古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

近田さん 般若心経を読む  膝栗毛24

2016-11-24 19:48:28 | 膝栗毛後編

 般若心経を諷経するお坊さん

 

妙法蓮花経普門品      ミョウホウレンゲキョウフーモンボン

第始終忽多闇世間      ダイシージュウゴツタヤーミセーケン

子息大分遊興毎晩      シーソクダイブンユーキョウマイバン

三味線音曲滅多無正    シャミセンオンギョクメッタームーショウ

夜前大食翌日頭痛      ヤ-ゼンタイショクヨクジツヅツウ

八百羅利古灰笑止千万   ハッピャクラーリーコツパイショウシ-センバン

近辺医者早速御見舞    キンペンイーシャ-サッソクオンミーマイ

調合煎薬吞多羅久多良   チョウゴウセンヤクノンダラクッタラ

腹張多心経チイン・チイン   ハラハッタシンギョウ

 今日は膝栗毛の読み合わせ会でしたが、熊本もこの冬一番の冷え込みでし

た。京は積雪があったと昼のニュースで報じていました。全国的に寒い一日と

なつたようです。

 さて、上記は一九一流のおふざけですが、般若心経を模しておかしみの極み

ですね。こういう奇智縦横の才が膝栗毛にはいたるところに見られます。ここ

読み終わったところで近田綾子さんが本物の般若心経を暗誦されました。

巻を暗記されているのです。これにはまた驚きました。


托鉢僧 太宰府天満宮参道

2016-11-24 09:03:37 | 日記

 太宰府天満宮参道はお祭りのような賑わいでした。梅ヶ枝餅のお店には行列が

出来ています。11月は七・五・三などのために参拝客が増えるそうで着飾った親

子連れが目立ちます。雑踏の中に托鉢僧が低くお経を唱えながら立っていまし

た。これは雲水とは違うと思いますが衆生に喜捨を求める行為は同じですね。若

い人が喜捨するのを見かけました。わが国は仏教国なのですね。九州国立博物館では鳥獣戯画展をやっていました。