◆治療の終わりを宣言できない

手技療法には、「自然治癒力」という「錦の御旗」があります。
つまり、自らが持っている自然治癒力を強化することにより、
免疫力を向上させ結果的に身体が良くなる。という考え方です。

そうです。

自然治癒力の向上による改善には、ある程度の時間が掛かるのです。

しかし、それを言う自信（確信）が無い為に治療の終わりを宣言する
ことが出来ないです。

また、中には明らかに改善しているのに患者さん本人がその事を
認識できない人もいます。

改善点を探さないで悪い点を探し続けるクライアントは改善しません。
どこかに違和感は存在するからです。

10代の時の身体と40代の時の身体は違います。
40代の身体は10代の身体にはなりません。

「あまり変わらない」と感じる患者さんもいるのです。

そういったクライアントの症状は変わらないのではなく、
本当は変わりたくないです。

症状の意味を知ろうとしません。

そんな時、悪い時の反応（症状）と良い時の反応（症状）の
違いを証明することが出来ない為に、治療の終わりを宣言する
ことが出来ないのです。

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