ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

ふらいんぐ・すぷりんぐ2

2007年04月11日 | 日常雑記
髪を切りに行きました。
いつ以来?というツッコミはナシでお願いします。
私、実は美容院が苦手で。
とかいうと、女としてどうなんだと言われそうだが。

美容院が何故苦手か。
その1 自分に似合う髪形というのがいまだにわからないから、美容師さんにどう伝えていいのかがわからない。
本当に、「文句は一切言いませんから、アナタの似合うと思うスタイルにしてみてください」と言いたくなるのだ。
一度言ってみたい。言われたほうは困るだろうけど。
切った直後はたいがい気に入るのだが、ものぐさで手入れが苦手なので維持できない。
そのうち伸びてきてスタイルが崩れていく。
邪魔になってまとめ髪にしてしまう。
もう伸びても気にならない、の繰り返し。
マメに美容室に行けば? と思うのだが、それは、
その2 美容師さんとの世間話が苦手。という理由によって足が遠のく。
人見知りでもないし、話をするのが嫌いなわけでもないのだが、どういうわけか美容院で髪を切られながら話をするのが苦手なのだ。
仕事の時に、お客さんと世間話をするのは全然平気。
だって、お客さんが話してくれることに乗ればいいから。
こちらが従業員なら、お客さんに気を使うのは当たり前だし、苦痛にはならない。
でも美容院では自分がお客さんなわけで。
だから本来は自分の好きなようにしていていいのだろうけど、話しかけられると、気を使ってくれてるんだろうからこちらも合わせなきゃ、と思ってしまう。
かといってファッションの話をふられても、流行に鈍感な私はうまく受け答えができない。
「あたしわかんないし~」なんて言っても悪いし。
それと、美容師さんは髪を切りながらの話だから、こちらが乗れる話でしゃべっていても、わりと上の空だったりすることがある。
で、話半分な返事をされると、自分が仕事の邪魔をしているような気になって、それならしゃべるのはやめようかな、と思ってしまう。
ところが黙るとまた話しかけられる、の繰り返し。
そんなわけで髪を切られたり頭をいじられるのは気持ちがよくても、どうしても変な緊張をしてしまうから、美容院はどうも苦手だったのだ。

それでも今日は良かった。
女の人で、しかも妙なハイテンションではない人。どちらかと言えば無口。
馴れ馴れしい感じもしなくって、逆にちょっと話しかけてみたくなった。
話していたら「元彼」の話やお客さんの話など、ぶっちゃけトークもあって。
極めつけは、私が最後に髪を切ったのはいつ、と聞かれて「敢えて内緒です、でもきっと美容師さんなら髪を見ればバレちゃってますよね」と答えたときに、
「私、髪にだけは恵まれてて、朝とかもほとんど手入れしてないのにわりと維持できるんです。最後に切ったの、10ヶ月以上前。お店の人には、お客さんにそんな話するなって怒られますけど」
と言われたこと。
お客の私に合わせて大げさに言っただけかも知れないけど、その気取らなさが気に入ってしまった。
ヘアアイロンをかけられている時に、何本も髪を巻き込んで抜けた感触があったけど、そんなこと気にしない!
物の扱いが大雑把だったけど、私も大雑把人間だから気にならない!
生まれて初めて、自分から「名刺下さい」と言って帰ってきた。

髪、軽くなっていい感じ。
春→spring→跳ねる! な足取りで帰宅しましたとさ。