Twitterのタイムラインに
流れてきた本が
とても興味深かったので
図書館にリクエストしました。
(cccメディアハウス刊)
著者がアメリカ人女性であることも
面白いな、と思いました。
日本人はまだまだ女性に
「控えめであること」を求める
ところが多々あるけど
アメリカ人は女性であっても
自信たっぷりに自分をアピールすることを
よしとされているというか
それでなきゃダメと教育されている
くらいの先入観ありました。
しかし、この本を読むと
全然そうではないらしい。
相当なキャリアだったり、
プロスポーツの世界でバリバリ活躍する
人であっても全然自信がなくて
落ち込むとなかなか立ち直れない。
分析がなかなか面白くて
女性の完璧主義が
完璧でない自分を評価しない、とかは
男性優位な社会において
「女のくせにこの場に出てくるからには
それなりにできるんだろうな」的な
圧力がそうさせているのでは、と
思わなくもないけれど
能力が低い人ほど自分を高く評価しがち
なんていう調査結果は
いろいろ思い浮かべて(誰を? (^^;)
にやにやしてしまう。
心を前向きにする物質として有名な
セロトニンやオキシトシンが
自信に大きくかかわっている
というのは納得するとして
それらを調整する能力の高い遺伝子を
もともと持っている人がいるという結果には
思わず「それずるくない?」と
思ってしまった(笑
「生まれながらに自信のある」人
ていうのがいるんですね。
何かをなしとげた、とかではなく。
とはいえ、そこを悲観しても仕方ないので
自分なりに自信をつけていくしか
ないんですけど。
そして、この本によると
アメリカでは子供を褒める子育てが
よしとされているけれど
他人の基準を必要とする時点で
結局本物の自信ではない、
失敗しても挑戦した、やった、
というところを見てあげないと
本物の自信は身に着かない、
という話の流れから
日本式「努力と根性」が
取り上げられていました。
スポコン好きな国民性は
悪いことばかりではないようです。
細かな分析に加えて
後半は具体的な克服策が提案されていて
読んだだけで「よし!」って
勇気がでる内容でした。
誰もが読む価値がある本だと
思いました。
自信は自分で作り出すことが可能なものだ。
自信のパワーの源は、行動なのだ。
それだけではない。
行動は、自信の種を蒔きもするし、
自信を実らせもするのだ。
ところで五十肩以来
左腕はいまだに真上まで上がらず。
それを言い訳に完全にやらなくなった自彊術。
先日、ふと、思い立ってやってみた。
(左腕はできる範囲で、です)
すると、その日一日気分がすっきりし
とても調子が良かったのです。
そういえば道場に入ってすぐのころ
「意欲が増しますよ」って
行ってくださった方がいたのだ。
そして、ある研究で
自彊術によってセロトニン濃度が上がる
という結果が出たという話も
きいたことがあったのだ。
(自彊術測定結果の報告書は → こちら)
遺伝子が味方してくれない自分に
自分でなんとかする手段もあった!と
急に思い当たりました。
ちょっと頑張って体操しよう。