夫と昨日、ピーク・ディストリクトの真っただ中の「温泉町」(古代ローマ時代と18世紀に鉱泉の湧く湯治場として栄えました)バクストン Buxton に久しぶりに行ってみました。
ストックポート日報ではすっかりおなじみのバクストンの話題はまた後ほど...
今日の話題はインフルエンザの予防注射ともううんざり...コロナウィルスの感染拡大についてです。
ところで、バクストンです。
ハイストリートの商店街で目に入ったのがこの立て看板です。
全国展開の薬局チェーン店、ブーツ Boots が店内でNHS (国家保健サービス)のインフルエンザの予防注射を予約なしで無料でしてくれるということです。
同じ場所でまだ2回受けていない人にコロナワクチンの接種もしています。
3回目の「ブースター・ジャブ」はまだ今のところ優先順位に従って、連絡を受けて予約をした人のみが接種できます。
私たちの名前はNHSのコンピュータ・ベースに登録されているので、看護師のラップトップですぐに確認され、待つこともなくすぐに注射してもらえました。
私はそういえばインフルエンザの予防注射を受けたのは初めてです。
60歳以上でしかも特定疾患があり免疫力が低い夫はここ数年、毎年無料で受けています。
今年のインフルエンザは重い症状をもたらすおそれあり、ということで国をあげ接種が推奨されているらしいのです。
夫はNHSから接種の予約を取るようにとの連絡を受け、登録医に電話で予約を入れようと試みたのですが、今年はやはりとりわけ多くの希望者がいるらしくなかなか電話が通じなかったそうです。
で、まあ、フラフラ遊びに行った先の観光地で予約なし接種があっという間にできちゃいました!
今年は希望者全員が無料で受けられるとのこと、私ももちろん受けちゃいました。
前の冬にはロックダウンのために流行が回避されたため、インフルエンザの抗体がほぼ皆無なこの冬、感染者が激増しているコロナとペアになって猛威をふるえば「医療崩壊」を今度こそ起こす恐れが大ありなのだそうです。
たいへん!!
ところで、久しぶりに日本のオンラインニュースの海外情報を開けてみたら、けっこうびっくり!
英国の感染者激増ぶりが大きく報道されているではありませんか。
昨日の新規感染者数は49,139人。日本は302人ですって~?!
報道のあとに続く読者のコメント欄を見ていたら「ほら見たことか」論調のコメントがいっぱいでおかしかったです。
曰く、「マスクもしないで夜遊びや密になる集会解禁の」「手を洗わない、お風呂にもめったに入らない衛生観念の低いらしい」「ハグやキスが生活に根付いている」英国では当然の結果だ。
あるいはワクチン懐疑派の「ほーら、12歳以上の接種希望者がほぼ全員ワクチン接種を受けているらしい英国でこのありさまなんだから、ね、わかったでしょうワクチン打っても意味なんかないって?」論の根拠にまでなりつつあるではありませんか。
5万人近く新規感染者を毎日出し続けても入院が必要な発症者は新規で869人、ほぼ全員がワクチン未接種者です。
日本の夏に多くの感染者が自宅療養を余儀なくされ、重症になるまで放置されたのが世界中の話題になりましたが、英国では病院に軽症で搬送された多くの人たちは比較的短期間で症状が改善して退院しています。
ついでに言えば、現在たいていの英国人は私の知る限り手をよく洗いますし日に何度もシャワーをしますしパンデミック以後握手や挨拶ハグやキスはひかえる人がほとんどなようです。
第一、感染者が手を触れた場所を触っても実際感染する率は限りなく低いということが今ではわかっているので手洗いの習慣の有無は感染拡大とはなーんにも関係ないような。
マスクの習慣は法規制が撤廃されて以来たしかに完全に廃れましたが。
要するに感染者の数はおおくても重症化する人が少ないのでぜんぜん切迫していないのです。
今のところ心配ご無用。
日本と違って、最初から「ワクチン接種完了後も感染の可能性がある」ということが広く知らされていた英国では国民の大半がワクチン接種した後も感染拡大がとまらないのは想定していたことなので、ちっとも緊急事態ではないのです。重症者を低く抑えさえすればワクチンの効果は充分はっきされているということなので。
ですが...
