1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

糸食い

2006-11-12 23:55:40 | あみもの
妖怪の名前じゃないですよー、すいかが面食い、という話でもないです。真剣に編み物ネタです

初めてマフラーを編んだら、編み始めと編み終わりの幅がぜんぜん違った…なんて経験、ありませんか? これは、編み進むにつれて手が慣れてきて、ギチギチになりながら編んでいた編み始めと"手"が違ってしまうから起こること。

で、ギチギチに目を詰めて編む人は「手がきつい」、その逆でユルユルの編み目になる人は「手がゆるい」と言うのだそうです。わたしは、棒針は手がゆるく、鉤針編みは手がきつい、タイプ。

編み物教室で知ったのですが、手がゆるいひとのことを「糸食い」と言うのだそうです。例えば、同じサイズ・デザインのものを編んでも、手がきつい人は毛糸玉10玉で余りが出るのに、手がゆるい人は10玉では足りない、なんてことがあって、「手がゆるいと、糸をたくさん使う=糸食い」なんだそう。だから、手がゆるいすいかは糸食い、なのです。

今週末、少しまとまった時間が取れそうだったので、ほんとにほんとに今度こそ、あの茶色のセーターを仕上げるつもりでいました。苦戦していた裾編みも、やや「短いかなー」と思いながら何とか仕上げて、あとは袖口にガーター編み数段を編んで、本体につけるだけ、というところまで来ました。

「わお、頑張れば、今夜中に終わる」と夕方から張り切っていたのに…

  げーっ、糸が足りないーーっ!!

写真の右側に申し分け程度にある糸くずみたいのが、残り糸。誰がどう見たって、足りない。しかも、出来上がったはずの本体を試着してみたら、やっぱり裾が短い…(着られないくらいに短いです)。なので、ここもあと4,5センチは編み足す必要あり。

ということで、少なくともあと1玉は買い足さなければなりません。というのに、毛糸のラベルを全て捨てるという愚行を犯してしまいました(またも…)。去年買った糸だから、ラベルが残っていても同じロットのものが手に入るとは思えないし、裾で使うので違うロットでも構わないのだけど。

いま一番悩んでいるのが、どうせ買いに出るなら、1玉ではなく2玉買って揃いのニット小物を編むかどうか。いままでセーター&帽子(これこれ、とか)、マフラー&帽子(これとか)など、セットでニットを編んできましたが、この糸で帽子ってあんまりかわいくないし…。

カシュクール型で首周りがかなり開いているので、細めのマフラーでも編んで巻いてみようかなあ…。

って、こんな風にいろいろ考えるのも、またたのし、な深まりゆく秋の夜長です


最新の画像もっと見る

コメントを投稿