1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

ゴルフ観戦

2009-04-13 14:19:50 | おでかけ
ハニカミ王子が海の向こうで夢の大舞台に挑んでいるのを見届けてから向かったのは、スタジオアリス女子オープン初日会場(花屋敷GCよかわ)。

会場入り口では分からなかったけれど、ゴルフ場ってば、予想以上に広い(断るまでもないと思いますが、わたしはゴルフはしません。ときどきテレビで観ることはあるけど。なので、ここから先に書くことは、ゴルフ関係者のみなさまには失礼なくらいにド素人な直感です)。

たとえば、第1ホールはこんなかんじ。プレーヤーからはフラッグすら見えないホールがあるなんて、テレビでは気づかなかった。

こんなに広い必要があるわけ?と思ったけれど、選手が勢いよくボールを飛ばすのを目の当たりにして納得。たしかにこれくらい広くないとプレイできないっていうか、危ないんだわ。

この大会の目玉は、藍ちゃんとさくらちゃんのいる第15組。ほかにも昨年ツアーで優勝した選手が数名参加していたようだけれど、この2人の放つオーラはただごとじゃなかったです。とくに藍ちゃんは、すごかった。

この日会場にいた観客の8割以上は、この組について回っていたんじゃないかと思います。

ひとつの山をまるまる切り開いているだけあって、緑も多い。そのぶん、だだっ広い芝生の不自然さというか無理矢理とってつけました感が際だつ、といえないこともない。そもそもゴルフ自体が極度に閉じられた空間を作り出してはじめて可能となるスポーツなんだろうと思う。

たとえば、選手がボールを打つ前には、「はい!プレイ入りまあす、止まってくださああああいっ!」という注意喚起(?)の声が入って、ギャラリーには私語はもちろん、歩くことさえ許されなくなる。実際にやったことがない者からみると滑稽なほどに“し~ん”と静寂した状態を求められるわけだけど、ゴルフファンのみなさまは真剣そのもので選手の一挙手一投足に注目している。これがいっそうの可笑しみを誘う(と同時に、ニッポンのオジサンたちのゆとりのなさをみる気がしてちょっぴり切なくなっちゃったりする)。それから、テレビなんかで冗談みたいな扱われ方をされている、“お静かに”の札。あれも本当に使われている、というか、あれなしにはゲームが進行しないしくみになってて、重要なアイテムとしての地位を占めていることに軽く驚嘆しつつ、「あの札、セクハラまがいの笑えないオヤジギャグとかに対抗するときに使える!」と思いついて、かなり興奮。「必ず買って帰ろう」と思ったのだけれど、けっきょく会場全体にみなぎる本気度に気圧されてしまって、売ってるのかどうかすら確かめられず。残念(あれば必ず買ったと思うし、マニア好きしてけっこう売れるんじゃないかと思うけど)。

と、まあ、なんだかんだとひねくれた見方をしてみても、季節が来れば花はちゃんと咲くし、木々は芽吹くし、うつくしいものはうつくしい、、、

大きなミモザの樹が満開を迎えていました。


年に数日しかないような、さわやかな晴天に恵まれた1日で、とっても気持ちがよかったです



「藍ちゃん、強いね~。こりゃこのまま優勝だね~」と会場を後にしたのに、全3日間の大会が終わってみれば、優勝は、初日に気の毒なほどパターがグダグダだった、さくらちゃん。こういう“何が起こるか分からない”的なところが魅力のひとつなんでしょうね。ゴルフ観戦そのものも期待していた以上に楽しかったけど、その場所がもつ独特の雰囲気を味わうこととか、そこから得られる“わかったようでわかっていなかったことが、すんなりわかる”みたいなことって大事だなあと思ったのでした。

自分が実際にやってみることはできない、相撲、ゴルフ、ときたこの2か月。つぎは、参加型(?)の競馬あたりに行ってみるかな~。