右翼運動

　私の子どもの時の友人に右翼の運動員がいます。彼は狂言癖が昔からありプロセスを重視しなく結果を求める傾向にありました。学生時代はかなり暴れていたようですがまともに文章も書けない状況でした。「融資の資料を徹夜で書いたのに」と言う輩です。融資は資料を提出してから始まるのですが、彼らにはこの理屈は理解出来ないようでした。手っ取り早く言えばヤクザも相手にしない程度の人間です。ヤクザの幼馴染に言わせるとヤクザにもなりけれない半端者が右翼には多いということでした。
　彼らのような右翼のおかげで国防や外交と言ったことを口にすれば「右翼」とレッテルを貼られ白い目で見られる結果となります。これは安全保障を語る上で非常に迷惑な話です。
　シビリアンコントロールの我国では国民が安全保書に興味を持たないと言う悪い傾向があります。安全保障は軍事だけではなく、感染症も含まれます。先月厚生労働省から発表された鳥インフルエンザの我国での被害のシュミュレーションでは約60万人が命を落とすとされています。しかし、厚生労働省はエイズやC型肝炎等と同程度の準備しかしておらず、ＷＨＯの改善勧告を受けます。故に官邸直属にこの鳥インフルエンザ対策本部が異動します。
　これはある意味ＢＣ兵器対策です。しかし日本ではこのようなＢＣ兵器の対策さえも国民の理解が得られにくいものです。兵器と言うだけで毛嫌いされます。
　また、この様な危機を謳えば右翼と見做され白い目でみられます。それは日頃の右翼が如何に国民から白眼視され毛嫌いされているかの実証ではないでしょうか。