イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ストックポートのショッピングアーケードに出現した、夏の終わりのレトロな海辺のファンフェア、追記。。。

2019年09月02日 09時00分00秒 | 英国ってハズカシイ!
海辺の雰囲気を盛り上げるリアルなカモメの置物....


観光客の手からアイスクリームやフィッシュ&チップスをかすめ取り、所かまわず糞を落とすイギリスの海岸で思い切り評判の悪いカモメ!

今回は先週の、ストックポートタウンセンターのショッピング・アーケードに出現したファンフェア(モドキ)の記事(リンクです☟)の追記です。
写真は金曜日と土曜日に撮りました。


ストックポートがキッチュな海辺の遊興地に!ショッピングアーケードに出現した小規模なレトロ・ファンフェア

もう一度読んでください。

海辺のムードにそぐわない、いかにもショッピングセンターに買い物に来たという身なりの通りがかりの人々がデッキチェアでくつろいでいます。


いえ、くつろいでいるというより、この頃はみんな腰を下ろすなりスマートフォンのチェックです!

ライド(乗り物)で遊ぶ子供たちを待つ親かもしれません。

ここ一週間、すっかり涼しくなりました。
8月の終わりは夏の終わりです。

週明けの今日から学校がはじまりました。
毎年、9月の最初の週の月曜日が新学期(=新学年)の始まりです。

でも、イギリスのほとんどの学校では昔から児童、生徒の初登校は火曜日か水曜日に繰り下げられるのが普通です。
先生方の打ち合わせや設備のメインテナンス、検査などに週の最初の1日目か2日目があてられるからです。

そういうことは夏休中に(夏休みの最後の日にでも)やっておけばいいのに!と思いますよね。

イギリスのたいていの保護者もそう思っています。
だけど、夏休みは教職員に保証された完全休暇期間なので1日も削るわけにはいかないのです。

....それはともかく、一時かなりの量の雨が降ったものの天気が回復、好天の夏休み最後の週末、例のしょぼいお子様ファンフェアを通りかかったのでまた何枚か写真を撮りました。

無料の砂場(free beach と看板が出ています)の角には、イギリスの海辺のレトロな風物詩、「顔ハメボード」


イギリスでは確か photo stand-in とか言ったと思います。
それにしてもショボい絵柄ですね。

しまりのない体形のお母さんと海水パンツが落ちかかっている(?)少年。いったい誰がなり切って写真をと撮ろうと思うのでしょうか。
ハワイアンカップルのサーフボードののり方も手の位置も思いっきり不自然です。

実際の海岸には筋肉もりもりの「ムキムキマン」やセクシーなピンナップガール、ユーモラスな太ったおばちゃんなどのレトロな絵柄のスタンドインが用意されているはずです。

顔を穴に通さないよう、注意書きが書いてあります。



この対角の位置にはプリンセス・アリエール(リトル・マーメイド)のスタンドインがありました。


ディズニーがま版権のことで何か言ってこないのか不思議ですね。
そもそも顔の部分が丸く抜けているのでこれは問題がないといってもいいのではないでしょうか。


いいえ、それどころの騒ぎではありません。


ティ―ポットに「ディズニー」と書いてあります。心臓に毛が生えているとしか言いようがありません。

ふてぶてしくも ディズニーの古典キャラクターに...


反対側には比較的新しい(それでも古典的人気の)「カーズ」のライトニング・マックイーンと「トイストーリー」のバズ・ライトイヤーが描かれています。


このカルーセルは上の息子が小さかった20年以上前からこの場所に永久設置されています。


前回ケロッグの登録マスコット、トラのトニー君が描かれたアイスクリーム・ヴァンの件で、キッチュ意匠では無許可のキャラクター使用がほとんど野放しになっているらしい」と、私が言ったのがわかっていただけたでしょうか。

トラのヴァンの側面に描かれたトニー君...ではないソフト・アイスクリームをもって筋肉をひけらかしてすごむ険悪なトラの存在に前回は気がつきませんでした。



前回、すべてのライドは50ペンス、と書きましたが、カン違いでした。
ほとんどが2ポンドでした。


これが同時進行の「ウィスタリア・ウォーク」のディスプレイです。




イギリスの盛夏の花ウィスタリア(藤)の造花の飾りつけがなかなか華やかなのですがさすがに9月になると季節感の欠如が気になります。

土曜日の午後4時ごろ、その日の「店じまい」をしているところに行き当たりました。




空気を抜いたヘルター・スケルター、タコスのように両側をおり上げた「ディズニー・ティーカップ」この後いたずら盗難対策をどうしたのかは見届けませんでした。
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久々に登場、ストックポートで見かけた皮膚たるみ犬、かわいい!

2019年09月01日 09時00分00秒 | 英国のイヌ

5年ほど前、ストックポート日報の連載が始まったばかりの時にも特集したことのある天下の珍犬種、だぶだぶ皮のシャーペイ。


ああ、かわいい...

今回もまた、子犬です!
名前はキック。


シャーペイ(沙皮)という犬種名からそうぞうできるように、同じく渋い顔つきをしたチャウチャウと同じ中国原産のイヌです。
シャーペイというのは砂のような皮膚という意味の中国語だそうです。

成犬になったら紙やすりのような硬い短毛になるそうです。

中国古代からの犬種に西洋の闘犬、マスチフ系を掛け合わせた獰猛な闘犬として確立した犬種ですが、戦後中国の文化大革命の頃、元貴族や富裕な市民に飼われていた背景が中国共産党に毛嫌いされたため、中国本土ではほとんどすべてが殺されて絶滅したのだそうです。

ひどい話です。
香港で発見された生き残り200頭をもとにアメリカ人が繁殖に力を尽くし性格のおだやかなペット用の犬種として新しい犬種としてよみがえらせました。

日本ではまだあまり見かけないそうですが、イギリスではけっこう見ますよ。

ストックポートのタウンセンター、おなじみの景気の悪い通り、プリンセス・ストリートのフィッシュ&チップスレストランの外の席に座っていた若い女性の飼い犬です。



かわいい...!

毛布をかぶっているような柔らかい余分な皮膚が引っ張るとのびる、のびる!
たるむ、たるむ!

つきたてのお餅のようでした。



かわいい...!!!!

どうでもいいことですが、右側の男性は飼い主の女性と電話番号の交換をしていました。ナンパでしょうね。





シャーペイの子犬の皮のあまり具合は座っているときにより強調されます。
以前の記事のリンクを貼りました☟

座っているシャーペイ子犬の胴回りを取り巻く多数の「リング」に驚愕してください。

全身毛布をかぶっている!!イギリスで人気の珍犬種、シャー・ペイ  

コメント (4)
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