たしかにワクチンの効果は6カ月(あるいは3カ月)たったら薄れると言われ始めているのが気になるところです。
私も夫も2回目をうってからとっくに6カ月をすぎています。
今のところ、重症者の数が抑えられてはいるものの、接種者に重症者や死亡者がいないわけではないのです。
ワクチン効果が薄れた結果、感染者の数が今よりさらに増えれば当然重症者や死亡者の増えてくる可能性があるらしいのが不安のもとですね。
ケアホームなど施設に入居している高齢者はすべて、70歳以上の人の大半も3回目の「ブースター・ジャブ」の接種を受け終わっています。
ご存知でしょうが、英国の検査数はすさまじいですよ。
2週続けて減っているものの、昨日87、7223人がテストを受けて NHS オンラインに申告しました。
30分で結果が出る無料のテストキットをもらってきて自分で検査した結果、陰性でも陽性でも申告しなければいけないことになっています。
陰性の場合かなりの数の人が申告しないでそのまま日常生活を続けていると思われます。
(実際にはもっともっとたくさんの人が受けているはずです)
陽性であれば、NHSに報告してより正確なPCRテストを受けなければなりません。
先週、私が薬局でもらってきた無料のテストキット2箱です。
ショッピングセンターの中にある図書館の出張所兼コミュニティ・ハブ(情報発信機関)の受付には「ご自由にお取りください」という札の横にこの箱に入ったテストキットが50個ぐらい積まれていました。
(写真を撮っていいか聞いたらダメと言われました!!!!なぜ?)
各地の大学内でも配りまわっているようですし、職場や学校で出勤、登校の際強制的にテストを受けさせるところもあるようです。
1箱に7回分入っています。
PCRテストが陽性なら一週間毎日受けなければならないからです。
中国語の検品合格証が入っていました!
風邪の症状のあった娘が大学の寮から週末に帰宅する際に家族で受けてみようともらってきたのです。
...ええ、まあ娘の風邪の症状はすっかり全快していたので受けずじまいでした。
大学に行った子供たちが実家とその周辺にコロナを持ち込むケースが新学期以来増えているそうですので、やってみるべきだったかもしれませんね。
冬まで取っておきます。
コロナ検査が無料で受けられない日本に住む皆さんは、本当に日本全国の1日の新規感染者数が驚きの200人台だと信じられますか。
検査を受けていないから数がでていないだけではありませんか。
英国のように1日100万回のテストを無料で受けられるようにするべきだとは、本当に思いませんか。
マスクの着用の義務化を復活する案も政府の医療アドバイザーの間で検討されているようです。
私はすぐ後ろの席でしゃべっている人がいれば少し気になるバスの中や小さな店に入る時にはマスクを着用するようにしていますし、人がたくさん集まる場所にはいかないように今でも気をつけています。
しかし、個人が気をつけても国家規模の感染拡大はとめようがないですね。
法規制が復活すれば喜んで従うつもりです。
それより「ブースター・ジャブ」計画の加速を切望しています。
ストックポート日報ではすっかりおなじみのバクストンの話題はまた後ほど...
今日の話題はインフルエンザの予防注射ともううんざり...コロナウィルスの感染拡大についてです。
ところで、バクストンです。
ハイストリートの商店街で目に入ったのがこの立て看板です。
全国展開の薬局チェーン店、ブーツ Boots が店内でNHS (国家保健サービス)のインフルエンザの予防注射を予約なしで無料でしてくれるということです。
同じ場所でまだ2回受けていない人にコロナワクチンの接種もしています。
3回目の「ブースター・ジャブ」はまだ今のところ優先順位に従って、連絡を受けて予約をした人のみが接種できます。
私たちの名前はNHSのコンピュータ・ベースに登録されているので、看護師のラップトップですぐに確認され、待つこともなくすぐに注射してもらえました。
私はそういえばインフルエンザの予防注射を受けたのは初めてです。
60歳以上でしかも特定疾患があり免疫力が低い夫はここ数年、毎年無料で受けています。
今年のインフルエンザは重い症状をもたらすおそれあり、ということで国をあげ接種が推奨されているらしいのです。
夫はNHSから接種の予約を取るようにとの連絡を受け、登録医に電話で予約を入れようと試みたのですが、今年はやはりとりわけ多くの希望者がいるらしくなかなか電話が通じなかったそうです。
で、まあ、フラフラ遊びに行った先の観光地で予約なし接種があっという間にできちゃいました!
今年は希望者全員が無料で受けられるとのこと、私ももちろん受けちゃいました。
前の冬にはロックダウンのために流行が回避されたため、インフルエンザの抗体がほぼ皆無なこの冬、感染者が激増しているコロナとペアになって猛威をふるえば「医療崩壊」を今度こそ起こす恐れが大ありなのだそうです。
たいへん!!
ところで、久しぶりに日本のオンラインニュースの海外情報を開けてみたら、けっこうびっくり!
英国の感染者激増ぶりが大きく報道されているではありませんか。
昨日の新規感染者数は49,139人。日本は302人ですって~?!
