べんりや日記

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水道タンク

2008-10-22 00:41:04 | 長岡市中島 バリアフリー住宅(越後杉)


先週からずっと晴れの日が続いています。
こう、いい天気ばかりだと少し恐ろしくなる。急激な雨が降らないかとひやひやしています。

天気のいいうちに、外作業を進めておきました。
市内の蓮潟町T邸の栗石並べも終了し、捨てコンクリートのに墨を打ちました。
これで雨が降っても作業ができる。

工場も、この夏のゴミが山となり、撤去作業をしています。
雨でも出来る仕事は後回しです。

今回の蓮潟T邸は、自社にて基礎を行います。
いままで忙しすぎて左官屋さんに任せていたのですが、鉄筋から型枠から全て自社で施工できるのも、わが社の特徴です。
久々に購入した鉄筋は2~3年前の1.5倍ほど値段が上がり、中国需要が落ち着いて、くず鉄の値段が下がっても、製品単価に反映されないのは悔しいところです。
・・といっても、鉄筋の値段なんてそんなに高いものでもない。
差額でせいぜい5~6万円くらいです。基礎の総額から見れば微々たる物・・
かえって、2・3万サービスしてもっと強い基礎にしてしまいたいくらいです。
そういった、トータル的な判断ができるのも、仕事を網羅しているが故、できる裏技。


写真は長岡の水道タンクです。
最近、見附から帰ってくるときに浮かび上がる水道タンクが美しい。
思わず車を止めて撮ってしまった・・・

水道タンクは私が小学校の頃、学校からよく見えました。
このあたりの象徴的な建造物で、写生の時間には、この円筒形の建物が描かれていました。実に面白い形です。

最近、設計に円形の部分を作るのも、子供の頃の記憶がそうさせているのかも知れません。
中島町H邸の円形屋根は、水道タンクのイメージが無意識のうちに取り入れられていたのだろうか?
中島小学校のグランドからはどちらの建物も見ることができます。
子供たちも、この建物を見ながら育っていくのだろうか??


そして、本日は東京へ出張してきました。
全国建築組合連合(全建連)の次世代委員会の一員となっています。
これからの建築の担い手として、関東圏の次の世代の人たちが集まって、今後の工務店のあり方や住宅の売り方を検討しようというもの。
「200年住宅(超長期優良住宅)」の検討も、その目的の一環でした。

各会社が「200年住宅」を前面に押し出して受注を伸ばしているようです。
ハウスメーカーやパワービルダーの真似の出来ない「国産材を使った」家づくりで差をつけようというもの・・国交省の補助金(最大200万円)も後押しをしているようで、今後の動向に期待できます。
施主さん、工務店、全建連の3社でデーターを共有し、長期的に建物のメンテナンスが出来るのも魅力の一つ。

10年以降の不等沈下や地震時にも対応できるように工夫を・・と提案をしてきましたが、反応は今ひとつ・・金物を使った場合のウィークポイントも研究してもらいたいところです。(別に、金物に頼るなとは言わないから、せめて工夫はしたほうがいいかもね。)

わが社も、200年住宅仕様の建物を来年の10月までに1棟は作っておきたいところ・・手刻みよりはコストが下がるので、リーズナブルになると思います。
伝統構法のノウハウが活かせればと思っているのですが・・・・
(差鴨居とか・・捨てがたい)

200年住宅については、超長期モデル事業を参照してみてください。
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