日常生活がほぼパンデミック以前の状態に戻ったここ数カ月、人出不足や物不足がおこっています。
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写真はおなじみ、うちのネコ!
大学の寮に入ってネコを恋しがる娘に毎日送り続けているネコの写真の一部です。
娘のベッドルームは母ネコ、リヴィーの部屋になりました。
息子ネコ、ティブも時々訪ねてベッドを間借りしています。
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燃料費と物価が高騰し、ジワジワと社会不安が広がっています。
(まだ私の周りには特に大きな不自由はありませんが)
スーパーマーケットの棚がスカスカになることがあります。
パンデミック初期の頃のような「パニック買い」のせいではなく、輸送が滞っているからだそうです。
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昨日の英国の新規感染者数は34,574人。
あいかわらず減ってはいません。
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感染拡大阻止のための行動規制が終わったあたりの4月、5月ごろには感染者とその家族など濃厚接触者がいっせいに自主隔離措置になったため、せっかく経済活動が再開したのに従業員が欠勤、多くの産業が一時的に閉鎖に追い込まれたりもしました。
今は同居者に感染者が出ても検査を受けて陰性なら、行動規制なしになったそうです。
外出も、出勤も、登校もオッケー。
すでに16歳以上の全人口が2回の接種を終えている(もちろん拒否者や接種できない人々も一定数います)ということなので、濃厚接触しても感染しない人はしないようですね。
接種を終えれば少なくとも重症化する可能性が極端に低いということなので感染していなければ普通に行動する(経済活動の優先)ことになっています。
そういうわけで、この人出不足とインフレの原因をコロナウィルスだけのせいにすることは今はもう難しくなっています。
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今では原因はブレクシット(英国のEU離脱)にあると国民のほとんどが認めています。
多くの、特に東欧からの出稼ぎ労働者を追い出しちゃったんですから。
ブレクシットの決定後、すでに英国で定職を持つ希望者に永住権を与えたものの、その人たちの多くはパンデミックの時に自国に帰っちゃったのだそうです。
医療資格を持つ各国から来て働いていた多くのEU市民も(もちろん手続きを踏めば永住権を取ることは可能なはずなのに)嫌気がさして帰国してしまいました。
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2週間前にガソリン不足で大さわぎになった時にとつぜん輸送トラックの運転手が足りないということに全国民が愕然としたのです。
ガソリンはどこかにたっぷりあるのだそうですが、輸送するトラック運転者が今でも圧倒的に足りないそうなのです。
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それと、不足となると起こるのが買い占め!
買い占めがもちろん不足を促進させ、ガソリン切れで医療従事者が出勤できず大混乱を引き起こしました。
軍隊が出動してガソリンの輸送をはじめ、パニックは少し落ち着きましたがガソリン代は高騰しています。
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海外で休暇を過ごす人が激減したこの夏、多くの英国人が国内旅行をしたそうですが、多くのホテルやレストランは去年1年をふいにしたあとの絶好のビジネスチャンスにもかかわらず圧倒的な人手不足で、殺到する客をフルで受け入れる態勢ができていなかったそうなのです。
収穫時に大量に雇われていた東欧からの季労働者の確保が見込めない農産業の打撃は壊滅的だと言われています。
ブロッコリーの収穫作業で出来高制で自給にすれば30ポンド(4590円)も稼げるという求人広告が話題になっています。
私も近所で募集があったらやってみてもいいと思ったぐらいです。
昨日のニュースではブタの、解体ができる人が不足して畜産農家と食肉産業が大打撃をこうむるというレポートを長々と紹介していました。
そういう産業に従事する英国人の若者は減っています。
特に高度な技術が必要とされるガソリン輸送の運転手や業者の定年退職者が相次ぎ、若者の志願者数が全く追いついていないらしいのです。
