昨日は、英国民にとってクリスマスの次に重要な祝祭日、イースターでした。
もしかしたら、信仰のあるキリスト教徒にとってはクリスマスよりもっと信仰上、重要な意義のある日だったのかもしれません。
キリストの予言された最も重大な奇跡(復活!)が実現したのを世界に示す日なのですから。
今日は、ただの「イースターの翌日」です。それでも法定休日、イースター・バンクホリデー・マンデ― Easter Bank Holiday Mondy です。
さて、今日の写真は、今英国中どこに行っても目に入る花盛りの「ボタンザクラ」というのか?...濃いピンクのくす玉のように丸くかたまったサクラの花がぼったぼったと目の前にぶら下がる花木です。
家の近所で先週金曜日と土曜日に撮影しました。
華美で風景がパッと華やぎます。
でも日本で喜ばれる、はかなげで凛としたサクラの美しさには欠けるかもしれませんね。
今後、2~3週間の間は枯れもせずにゆっさゆっさ重そうに揺れ続けます。日本のサクラのようにはらはらと美しく散るわけでもなく、くす玉の形を維持したまま、少しずつ黒ずんで潔くない枯れ方で花の命を終えるのです。
さて、イースターですが、信者でもないわが家では何もしません。
お客もなく、大学の寮に住んでいる(毎週末帰省している)娘が来たらラム(コヒツジ)のローストでもしようと思っていたのですが忙しいらしく来られませんでした。
夫はベジタリアンです。イースターのローストを私一人のために用意するのも張り合いがなく、普通どおりのサカナのムニエルと日本のご飯で夕食を食べました。
午後、テレビでチャールストン・ヘストン主演の「十戒」をやっていたので見ることにしました!
有名なこの古典映画を見たことがそういえばなかったような...! ダラダラと長い「十戒」を見る!何と素晴らしいイースターの過ごし方でしょう?!
せりふ回しも音楽も大仰で、超大作なわりには背景が「書割り」風なのがまるわかりでショボかったりで失笑してしまい「いや、集中して見ていればそのうち目が離せなくなるほど熱中できるはずだ」と思って頑張ったのですが、集中が続かず、途中で洗濯物をたたむなど家事をしながら見てしまいそのうち話がよくわからなくなりました。結局エジプト脱出までもたず、みるのをやめました。
この年代(1950~60年代)に制作されたハリウッドの時代ものってみんなこんな感じでしたっけ?ずいぶん前に見た「ベン・ハー」や「スパルタクス」なんかは楽しめたのですが。
無神論者の夫がいやがるローマ法王恒例の祝福もききました。
編み物をしていたのですが、週末に毛糸を使い果たしました。オンラインで注文したくてもイースターの4連休で誰も対応してくれません。
夫の持病の常備薬2種類を薬局や診療所の重なる手違いで連休前に手に入れることができませんでした。連休中はどうにもならず、命にかかわる大事にはなってはいませんが、不安です。
今日は話題の映画を見にマンチェスターに行きたかったのですが、イースター連休期間は電車の運行が不規則なので取りやめにします。
首相、ボリス・嘘つきジョンソンはじめ、保守党取り巻き連や政府官僚が厳格なロックダウン中に無軌道な飲み会やパーティを繰り返す、という悪質な規則違反をしていたことが年末ごろから激しい追及の的になっています。
いったんは警察ほか担当機関による事実確認や違法性の重篤さの捜査が進む間は野党からの追及をかわすことが可能だった首相とその一味です。
そしてロシアによるウクライナ侵攻という世界にとっての一大事に英国の議会はそれどころじゃなくなり、嘘つきジョンソンとその一味はやれやれ...とホッとしていたであろうその時に...
とつぜん完結した警察の違法性審査!
英国政治史上初の現職首相の違法行為が確定!警察沙汰になって罰金刑ですが複数件の刑事罰が適応されました!
それでも辞めないボリス・開き直りジョンソン首相とその一味!
国会はイースターの4連休で閉鎖中、辞任要求もストップしちゃっています。
やめさせなきゃ!
金、土、日、月の4連休が明日、明けるのが待ちきれません。
「辞めさせなきゃ」という 威勢の良さが 良いですね キット 代わりは 幾らでも 居るのでしょう
規則違反は絶対していないとおおいばりだったのですが。恥知らず。次期首相候補にぼんやりあがっていたリシ・スナク財相も罰金刑になり他にもいろいろ評判を落とし候補から落ちたようです
かわりはいくらでもいなそうですが、だからと言って不正をして開き直る人を首相にすげておく民主国家はあり得ません!