イギリスのスーパーで手に入る、エキゾチックな日本語がローマ字で表記された自称「本格日本食」の数々。
オヤカタ OYAKATA.....。
O の字にお箸が添えてあっておどんぶりを表しているロゴがかわいらしいですね。
見ての通り「カップヌードル」です。
英語ではポット・ヌードル pot noodle といいます。
といってもこれはラーメンではなく、麺をふやかしたお湯を切って食べる、「ペヤングソース焼きそば」のようにスープなしで食べるタイプです。
それにしても「親方」はないでしょう.....?
何か意味があるのかと、パッケージを手に取ってみたのですが意味解説も何もありません。
う、製造会社が日本の老舗食品会社の Ajinomoto です。
日本人が海外向けに企画した商品でしょうか、それとも出資者がAjinomoto であるだけで、企画、制作はすべてヨーロッパの現地法人におまかせ、というヨーロッパ製品なのでしょうか。
OYAKATA の意図が知りたいところです。
イギリス他 海外をターゲットにした商品企画(日本人の反応を気にする必要なし!)ならニンジャーとかサムライとかスーモ―とかもっと知名度が高く、ウケそうなネーミングがありそうなのですが。
このオヤカタは、和風、東洋風に限らず、エキゾチックな食品に常に力を注いでいるスーパーマーケット、セインズベリーでここ数か月インスタント食品の棚に常駐しています。
息子が食べたいというので買いました。
私は試食しそびれたのですが焼きそばソースの味付けではないようです。
ビーフ・ワサビ、クラシック....店頭にはテリヤキ・チキンというのもありました。
今度買ってきて息子にはわけてやらずに一人で食べてみます!
ワサビ、テリヤキはスーシー、トーフー、テッパンヤーキーのように食通の間では英語として定着しています。
パンコー(パン粉)とウマーミー(旨み、エッセンスの意味)も同様です。
お次はこれまた日本の老舗、Nissinn の製品、ソバ SOBA 。
オヤカタに比べると芸もひねりもない命名ですがわかりやすいですね。
これは私も食べてみたことがあります。
息子が大好きなものですから時々買います。
これもお湯を捨てるソース焼きそばタイプ。
味はソース焼きそばとはちょっと違い、「スキヤキ」味、「タイ」風味、「テリヤキ」味など和風/アジアっぽいチープな濃い味付けです。
(テリヤキとスキヤキの味付けの違いが欧米人にわかるのかしら)
スキヤキ味を食べてみました。
「日本のソバを期待しない」という覚悟で食べればらけっこうおいしく感じるでしょう。
息子の友達にも大人気で、どうやら「ソーバー」というのは「濃いソースに絡めた麺類」という認識が定着しています。(困ったものだ)
お値段は高めなのですが、留守番して1人で食事してもらうときなど重宝です。
しかもベジタリアン対応なので、ペスカトリアン(うちの夫と同様、魚介類は食するベジタリアンのサブ・カテゴリーに属する人たち)のガールフレンドにもふるまうことができるのです!
....こうやって広まりゆく日本食に対する大いなる誤解....
これは完全にイギリスのベンチャーブランド、カブト KABUTO。
イギリスの市場を狙うのであれば命名はこうでなくっちゃ!
....でも、なぜ兜?という疑問は残りますが。
日本語の単語の選び方が通すぎるのです(ヨロイ、カブトなんてイギリス人は絶対知らないでしょう。カタナなら知っている人もいそうですが)
イラストがかわいいし親方よりはピンとくるのですが。
顔の部分がやっぱりおどんぶりになっていて、お決まりのお箸2本がさしてあるのがまたかわいい。
これはスープに入ったラーメンタイプのようです。
「食べてみる」課題がまた一つ。
おなじみの、Nissin 「カップヌードル(ス)」!
通常価格2ポンド(280円;超ポンド安)が1ポンド50ペンスに値下げされたときに店頭の写真を撮りました。
法外に高いです!