好待遇の新規募集と、一度退職したまだ元気な若年高齢者(と言う日本語はあっていますか)に高額の謝礼を用意して復職を求める呼びかけが続いているのですが反応は鈍く、特急ビザを発行して東欧からの出稼ぎにまた頼らなくてはならないそうです。
労働者の待遇や賃金が上がるのはいいことなはずですが、多くの産業が行き詰まり失業者が出て物価が高騰...というわかりやすい経済の仕組みが目の前で展開し始めています。
そんなことは最初っからわかっていたことではありませんか。
EU離脱しようって言ったの誰よ!?(首相、ボリス・ジョンソンをはじめズラズラ名前が上がります)
バーカ。
それと投票した人もだ!(社会悪は何でも移民のせいにする教育のない人々と、昔はよかったね~と口にしてはばからない無邪気なお年寄りが多いということです)
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EU離脱がきまってからの英国にはガッカリさせられることだらけです。
30年前に来たばかりの時は、異民族文化が融合した英国の社会のすばらしさ、居心地の良さに目を開かせられたものでした。
たしかにそれは、私が思い描いてあこがれていたイメージとは全く違ったのですが、福祉が充実していて、EUのリーダーシップをとる民主主義国家のお手本の国でもあった英国だったのです。
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EUぬけて、そんなことはどうでもよくなっちゃった人が今、いっぱいです。
移民排斥が正当化できる世の中になり、さすがに大っぴらにではないものの人種差別も水面下でジワジワと拡張しているようなのです。
(もしかしたら来たばかりで何でもよく見えた当時、気がつかなかっただけかもしれませんが)
「EU離脱が国家の自主性を取り戻す絶好の機会だ」とか「住んでいるあなたもやっと英国に永住する意義が見いだせたでしょう」という意味のことを私に言う日本に住む人がいます。
「伝統ある英国には移民は必要ないはず」と思っている日本人も多いように思います。
ヨーロッパ共同体(EU)の一員である英国に永住したかったのです、私は!
国境をなくし国どうしの競争や争いをやめる、というEU理念は素晴らしいことなのに、「戦争放棄」がとっても大切なことである日本人にどうして通じないのか どこでコミュニケーションが断絶されているのかとーっても気になることです。
EUには、メンバー国が民主主義に違反するようなことをしていないか見張る機能があります。
戦前にドイツが経済的に困窮して悪い方へ爆走してしまったようなことを事前に食い止めるための援助と制裁の措置もあります。
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...今や英国は自国の都合だけを考えて好き放題してもいい国になりました。
バカバカしいガソリン不足はEUを離脱した英国のお先真っ暗な長ーい道のりの第一歩のような気がしてなりません。
3回目のワクチン接種、「ブースター・ジャブ」とインフルエンザの予防接種計画が同時に進行しています。
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写真はおなじみ、うちのネコ!
大学の寮に入ってネコを恋しがる娘に毎日送り続けているネコの写真の一部です。
娘のベッドルームは母ネコ、リヴィーの部屋になりました。
息子ネコ、ティブも時々訪ねてベッドを間借りしています。
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燃料費と物価が高騰し、ジワジワと社会不安が広がっています。
(まだ私の周りには特に大きな不自由はありませんが)
スーパーマーケットの棚がスカスカになることがあります。
パンデミック初期の頃のような「パニック買い」のせいではなく、輸送が滞っているからだそうです。
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昨日の英国の新規感染者数は34,574人。
あいかわらず減ってはいません。
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感染拡大阻止のための行動規制が終わったあたりの4月、5月ごろには感染者とその家族など濃厚接触者がいっせいに自主隔離措置になったため、せっかく経済活動が再開したのに従業員が欠勤、多くの産業が一時的に閉鎖に追い込まれたりもしました。
今は同居者に感染者が出ても検査を受けて陰性なら、行動規制なしになったそうです。
外出も、出勤も、登校もオッケー。
すでに16歳以上の全人口が2回の接種を終えている(もちろん拒否者や接種できない人々も一定数います)ということなので、濃厚接触しても感染しない人はしないようですね。
