ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

霧海テラス

2008年09月16日 | フォ撮りある記
13日からの三連休初日。
真ん中の14日日曜日は今年4組目となる友人の結婚式へお呼ばれしていたので、連続して出かけることはできない。
でもせっかくだからどこかへ行こう。
ただ、天気予報がどうもいまいち良くない。
さてどこがいいだろう?

いろいろと悩んでいるうちにふと、昨年のこの時期にローカル番組で見たトマムの「雲海テラス」を思い出した。

山間ににょきっと生えているかのような高層のホテル群を中心とした、滞在型リゾート施設「トマムリゾート」。
冬にはスキー場となる山の、上級者コースとなっている山頂は、夏の間はスタッフだけが立ち入る場所だった。
夏の早朝、その山頂からトマムリゾートの敷地を見下ろすと、霧が下りていることがある。
霧というより、厚い雲となっていることがある。
そんな時、山頂にあるテラスは雲の上になることから「雲海テラス」と名付けられている。
実際、夏の間は雲海が発生する気候条件が揃いやすいらしく、低くない確率で遭遇できるらしい。
雲海テラスのスタッフ、「雲海仙人」さんが不定期更新しているブログを見れば、翌日の雲海発生予報もわかる。
(2008年9月13日の記事もあります。上から3枚目、4人組が記念撮影しているすぐ左側に私たちは陣取ってました・笑)

私たちが行こうとした日の前日には更新がなかったので、予報は見られないまま出発。
早朝の天気予報は「曇り」、ということは雲海発生?との期待も持った一方で、前日が雨のために日中の気温が上がっておらず、夜中との気温差がほとんどなさそうだったため、あまり発生してくれないかもという覚悟もしていた。
山頂に向かうゴンドラ乗り場の駐車場で車を降り、空を見上げると星が見える。
星が見える、ということはお天気が良すぎてダメかも、とまた苦笑い。
とにかく行ってみましょう、とゴンドラ乗り場に行き、始発の便に乗って山頂を目指した。
ゴンドラに乗っているうちに、山向こうから朝陽が上がり始めた。
雲海テラスから出会えたのは、雲海にまではなりきれない、霧の海だった。
遠くの山は霧の中に浮かんでいるよう。
美瑛の秋の朝霧ともまた少し違う、それはそれで美しい光景だ。



夏のゴンドラ運営は前期が朝5時から8時半、後期が5時半から8時半。
どんなに遅くても8時半までにはゴンドラに乗って帰ってこなくてはならない、まさに早起きした人だけが味わえるひとときなのだ。
前期と後期の切り替え日は年によって異なると思われる(2008年は9月16日までが前期)。
私たちが行った前期の最後に近いころになると、朝イチの便で上がれば雲海に朝陽が昇るという最高に贅沢な条件にめぐり合うこともできそうだ。
ゴンドラの乗車券代わりになっている絵葉書は、雲海テラスにあるポストに入れれば、切手の代わりに記念スタンプが押された状態で配達される。
雲の上からお手紙、なんてちょっと楽しいじゃない?
というわけで私は穂和宛に送ってみた。
16日、無事に自宅に届いていた。

トマムアルファリゾート公式ページはコチラから