米国が完全に忘れ、日本が自虐趣味者に完全に牛耳られたら、世界そのものが、つまり人類が存在しない
2016年11月15日
私がトランプ次期米国大統領について、極めて抑制的に書いてきたことは、読者はご存知のとおり。
最大の理由は既述したとおり、米国の次期大統領になる可能性が高い人物、つまり共和党が最終選択した候補だったからである。
彼の刺激的な発言については、戦後70年日本を覆っていた非核神話という嘘を一瞬にして破壊した、むしろ、戦後最大のトリックスターであると書いた事もご存知のとおり。
約10年前、文明のターンテーブルを書くときはとうに過ぎていたが、それでも、やっぱり書かなければならないと考えていた時、私は、資本主義の根幹である株式市場についての考察を全くしていない事に気づいていた。
だから数年間、株式市場を考察し、その後に、文明のターンテーブルを書き上げた事も、ご存知のとおり。
だから私は、当時、誰一人として言及していなかった事々を断言したのである。
その一つが、1ドル=111円~112円が、ドルと円の適正価格であること、
*今は米国のGDPは当時の4倍弱、日本は当時のままだから、単純に計算すれば111円×3=333円ぐらいが、少なくても適正価格だと言っても過言ではない*
それを正すだけで、不要無用で世界にとっての大災厄だった日本の大停滞…これが今の極めて危険で不安定な世界を作った事は、もはや歴史的な事実だ。
だが、その価格は世銀が算定している「購買力平価」そのものであることすら、当時のメディアやいわゆる文化人たちは、誰一人として気づきもせずに、超円高で良いなどと言う阿呆な事を言い続け、日本の失われた20年を作り続けていたのである。
彼等だけは無傷だったどころか実質的には収入を増やしていた事、快適な人生を送り続けていた事も既述のとおり。
本当の本物である日本を代表する大企業の多くが苦しみに喘ぎ、それが日本の若者を信じがたい程に貧困や就職難、結婚難に追いやっていた事も知らぬ顔で、彼ら(これこそが、いわゆるエスタブリッシュメント…エゴイズムの塊の連中だったと言っても良い)は、我がの世の春を謳歌し続けた。
デフレを更に進行させた幾つかの企業や、IT世界が到来し、日本が米国と並んで、当然の結果として覇権を握る事を潰し、日本が世界に誇る電機メーカー群を、単なるPCの箱を製造する会社の地位に追いやり、無数の苦悩者を作りながら、己だけは、日本で1,2の大資産家になったような者達がのし上がったのである。
つまり、米国に欠点を求めるとすれば、(アメリカンドリームの凄さを全部否定した上での話として)格差社会である事に尽きるわけだが、この米国型とは全く無縁だった日本の社会にも格差社会の様相を、自ら作り出した少数の経営者を生み出していたのである。
日本が、戦後の荒廃から奇跡的に回復して、本来の国の歴史と文化を根幹とした態様として、当然に、米国と並び、後、170年、世界を導いて行かなければならない国として、神の摂理である文明のターンテーブルが、日本に回ったのは、全く言うまでもない事だが。
それは、これら、文明のターンテーブルの進展を止めながら、自分だけは大金持ちになったような、人間たちの結果でなど100%無いことは、幼稚園児にでも分かる事なのである。
NHKや朝日などのメディアとこれに同調しているいわゆる文化人たちには、全く分からなかっただけで。そんなものたちの中の或る者がノーベル賞を取り、或る者が候補に擬せられている事そのものも、今の世界を作った原因である事に間違いはないのである。
話を本題に戻すが、
今となれば、ここにも(文明のターンテーブルの進展を止めた事々にも)、実は、韓国や中国の情報機関の暗躍…つまりNHKや朝日などのメディアとこれに同調している、いわゆる文化人達に対する操縦が在ったのではないかと確信されるほどだが。
大統領選挙の投票日の直前にメディア報道とは違って、どちらが勝つかは全く分からないと考えていたのは、私と、長い付き合いの大阪有数の資産家の御老人だけだったと言っても過言ではない。
私は、特に、私がそうであったように、米国民も、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントンポスト紙などが正しいと言う事はあり得ないと考えるようになっていると言ってもおかしくないこと、つまり、エスタブリッシュメントが偏向した記事を書き続けている事、事実を報道しているとは全く限らない事を、米国民が感じていないと思うほうがおかしい、と私は考えていたのである。
或いは、私が世界に発信し続けている事は、伊達ではないのだから、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントンポスト紙などが、朝日新聞と同様に、特に日本に対して、歪んだ思想で、無知で粗野で出鱈目な事を書き続けて来た事を米国人が知り始めていないと考える方がおかしい…実は、私の言葉は、はるかに多くの人に届いているはずだから。
そういう感覚があったのである。
上記の御老人と一致していた事は、結果は蓋を開けるまで全く分からない事と、私はトランプが勝つ可能性が大いにあって、その時は、真逆な報道に対する瞬間的な反動の結果として、日経平均株価は一日で1,000円は下がるであろうこと、
だが、米国は中国では全くないのだから、(トランプが大統領になったからといって米国が潰れる事など100%無いのだから)、
昨年末から年初にかけてのような、中国に対する懸念から起きた、大暴落は絶対に起きるわけがないこと、
つまり、そこがいわゆる底であって、後は一気に元にもどるであろうこと、
何度も言及していることだが、中国の10年先のことは世界の誰にも分らないが、米国の10年先が世界の誰にも分らないなどと言う事はあり得ないこと。それどころか、米国は10年先も米国である事は、世界の誰にでも分かる。
何故なら、米国が米国でなくなっていると言う事は、世界が消滅している時だと言っても過言ではないからである。
習近平がいくら、独裁者のとんでもない発想をして世界の覇権を目論んだところで、世界は、共産党の一党独裁など誰も望んでいないのだから。
つまり習近平は裸の王様に過ぎないのだから。
米国は、日本と並んで世界最高の知性と自由を持った国であり、世界をリードしてゆかなければならない国である。
人類史上初めて原爆を人間の上に投下した国だから、逃れる事など出来ず、永久に、世界のリーダーで在り続けなければならないのが神の摂理なのだ。
米国が、この神の摂理を少し忘れ、日本を、朝日新聞などが牛耳って来た状況が復活して、彼らが日本を強く大きくするのではなく、韓国や中国の様な国に操縦されているといった方が正鵠を射ているような態様で、
共産党の一党独裁政治で育ったボコバのような人間が支配している国連と一緒になって、日本を矮小化し、虐げ続ければ、世界は今の様に揺らぎ、危険な状況になる。
米国が完全に忘れ、日本が自虐趣味者に完全に牛耳られたら、世界そのものが、つまり人類が存在しない。
それが神の摂理である事を、朝日やNHKなどのメディアとこれに同調しているいわゆる文化人たちと、世界中の同様のひとたちが知るべき時はとうに来ているのである。
この稿続く。