実は、マンチェスターにある中国人の経営する巨大な中華食品スーパーに行けば中国、香港、台湾マーケット向け(?)らしい漢字が書かれた日本国内向け製品とおなじ日清のカップヌードルが半額以下で買えるのです。
このセインズベリ―で見つけたラインアップは明らかに「海外のエキゾチックな食文化」に興味のある、ちょっぴり余裕のある文化的な層をターゲットにした値段だと思えるのですが...
それにしてはパンチの効いたキッチュでどぎついグラフィックですが、それぞれ製品名のレタリングが風味に合わせて変えてあるなど、芸が細かいですね。
「チキン・枝豆」ってどんな味なんだろう?(わかりました、今度買って食べてみます)
第一、日本にありますか?
トンコツ、ヤサイなどあまりイギリス人にはなじみのない日本語をローマ字で表記、エキゾチック路線で訴えかけているようです。
かなり直接的なイラストで風味の説明は十分でしょう。
ちなみに、「エダマメ」は和食を好む食通タイプのイギリス人にはすっかりおなじみの、英語として定着した日本語です。
最後に、スーパー、セインズベリーのカフェで定番のメニュー、スイートポテト・カツゥ・カレー sweet poteto katsu curry のメニュー表示(左下)をどうぞ。
パン粉をつけて揚げた肉が見当たらないカツカレー!
写真を見て「カツはどこ?」と思われた方もいるでしょう。
しかもベジタリアン対応の「Ⅴ」マークつきなのも疑問でしょう!?
「カツゥ・カレー」というのはなぜかイギリスでは日本風のとろみのついた茶色いカレーソースのことを意味するのです!
ストックポート日報の読者の方にはもうすっかりおなじみですね。
スイート・ポテトというのは日本のサツマイモに近いでしょう。
中味はオレンジ色で味も食感も全く違います。甘くなく、どんなに時間をかけて調理しても日本のサツマイモのようにほくほくねっとりすることはありません。
それにしても、ニンジンでも玉ねぎでもジャガイモでももちろん牛肉でもなく、サツマイモ(に似た根菜)がメインの日本風カレーなんて!
オヤカタ OYAKATA.....。
O の字にお箸が添えてあっておどんぶりを表しているロゴがかわいらしいですね。
見ての通り「カップヌードル」です。
英語ではポット・ヌードル pot noodle といいます。
といってもこれはラーメンではなく、麺をふやかしたお湯を切って食べる、「ペヤングソース焼きそば」のようにスープなしで食べるタイプです。
それにしても「親方」はないでしょう.....?
何か意味があるのかと、パッケージを手に取ってみたのですが意味解説も何もありません。
う、製造会社が日本の老舗食品会社の Ajinomoto です。
日本人が海外向けに企画した商品でしょうか、それとも出資者がAjinomoto であるだけで、企画、制作はすべてヨーロッパの現地法人におまかせ、というヨーロッパ製品なのでしょうか。
OYAKATA の意図が知りたいところです。
イギリス他 海外をターゲットにした商品企画(日本人の反応を気にする必要なし!)ならニンジャーとかサムライとかスーモ―とかもっと知名度が高く、ウケそうなネーミングがありそうなのですが。
このオヤカタは、和風、東洋風に限らず、エキゾチックな食品に常に力を注いでいるスーパーマーケット、セインズベリーでここ数か月インスタント食品の棚に常駐しています。
息子が食べたいというので買いました。
私は試食しそびれたのですが焼きそばソースの味付けではないようです。
ビーフ・ワサビ、クラシック....店頭にはテリヤキ・チキンというのもありました。
今度買ってきて息子にはわけてやらずに一人で食べてみます!
