長っ
20時から見始めて、帰りは終電になったかんね。
そして
オチどこっ?(ロッチ風)
日本航空の再建が問題になっている今、
航空会社と政治家の癒着をするどくえぐった この小説 の映画化
(もちろん実在の団体とは関係ありませんとうたってあるけど)は
とても勇気あることだし(逆にいうと、こんな状況でもなければ
ひねりつぶされて実現しなかっただろうし)
渡辺謙さんが舞台挨拶で泣くほどの力作なら
今、見ておくべきだろう、と思ったのだけど…
社内の確執、政治家との癒着、色々な人の色々な思惑が
複雑にからみあって、どうにもこうにもな状況に
主人公が一人で戦いを挑んでいくけど、
果たせぬ思いに自分だけでなく家族にもたくさんの苦しみを強いることになる。
政治の裏側、大企業の中で人間性を否定される理不尽を
丁寧に取材して書かれたであろう小説は
あぶりだしているんだろうと想像はできた。
でも、映画にしちゃうと3時間半という超大作であっても急ぎ足すぎて
(だって2年間の僻地勤務が5分くらいで次の辞令が来ちゃうし
新しい会長が総理大臣の肝いりで抜擢されて、15分後くらいには
その総理大臣から辞任を求められてた=時間は体内時間ですが)
小説では感じられたであろう状況ってものが伝わらない。
いきおいストーリーを追ってしまうのだけど
ただ理不尽さが積み重なってるだけで起承転結(ってか“結”)ないからね~。
映画だったら、もっとわかりやすく
さまざまなどろどろが描かれたあと、新しい会長が来て、全部の悪事をあばいて、
主人公が社長にでもなって、従業員が幸せに働けるようになったりすれば
“結”があって、見終わって納得だったろうけど
山崎豊子さんが、そんな単純なストーリーを書くはずもなく。
結論は、やっぱり映画にするには、ムリがあったとしか思えん。
(だって、文庫本で5巻の大作)
映像化するなら、3ヶ月とか6ヶ月とかのドラマが良かったかもね~。
『沈まぬ太陽』公式HP