ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

10分間一本勝負?

2009年02月15日 | フォ撮りある記
記録的な暖かさとなってしまった土曜日。
この週末が今年の「小樽雪あかりの路」のラストチャンス、と思っていた私は、天気予報とにらめっこ。
土曜、14日は気温が高すぎてオブジェが崩れてしまっていそうだから、やめよう。
最終日の15日は、予報上は氷点下6℃の上に風速8mという、これまた厳しそうな条件だけど降水確率は低い。
15日に賭けることにした。

そして今日。
早めに行ってベイビュータウンを覗こう、と現地に着いたのは17時ちょうど。
途中まで降っていた雪も、小樽中心部ではあがっていた。
ほっとしつつ、ベイビュータウンでウィンドウショッピング。
小一時間ほどでいざ出陣、と外へ出たら、いつの間にか雪が本降りになっていた…。

信じられない思いで車に戻り、ケイタイで天気予報や雪雲の流れをむさぼるようにチェックする。
降雪量は1ミリ未満、となっているのに、この雪の量はなんだろう。
風は昨日の予報ほどひどくはなさそうなのに。
10分刻みの予報を見ると、19時から19時10分の間だけは、雪が止みそう。
その後は時間を追うに連れてますます強く降る予報。
そんなわずかな時間で、何ができるのか。
穂和はきっと「諦めよう」とのど元まで出掛かっているに違いない。
私が「仕方ないね、諦めようか」と言えば、即賛成するだろう。
そこまで意地にならなくても、また来年もあるんだし。
カメラが壊れたり、風邪を引いては意味がない。
諦めも、時には必要なんじゃないかな。
でも、でも。
複雑な気持ちで窓の外の雪を見守る。
そうして18時55分。

「とりあえず、予定の駐車場まで行ってみようよ」。
穂和にお願いをして、車を移動させる。
駐車場の手前の信号で止まったときにふと外を見ると、会場で記念撮影をしているカップルの姿が目に入った。
光るフラッシュに、雪の影が少ない。
小降りになっている、チャンス!

駐車場に車を突っ込むと急いで身支度をし、「30分で切り上げるから!」と約束をしてタイマーを仕掛けてもらい、会場へと急ぐ。



手宮会場の半分までしか行けなかったけれど。
ゆっくりのんびりと楽しむ、というわけには行かなかったけれど。
20分足らずで雪が強くなってきて、戻ることにはなってしまったけれど。
それでも、来られて本当に良かった。
ワガママを黙ってきいてくれた穂和氏に、感謝。
それに、小さな身体に雪を積もらせながらもブレたり壊れたりすることなく働いてくれた愛機E-520にも、感謝。

今年は今までよりもさらに「ハート」をモチーフにしたオブジェが多かったように思う。
手作りの「愛」があふれるロマンチックなおまつり。
来年も来られるといいな。
(この時期は各地の冬まつりラッシュなので、他にも行きたいところはたくさんありすぎて困るのですよ)