報道のあとに続く読者のコメント欄を見ていたら「ほら見たことか」論調のコメントがいっぱいでおかしかったです。
曰く、「マスクもしないで夜遊びや密になる集会解禁の」「手を洗わない、お風呂にもめったに入らない衛生観念の低いらしい」「ハグやキスが生活に根付いている」英国では当然の結果だ。
あるいはワクチン懐疑派の「ほーら、12歳以上の接種希望者がほぼ全員ワクチン接種を受けているらしい英国でこのありさまなんだから、ね、わかったでしょうワクチン打っても意味なんかないって?」論の根拠にまでなりつつあるではありませんか。
5万人近く新規感染者を毎日出し続けても入院が必要な発症者は新規で869人、ほぼ全員がワクチン未接種者です。
日本の夏に多くの感染者が自宅療養を余儀なくされ、重症になるまで放置されたのが世界中の話題になりましたが、英国では病院に軽症で搬送された多くの人たちは比較的短期間で症状が改善して退院しています。
ついでに言えば、現在たいていの英国人は私の知る限り手をよく洗いますし日に何度もシャワーをしますしパンデミック以後握手や挨拶ハグやキスはひかえる人がほとんどなようです。
第一、感染者が手を触れた場所を触っても実際感染する率は限りなく低いということが今ではわかっているので手洗いの習慣の有無は感染拡大とはなーんにも関係ないような。
マスクの習慣は法規制が撤廃されて以来たしかに完全に廃れましたが。
要するに感染者の数はおおくても重症化する人が少ないのでぜんぜん切迫していないのです。
今のところ心配ご無用。
日本と違って、最初から「ワクチン接種完了後も感染の可能性がある」ということが広く知らされていた英国では国民の大半がワクチン接種した後も感染拡大がとまらないのは想定していたことなので、ちっとも緊急事態ではないのです。重症者を低く抑えさえすればワクチンの効果は充分はっきされているということなので。
ですが...
たしかにワクチンの効果は6カ月(あるいは3カ月)たったら薄れると言われ始めているのが気になるところです。
私も夫も2回目をうってからとっくに6カ月をすぎています。
今のところ、重症者の数が抑えられてはいるものの、接種者に重症者や死亡者がいないわけではないのです。
ワクチン効果が薄れた結果、感染者の数が今よりさらに増えれば当然重症者や死亡者の増えてくる可能性があるらしいのが不安のもとですね。
ケアホームなど施設に入居している高齢者はすべて、70歳以上の人の大半も3回目の「ブースター・ジャブ」の接種を受け終わっています。
ご存知でしょうが、英国の検査数はすさまじいですよ。
2週続けて減っているものの、昨日87、7223人がテストを受けて NHS オンラインに申告しました。
30分で結果が出る無料のテストキットをもらってきて自分で検査した結果、陰性でも陽性でも申告しなければいけないことになっています。
陰性の場合かなりの数の人が申告しないでそのまま日常生活を続けていると思われます。
(実際にはもっともっとたくさんの人が受けているはずです)
陽性であれば、NHSに報告してより正確なPCRテストを受けなければなりません。
先週、私が薬局でもらってきた無料のテストキット2箱です。
ショッピングセンターの中にある図書館の出張所兼コミュニティ・ハブ(情報発信機関)の受付には「ご自由にお取りください」という札の横にこの箱に入ったテストキットが50個ぐらい積まれていました。
(写真を撮っていいか聞いたらダメと言われました!!!!なぜ?)
各地の大学内でも配りまわっているようですし、職場や学校で出勤、登校の際強制的にテストを受けさせるところもあるようです。
1箱に7回分入っています。
PCRテストが陽性なら一週間毎日受けなければならないからです。
中国語の検品合格証が入っていました!
風邪の症状のあった娘が大学の寮から週末に帰宅する際に家族で受けてみようともらってきたのです。
...ええ、まあ娘の風邪の症状はすっかり全快していたので受けずじまいでした。
大学に行った子供たちが実家とその周辺にコロナを持ち込むケースが新学期以来増えているそうですので、やってみるべきだったかもしれませんね。
冬まで取っておきます。
コロナ検査が無料で受けられない日本に住む皆さんは、本当に日本全国の1日の新規感染者数が驚きの200人台だと信じられますか。
検査を受けていないから数がでていないだけではありませんか。
英国のように1日100万回のテストを無料で受けられるようにするべきだとは、本当に思いませんか。
マスクの着用の義務化を復活する案も政府の医療アドバイザーの間で検討されているようです。
私はすぐ後ろの席でしゃべっている人がいれば少し気になるバスの中や小さな店に入る時にはマスクを着用するようにしていますし、人がたくさん集まる場所にはいかないように今でも気をつけています。
しかし、個人が気をつけても国家規模の感染拡大はとめようがないですね。
法規制が復活すれば喜んで従うつもりです。
それより「ブースター・ジャブ」計画の加速を切望しています。