ワサビ、テリヤキはスーシー、トーフー、テッパンヤーキーのように食通の間では英語として定着しています。
パンコー(パン粉)とウマーミー(旨み、エッセンスの意味)も同様です。
お次はこれまた日本の老舗、Nissinn の製品、ソバ SOBA 。
オヤカタに比べると芸もひねりもない命名ですがわかりやすいですね。
これは私も食べてみたことがあります。
息子が大好きなものですから時々買います。
これもお湯を捨てるソース焼きそばタイプ。
味はソース焼きそばとはちょっと違い、「スキヤキ」味、「タイ」風味、「テリヤキ」味など和風/アジアっぽいチープな濃い味付けです。
(テリヤキとスキヤキの味付けの違いが欧米人にわかるのかしら)
スキヤキ味を食べてみました。
「日本のソバを期待しない」という覚悟で食べればらけっこうおいしく感じるでしょう。
息子の友達にも大人気で、どうやら「ソーバー」というのは「濃いソースに絡めた麺類」という認識が定着しています。(困ったものだ)
お値段は高めなのですが、留守番して1人で食事してもらうときなど重宝です。
しかもベジタリアン対応なので、ペスカトリアン(うちの夫と同様、魚介類は食するベジタリアンのサブ・カテゴリーに属する人たち)のガールフレンドにもふるまうことができるのです!
....こうやって広まりゆく日本食に対する大いなる誤解....
これは完全にイギリスのベンチャーブランド、カブト KABUTO。
イギリスの市場を狙うのであれば命名はこうでなくっちゃ!
....でも、なぜ兜?という疑問は残りますが。
日本語の単語の選び方が通すぎるのです(ヨロイ、カブトなんてイギリス人は絶対知らないでしょう。カタナなら知っている人もいそうですが)
イラストがかわいいし親方よりはピンとくるのですが。
顔の部分がやっぱりおどんぶりになっていて、お決まりのお箸2本がさしてあるのがまたかわいい。
これはスープに入ったラーメンタイプのようです。
「食べてみる」課題がまた一つ。
おなじみの、Nissin 「カップヌードル(ス)」!
通常価格2ポンド(280円;超ポンド安)が1ポンド50ペンスに値下げされたときに店頭の写真を撮りました。
法外に高いです!
実は、マンチェスターにある中国人の経営する巨大な中華食品スーパーに行けば中国、香港、台湾マーケット向け(?)らしい漢字が書かれた日本国内向け製品とおなじ日清のカップヌードルが半額以下で買えるのです。
このセインズベリ―で見つけたラインアップは明らかに「海外のエキゾチックな食文化」に興味のある、ちょっぴり余裕のある文化的な層をターゲットにした値段だと思えるのですが...
それにしてはパンチの効いたキッチュでどぎついグラフィックですが、それぞれ製品名のレタリングが風味に合わせて変えてあるなど、芸が細かいですね。
「チキン・枝豆」ってどんな味なんだろう?(わかりました、今度買って食べてみます)
第一、日本にありますか?
トンコツ、ヤサイなどあまりイギリス人にはなじみのない日本語をローマ字で表記、エキゾチック路線で訴えかけているようです。
かなり直接的なイラストで風味の説明は十分でしょう。
ちなみに、「エダマメ」は和食を好む食通タイプのイギリス人にはすっかりおなじみの、英語として定着した日本語です。
最後に、スーパー、セインズベリーのカフェで定番のメニュー、スイートポテト・カツゥ・カレー sweet poteto katsu curry のメニュー表示(左下)をどうぞ。
パン粉をつけて揚げた肉が見当たらないカツカレー!
写真を見て「カツはどこ?」と思われた方もいるでしょう。
しかもベジタリアン対応の「Ⅴ」マークつきなのも疑問でしょう!?
「カツゥ・カレー」というのはなぜかイギリスでは日本風のとろみのついた茶色いカレーソースのことを意味するのです!
ストックポート日報の読者の方にはもうすっかりおなじみですね。
スイート・ポテトというのは日本のサツマイモに近いでしょう。
中味はオレンジ色で味も食感も全く違います。甘くなく、どんなに時間をかけて調理しても日本のサツマイモのようにほくほくねっとりすることはありません。
それにしても、ニンジンでも玉ねぎでもジャガイモでももちろん牛肉でもなく、サツマイモ(に似た根菜)がメインの日本風カレーなんて!