根拠のない自信はどこから来るのでしょうか?人間は２つの要素を生まれ持っているようです。まず第一は、生存し続けるという誰もが持っている感覚とそれを維持する為の現状維持メカニズムによって成り立ています。その為、人間は基本的にマイナス思考です。そうでないと変わったことをした為に生存が脅かされてはたまらないからです。
ストレスは、現状維持メカニズムと生存メカニズムの競合関係が作り出しています。環境の変化に対応する為に変わらなければいけないのに現状を変えることへの不安がいつも競合しています。
この不安を乗り越えられる唯一の方法あります。それは、ワクワク感です。希望と期待で胸がワクワクしている状態は、生体にとっては生存の喜びにつながり大きなエネルギーを生み出します。
ワクワク感は、変化への不安を簡単にクリアしてしまいます。だから子供は危険を顧みずどんどんスリルのあるものをしたがります。
それでは困るのが親です。歩けないうちは何とか目が届きますが歩き始めたらコントロールが出来ません。
コントロールする為に躾（行動の制限?）をします。○○をしてはいけません。○○をしたら叱る。といったことをします。でも子供は聞く耳を持ちません。
躾や教育だけでは行動は変わらないのです。本人がそうだと思わない限り変わることはありません。知識に経験はかなわないのです。
子供：「でも、大丈夫だったよ」と思っているからです。
しかし、いつの日か根拠のない自信は手痛い不幸を招くといった経験を持つことになります。それにより親の言うことは正しいとなり親の注意を聞くようになります。
すべて親の言うことを聞くかどうかは、子供の理解力とエネルギー（ワクワク感）との関係によって違ってきます。
ワクワク感から来る根拠のない自信は、人生の成功の為には大きな要因になりますが親の言うことを聞かない子供は、親として迷惑以外になにものでもありません。
バランスを考えながら育てないと「自分の夢は誰かに握られている」と考える大人になる可能性を秘めています。
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