接種を終えれば少なくとも重症化する可能性が極端に低いということなので感染していなければ普通に行動する(経済活動の優先)ことになっています。
そういうわけで、この人出不足とインフレの原因をコロナウィルスだけのせいにすることは今はもう難しくなっています。
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今では原因はブレクシット(英国のEU離脱)にあると国民のほとんどが認めています。
多くの、特に東欧からの出稼ぎ労働者を追い出しちゃったんですから。
ブレクシットの決定後、すでに英国で定職を持つ希望者に永住権を与えたものの、その人たちの多くはパンデミックの時に自国に帰っちゃったのだそうです。
医療資格を持つ各国から来て働いていた多くのEU市民も(もちろん手続きを踏めば永住権を取ることは可能なはずなのに)嫌気がさして帰国してしまいました。
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ガソリンはどこかにたっぷりあるのだそうですが、輸送するトラック運転者が今でも圧倒的に足りないそうなのです。
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買い占めがもちろん不足を促進させ、ガソリン切れで医療従事者が出勤できず大混乱を引き起こしました。
軍隊が出動してガソリンの輸送をはじめ、パニックは少し落ち着きましたがガソリン代は高騰しています。
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収穫時に大量に雇われていた東欧からの季労働者の確保が見込めない農産業の打撃は壊滅的だと言われています。
ブロッコリーの収穫作業で出来高制で自給にすれば30ポンド(4590円)も稼げるという求人広告が話題になっています。
私も近所で募集があったらやってみてもいいと思ったぐらいです。
昨日のニュースではブタの、解体ができる人が不足して畜産農家と食肉産業が大打撃をこうむるというレポートを長々と紹介していました。
そういう産業に従事する英国人の若者は減っています。
特に高度な技術が必要とされるガソリン輸送の運転手や業者の定年退職者が相次ぎ、若者の志願者数が全く追いついていないらしいのです。
好待遇の新規募集と、一度退職したまだ元気な若年高齢者(と言う日本語はあっていますか)に高額の謝礼を用意して復職を求める呼びかけが続いているのですが反応は鈍く、特急ビザを発行して東欧からの出稼ぎにまた頼らなくてはならないそうです。
労働者の待遇や賃金が上がるのはいいことなはずですが、多くの産業が行き詰まり失業者が出て物価が高騰...というわかりやすい経済の仕組みが目の前で展開し始めています。
そんなことは最初っからわかっていたことではありませんか。
EU離脱しようって言ったの誰よ!?(首相、ボリス・ジョンソンをはじめズラズラ名前が上がります)
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移民排斥が正当化できる世の中になり、さすがに大っぴらにではないものの人種差別も水面下でジワジワと拡張しているようなのです。
(もしかしたら来たばかりで何でもよく見えた当時、気がつかなかっただけかもしれませんが)
「EU離脱が国家の自主性を取り戻す絶好の機会だ」とか「住んでいるあなたもやっと英国に永住する意義が見いだせたでしょう」という意味のことを私に言う日本に住む人がいます。
「伝統ある英国には移民は必要ないはず」と思っている日本人も多いように思います。
ヨーロッパ共同体(EU)の一員である英国に永住したかったのです、私は!
国境をなくし国どうしの競争や争いをやめる、というEU理念は素晴らしいことなのに、「戦争放棄」がとっても大切なことである日本人にどうして通じないのか どこでコミュニケーションが断絶されているのかとーっても気になることです。
EUには、メンバー国が民主主義に違反するようなことをしていないか見張る機能があります。
戦前にドイツが経済的に困窮して悪い方へ爆走してしまったようなことを事前に食い止めるための援助と制裁の措置もあります。
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...今や英国は自国の都合だけを考えて好き放題してもいい国になりました。
バカバカしいガソリン不足はEUを離脱した英国のお先真っ暗な長ーい道のりの第一歩のような気がしてなりません。
3回目のワクチン接種、「ブースター・ジャブ」とインフルエンザの予防接種計画が同時に進行しています。