
近頃よく見かける、伐採した木の下のほうを残して野生動物などの姿を彫り抜く、「ストリート・アート」ならぬ「公園 / 空き地 その他」アート。
国道A6沿いに入り口がある広大な公園、トーキントン・パーク Torkinton Park で見つけたリスの彫刻です。

今回の話題は木彫りのリスではなくモグラ!

...でもなく、モグラ塚。
「生きたモグラを白日の下この目で見てみたい」という私の悲願はいまだかなわず、です。
モグラ塚はモグラが押し上げた土の山です。
地下坑道を掘り進む際、土を時々地上に押し上げないと前が詰まっちゃって進めませんよね。

公園と、バス停のある歩道のあいだの限られたスペースの緑地に集中的に跋扈したモグラ塚の集合体。
モグラ1匹の仕業だと思われます。
モグラは単体で行動する習性があるそうです。
他のモグラにバッタリと出会うと殺し合いを始めるそうですから、ニアミスを繰り返しながら何匹ものモグラが「モグラたたき」のように代わりばんこに表面に顔を突き出したとは考えにくいですね。
(地下にモグラの団地でもあると考えるのは楽しいのですが)
よくよく見れば、こんもり盛り上がった突き上げて間もないほやほや塚もあれば誰かに踏まれてつぶれたもの、また、タンポポやバターカップの芽が出ているけっこうできて日がたっていそうな塚もあります。

1匹の元気なモグラが興奮して一晩で地面を突き上げまくったと考えるのも楽しいのですが無理がありそうです。
春に芝生の成長が始まればたちまち緑の芝生に覆われてモグラ塚は姿を消すでしょう。
そしてまた出来立てのほやほやのモグラ塚がいくつもボコボコ出現します。
茂みの奥が公園です。

モグラの代りにリスをいっぱい見かけました。

スマートフォンのカメラの望遠機能はショボいですね。


カクカクとコマ落としのような素早い動作で動く神経質なリスを写真に撮るのは至難の業です。
リスが落ち葉の上をカシャカシャ音をさせて木の実か何かを探しているようです。
秋だなー、何が落ちているのかなとつま先で落ち葉をかき分けてみたけれど、何も見つかりませんでした。
秋に食いだめをして体に脂肪をつけて不毛の冬をのりきるつもりのリスたちです。
英国郊外に住むこの灰色のリスは冬眠しないそうです。
最初の写真の木彫りのリスのクローズアップです。

素朴な表現が気に入っているのですが、それにしても素人くさいような出来栄えですね...
モグラの写真がないので、以前にもご紹介したオプティシャン(めがね屋)に企業マスコットとして起用されたメガネをかけたモグラオヤジをお目にかけます。

先週、同じ店で撮りました。
...前回の写真と同じポーズですね。
ただ、親指上げのポーズに「I like it !」発言の吹き出し付きなので写真に撮りました。
文字チャットの際にでも「いいね!」の親指上げ絵文字の代りに人に送信しようかと思って。
モグラオヤジ(命名、私)とモグラに関するその時の記事のリンクです☟
私が撮ったものでなくて残念ですが本物のモグラの写真が載っています!
視力矯正が必要か、モグラの図像学...都市に住み,メガネをかけて家族生活を営む憎めないモグラオヤジ