ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

ヘキサキターッ!

2007年09月12日 | オカメインコ
先月の半ばくらいから、家の前でロードヒーティングの改修工事が始まった。
神経質な性格のオカメインコ、チョコがどことなく元気がなくなったのはちょうどこの頃からだった。
羽の抜け変わりも重なって、毛引き症のチョコの羽は薄く、哀れな感じに。
見かねたダンナに「一度病院に連れて行きな」と言われ、お世話になっている「さっぽろ小鳥のクリニック」へ。
ここの病院は小鳥専門ということと、女性の先生を始めとしたスタッフの感じが良いので頼りにしている。
以前は週3日、午後の診療のみだったのだが、今は同じ週3日でも午前中から診療をやっていた。
ついでにアトラも健康診断をしてもらおうと、連れて行くとなれば一緒のカゴに入れられないため2個のケージを抱えて出かけることに。

さて診察。
チョコは、やはり工事の音のストレスのせいで元気がないのではないか、という診断。
筋肉も体重(94g)もフンも立派で、文句なしの健康体だと聞いて、まずは一安心。
工事は11月まで続くので、いっそ慣れてもらうしかないのかな……。
一方のアトラ。
先生がカゴに手を入れると嬉しそうに近付いて頭を下げる。
診察だってば。撫でてなんて甘えてる場合か!とツッコミを入れたら、先生はちゃんと撫でてくれた。
もちろんその直後にはガッシリ掴まれていたけれど。
筋肉も体重(83g)も立派。
そしてフンの検査。
顕微鏡の画面はこちらも見られるようにモニターがついているのだが、先生が何やらじっくりと観察している様子。
そして。
「ヘキサミタ、いますね~」
ヘキサミタ、キターーッ! 思わず声に出してしまう。
シストが数個、成体は、目にも留まらぬ速さで駆け抜けて行くヤツが1匹。
ヘキサはラブバード類が持っていることの多い寄生虫。
人間には感染らないが、鳥同士はもちろん感染する。
潜在したまま症状が出ないことも多いらしいが、換羽時期や体調を崩したときに虫の活動が活発になる。
鞭毛のついた成体と、シストと呼ばれる殻にこもった状態とが、顕微鏡で観察できた。
生後1年を過ぎた子は、徹底した消毒をしても完治率は50%を切るとのことで、アトラは投薬で数を減らし、うまく共存していく方向で治療することにした。
チョコの毛引きとか、私のアトピーなんかと一緒やね。
1年間もそうとは知らずに一緒に遊んでいたチョコには、昨年の健康診断でも今回でもヘキサが検出されていないのは、チョコが強い免疫力を持っているからではないか、とのこと(これも私とそっくりやね)。
乾燥したフンの中でも生き続けられるとのことで、フンはこまめに捨てて残らないように、というアドバイスを受けた。
アトラがチョコ以外の鳥と接触する機会は、半年前にペットショップに預けたときと、うちにお迎えする前にいたペットショップくらいしかない。
先生によれば、親が持っているとそのまま子供がヘキサを持って生まれてくるケースは多いので、アトラもそのパターンなのではないか、と。
体調不良を疑って連れて行ったチョコではなく、健康でやんちゃで女王様みたいなアトラの方に病気(寄生虫だけど)が出るとは。
ま、持って生まれたものは仕方がない。
アトラには頑張ってお薬入りの水を飲んでいただきましょう。