
また夫のチェスの試合に付き合って週末、旅行帰宅後ちょっと体調を崩してストックポート日報、またまた、休刊してしまいました。
今日の話題は、このところそう珍しくもない日本語表示、新作発見です。
まず一番上の写真☝。
鳥居に、「夏の丘」?
デザイナーは色々なところからインスピレーションを得るようです。
場所の名前も何も書かれていませんが、青インクといい、ふちがかすれた効果といい....日本の観光名所や主に名所のある駅においてある記念スタンプのイメージじゃないかと思うのですが。
このデザインは実際どこかの名所で記念に捺してきたスタンプをそのままパクったかあるいは参考に日本のイメージの典型、鳥居を使ってデザインしたか、どちらかでしょう。
「あ、スタンプだ」と思い付いたきっかけは、明らかに朱肉色の四角で囲った「夏の丘」というハンコのつもり(?)の意味不明フレーズです。
山と水、山と水、かくれた山....「山、山」とくどいにもかかわらず、山の絵がない。

それにしても、曼荼羅(?)、タイのパゴーダ(?)、中国の春慶節の赤い布張りちょうちん(?)と強烈に汎アジア的表現なのですがイギリス人のデザイナーはすべて日本のモチーフを見事に使いぬいた!つもりでいるはずです。
メインイメージの版画調鶴、扇子/日の出、松、山(あ、山の絵、あった)と、え?パイロン(鉄塔)?
シンプルなカンパニー・ロゴ調。

色使いも配置もなかなかシンプルで美しい、これならだれかが「着ろ!」といって買ってくれたら着てみてもいいかもしれないデザインです。
あぁ、でも「陰陽道」って何?平安時代の呪術か何かじゃなかったでしょうか。
日本人の私が意味をよく知らずに着るのはかなり危険かもしれません。
折り鶴となにか関係があるのでしょうか?
イギリス最大手デパート、M&S (エメネス、マークス&スペンサー)の春のメンズ新作です。
M&S は創業以来自社ブランドの製品しか売らないことで知られています。
私がイギリスに来たばかりの頃は流行に左右されない(=おしゃれではない)当時のイギリスでは他社の衣料品にはあまり期待できなかった高品質の製品を比較的手ごろな価格で頑固に売り続ける良心的な小売店、という売り込みでした。
時代変わって、現在はただの流行に敏感な高級衣料/食品販売で知られる普通のデパートです。
グーグルして「陰陽道(おんみょうどう)」について調べました!!

よくわからないことには関わらない方がよし。