子供の頃、映像だったか画像だったかで
原爆慰霊碑の文言をはじめて見たとき衝撃を受けた。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
涙が止まらなかった。
何がそんなに心に刺さったのかなあ。
誰を責めるのでもなく、自分たちにできることをしていく
という決意にかなあ。
子供ごころにも
「あいつらに二度と同じことをさせない」って気持ちでは
負の連鎖を生むだけって知ってる崇高な知性に
うたれたのかもしれません。
と、言ったものの実は自分自身
広島平和記念公園へ行ったことがありません。
日本人なんだから一度は行かないと、と
ずっと思っているけど
ああいった場所へは生半可な気持ちじゃいけません。
東京都慰霊堂でさえ、5年前にやっと行きました。
突然未来を断ち切られてしまった方の無念は色濃く残っており、
堂の中へは法要の時以外はちょっと入れません。
もしかしたら、広島のように日本中(世界中?)の
人々から思いを向けてもらうこともない分
東京都慰霊堂のほうが無念は濃かったりするのかもしれないけど。
戦争に正しい戦争なんてない。
やってよかったって思える戦争なんてない。
亡くなった方々の無念によりそい
そのことをを忘れない。
私たちにできる供養はそれだけのように思います。