ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

秋の花旅

2008年09月21日 | フォ撮りある記
祝日と日曜日との間である月曜に休みを取れば、4連休。
それに取っていない夏期休暇の残りを1日足せば、5連休。
そうしてスケジュールも万全で迎えたはずの連休、だったのだが、結局土曜日に穂和に急ぎの仕事が入って半日潰れてしまったため、予定が少しずれた。
それでもとにかく、秋の道東へ。

土曜日は午後からしか動けなかったので、完全なる移動日。
翌朝も早くから動きたいということで、早めに寝る準備をしていたら、突然写真仲間のいちこちゃんからメールが。
今もう遠軽にいるよ、と返信をすると、では自分たちも向かいます、との返事。
こうして札幌から片道4時間の場所での待ち合わせが成立した。

21日朝。
早朝は天気が良かったが、推定雨男のwakaさんが近付いて来るに従って、雲が出始めた。
遠軽の目的地である「太陽の丘えんがる公園」は、本当は9時から開園なのだが、私たちを含めて時間前から待っているお客のために、スタッフが来た8時過ぎにはもう中へ入れてくれた。
連れのいちこちゃんの晴れ女パワーのおかげで、どうにか晴れ間も見えつつの、コスモス撮影。
今年は、八重のコスモス「ダブルクリック」という品種がかわいくて、夢中になった。
この八重秋桜、実は昨年からあったとのことだが、昨年は全く気が付いていなかった。





コスモスを堪能し、次なる目的地の能取湖に向かっていくと、雲はどんどん厚くなっていった。
この時期の能取湖と言えばサンゴ草(アッケシソウ)だが、いかんせん陽が射さないと美しい赤色が出てこない。
何とか少しでも太陽を、と願ったが、なかなかそううまくは行かない。



サンゴ草の群生地にはたくさんのカモメが舞い降りて、泥の中をつついてエサを獲っていた。
カモメの種類がわからなくて家に帰って調べたところ、どうやらユリカモメらしい。
ユリカモメと言えば黒い頭、だと思っていたが、冬毛になるとこんなに淡くてかわいい模様になるようだ。

こんな曇天では本日最後の目的地、メルヘンの丘には夕陽は沈まないかも知れない。
今まで何度かメルヘンの丘へ行っているが、どの季節でも、沈む夕陽に出会えないことはなかった。
だけど今度こそはダメかも。
そう思えるほど厚い雲に覆われていた網走周辺だったが、案に相違して女満別に入ったところでうっすら薄日が射してきた。
そして夕暮れの時間にはちゃんと太陽が顔を出し、くっきりと輪郭を見せたまま丘の向こうに沈んだ。
残照も、きれいに見えた。


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