人類最初の核爆弾

１９４５年８月６日は、原子爆弾が広島の地に投下された日であることは広島県人であればおそらくほとんどの人は知っているでしょう。

人間に生存の為のプログラムが出来る条件には生命の危機が関わっています。
戦争による悲劇は、戦闘員のみならず民間人にも起きてきます。原子爆弾による大量殺戮や東京大空襲により一度に何万人という単位の人々が生命を奪われました。

その中で群を抜いているのが原子爆弾です。多くの人は一瞬に命を奪われ、ほとんどの人が一年以内に命を落としています。

生き残った人も後遺症に苦しみながら、差別に苦しみながら、生活に苦しみながら生き延びて来ました。その多くの人はどうして私だけ生き残ったのかと罪悪感さえ持って生きてゆきます。

亡くなる人か多い時、生き残った人たちは罪悪感を持ちます。生き残ったことのほうが悪いとさえ考えるようになります。

残された者は罪悪感の中で生きて行くことになります。それ故多くの事を語る為には長い時間が必要になります。

戦争は人間に多くの生存プログラムを作り上げてゆきます。その生存プログラムは多くの場合偏りが強くマイナスに働く事が多い。

昭和一桁生まれの生きた時代は生存プログラムは強力ですし、決して消えることはありません。

身体の後遺症だけではなく、こころの後遺症にも苦しんでいるのです。

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