身体の痛みは心の悲鳴

ストレスがどのように心と身体に影響を与えているのか、臨床経験の中で得られた解決のヒントを公開します。

ギックリ腰を繰り返す人

2007-06-16 13:32:51 | 身体の痛みの意味
ある患者さんから問合せの電話がありました。「ボキッとやって貰えますか?」との問合せでした。ポキッと言うのは勿論アジャストの事です。カイロプラクティックのイメージとしてある程度定着しているものですが、アジャストは治療の目的ではありません。

あくまで治療法の一つです。治療法をクライアントが指定することは病院にいってお腹が痛いから盲腸を切ってくれと言っているようなものです。勿論盲腸は切っても身体に問題が起こるわけではありません。

しかし必要だからあるのです。出来れば残して置いた方が良いに決まっています。問合せを頂いたクライアントは何処かのカイロプラクティックでアジャストすればしばらくは良くなるでしょう。でもそれで良くなればクライアントは心の問題に目を向ける事が無くなってしまいます。

ずっと心の声に耳を傾けなければいずれ仕事が出来なくなるくらい症状が悪化するクライアントも多くいるからです。

聞けば1週間前にギックリ腰をしたばかりでまだ少し痛みがあるのでアジャストして欲しいとの希望でした。アジャスするより筋肉の調整をした方が良いのですが、その旨を説明してもアジャストを希望しているようでした。

ギックリ腰が起きるということは身体が怒っている状態だということです。色々な事を我慢しているが、もう我慢出来なくなり脳が身体に命令して防衛の為に動けなくするのがギックリ腰です。2~3日間くらいは、動けないので自宅療養をします。そうすれば感情的なほとぼりも冷め、新たなスタートが出来るからです。

年に何回もギックリ腰になる方は感情処理の仕方にムリが来ている証拠なので感情処理の仕方が治療対象です。決して腰や骨盤ではありません。

初期段階ではどんな治療をしても良くなります。マッサージでもカイロプラクティックでも良くなるのです。それは目的が警告だからです。これが症状を長引かせる要因の一つとなっています。

最初はイエローカードだから実害はありません気付いてくれて同じ事を繰り返さなければ良いのです。イエローカードを連発するとレッドカードになり試合に出場できなくなります。

慢性化するとほんのちょっとの疲労でギックリ腰を起こりやすくなる体質を作り上げで行きます。身体と心を守る為に・・・・・

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