ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

お祭り

2008年09月11日 | 日常雑記
穂和の会社からほど近い神社でお祭りがあった。
さっそくカメラを担いで出かける。

道の両側にずらりと並ぶ、出店、出店、出店。
そして通路に溢れる人、人、人。
時間が早かったので、中学生や高校生のグループも多い。
その人の多さに、穂和はカメラを出し損ねる。
私は食い意地に負けて食べ物屋探しに夢中になり、カメラを出し損ねる。
それにしても実にいろいろな種類の食べ物がある。
たこ焼き、焼きそば、焼き鳥はもちろん、トルネードポテトフライ、パスタ棒、名古屋コーチン串のような変り種がいっぱいあって、目移りしてしまう。
昔の、大食いだったころの私なら片っ端から食べたいと思っていたところだろう。
さすがに今はそんな芸当はできないけれど。

小さいころ、近所でお祭りがあると言えば、父がお小遣いをくれた。
普段は月々の定額のお小遣い以上の金額は絶対にもらえない家だったのに、お祭りの時だけは特別に気前良く、1000円札を握らせてくれた。
中学になるまでは月のお小遣い金額よりも大きいそのお金を、ドキドキしながら受け取った。
しかも、お小遣いでの買い食いは禁止されていたのに、お祭りの時は特別にOK。
何を食べようか、どのゲームをしようか、頭の中で金額を一生懸命計算しながら出店の間をうろちょろした記憶がある。
でもそれももう20年も前の話。
今どきだったら1000円くらいではほとんど遊べない。
まずお好み焼きとたこ焼きを買ったら、それだけで1000円になってしまう。
あるいはチョコバナナ、トロピカルジュース、クレープを買ったらそれだけで1000円になってしまう。
ちょっと買い食いと、ちょっとゲームをやるだけでも、きっと2000円は欲しいと思うところだろう。

それでもなんだかお祭りは楽しい。
そしてやっぱり、北海道のお祭りは「暑くない」。
買ったお好み焼きを近くに腰掛けて食べていたら、足元を通り過ぎる風が冷たかった。
指先が痺れたドリビの花火ほどじゃなかったけど。

あ、結局写真は一枚も撮らずに帰ってきましたとさ。