だなんて大げさなタイトル、ほんと~??とやや訝しく感じながら、観に行って来ました。
神戸ファッション美術館「超絶刺繍-ヨーロッパ・インド・日本のわざ-」
いやあ~、びっくり仰天、疑ってごめんなさいてなくらいに、多種多様な刺繍の世界が待っていました。超絶と言いたくなるのも分かる、これ以外にぴったりくるフレーズが思い浮かばないもの。
手芸のなかで何がいちばん好きかと聞かれたら、「ししゅう」を挙げるくらい刺繍が好き。といっても、一度もきちんと習ったことがなく、我流でやっているのですが。日用品に施して使えるという点は実用的なのに、デザインや技法の多さ、奥深さなんかにとても興味を惹かれます。以前にユキ・パリスさんのコレクション展を観に行ったときに、布1枚から歴史が見えるということを教えてもらったのだけど、そいういう、いろいろなことを想像させるところも理由のひとつかも。
ナポレオンが戴冠式で来ていた衣装のレプリカ(といっても、ミンクの毛皮や金糸など、素材は本物と同じものを使用)にも、日本刺繍の繊細な技(職人の伝統が継承されず、いまでは、再現することができないものばかり)にも、ため息が出るほどうっとりさせられたけれど、もっともすばらしかったのは、インドのキルトししゅう。手刺繍だと言われてもにわかには信じられないような細かな張り運びに、植物をモチーフにした豊饒なデザイン。ほんとうに、すばらしかったです。かなり長いあいだ座り込んで見ていたのだけど、その間、「指1本でもいいから触れてみたい」という欲求にかられて、大変でした(作品タッチは禁止。もちろん、がまんしました)
10月12日まで(原則水曜休館)。お近くの方(そうでない方も)、手工芸好きには、一見の価値ありの展覧会です
神戸ファッション美術館「超絶刺繍-ヨーロッパ・インド・日本のわざ-」
いやあ~、びっくり仰天、疑ってごめんなさいてなくらいに、多種多様な刺繍の世界が待っていました。超絶と言いたくなるのも分かる、これ以外にぴったりくるフレーズが思い浮かばないもの。
手芸のなかで何がいちばん好きかと聞かれたら、「ししゅう」を挙げるくらい刺繍が好き。といっても、一度もきちんと習ったことがなく、我流でやっているのですが。日用品に施して使えるという点は実用的なのに、デザインや技法の多さ、奥深さなんかにとても興味を惹かれます。以前にユキ・パリスさんのコレクション展を観に行ったときに、布1枚から歴史が見えるということを教えてもらったのだけど、そいういう、いろいろなことを想像させるところも理由のひとつかも。
ナポレオンが戴冠式で来ていた衣装のレプリカ(といっても、ミンクの毛皮や金糸など、素材は本物と同じものを使用)にも、日本刺繍の繊細な技(職人の伝統が継承されず、いまでは、再現することができないものばかり)にも、ため息が出るほどうっとりさせられたけれど、もっともすばらしかったのは、インドのキルトししゅう。手刺繍だと言われてもにわかには信じられないような細かな張り運びに、植物をモチーフにした豊饒なデザイン。ほんとうに、すばらしかったです。かなり長いあいだ座り込んで見ていたのだけど、その間、「指1本でもいいから触れてみたい」という欲求にかられて、大変でした(作品タッチは禁止。もちろん、がまんしました)
10月12日まで(原則水曜休館)。お近くの方(そうでない方も)、手工芸好きには、一見の価値ありの展覧会です