文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

新憲法もマッカーサーの思いを忖度して9条提案者になり切った。ここまで日本に仇なした政治家を他に知らない。 

2023年04月06日 16時39分14秒 | 全般

以下は本日発売された週刊新潮の掉尾を飾る高山正之の連載コラムからである。
本論文も彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。
随分前に、世界中のプリマから大変な尊敬を受けているモナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した。
その時に彼女が芸術家の存在意義について語った言葉である。
『芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです。』
彼女の言葉に異議を唱えるものはいないだろう。
高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであるだけではなく、戦後の世界で唯一無二の芸術家と言っても全く過言ではない。
一方、大江…彼については、故人を悪くは言いたくないが(下記の高山正之に倣って言えば)村上、平野等、作家と称する人間達、自分達を芸術家だと思いこんでいる人間達の多くは、芸術家の名にも値しない存在なのである。
何故なら、彼らは、隠された、隠れた真実に光を当てて、それを表現する、どころか、朝日新聞等が作り出した嘘を表現して来ただけの人間達だからである。
彼らの様な存在は、日本に限らず、世界中の国においても同様なはずである。
つまり、真の芸術家とは、極少数しか存在していないのである。
私が、今の世界で、最もノーベル文学賞に相応しいのは、高山正之を措いて他にはいない、と言及している事の正しさを、本論文も見事に証明している。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。

一院制
日本の憲法は出生の秘密があまりに多い。 
バイデンは「日本が核を持たないように米国があの憲法を書いた」と米国生まれを語っている。 
「いやいやあれはGHQのアドバイスに日本人が乗っただけ、日本人が生みの親だ」とマッカーサーは回顧録に書いている。 
戦力放棄も「昭和21年1月、幣原喜重郎がGHQにきてそれを言った」「私は感動して彼の手を握って泣いた」と尤もらしく綴る。 
ただ幣原はずっと米国に媚びてきた。
ワシントン条約では米国の思惑に従って日英同盟を破棄し、日本の孤立を招いた。
ひっぱたかないと分からない支那にも米国に遠慮して軟弱外交で臨み、邦人が多数殺された。 
「英語上手」が唯一の自慢で、だから英語を喋る米国人を神と敬った。 
新憲法もマッカーサーの思いを忖度して9条提案者になり切った。
ここまで日本に仇なした政治家を他に知らない。 
幣原はマッカーサーの許には頻繁に通っても天皇陛下に憲法改正、戦力放棄を上奏した記録はない。 
それに改憲の手続きも法的におかしい。 
「そこは問題ない」と憲法学者の長谷部恭男は言う。
「なぜなら憲法改正案が公開され、
その後の総選挙で選ばれた議員が審議して制定されたから」という。
改憲は民意だったと。 
しかし長谷部はその総選挙が合法かは言わない。 
GHQは従来の中選挙区制を大選挙区から小選挙区まで選挙区割りを勝手に引き直した。
日本版ゲリマンダーだった。 
候補者もGHQが決めた。
まず有力な政治家や有識者など人材20万人を公職追放し、候補者から外した。 
今の日本でも上から20万人を外したらガーシーだって残らない。 
GHQはその穴を例えば獄中にいた徳田球一ら共産党員らで埋めた。 
知能遅滞児の中絶、断種を主張する加藤シヅエも「進駐軍の偉い将軍がいらして」立候補した一人だ。 
彼女らGHQ推薦組はなぜかみな当選し、あの総選挙が決して公正ではなかったことを示している。 
それに今の憲法は前文の日本語も日本語じゃないしおかしなことばかり。 
それを国会が70年間、検証も審査もしてこなかったのはもっとおかしい。 
それで遅ればせながら衆院憲法審査会が毎週開かれるようになった。 
国民感情からすれば毎日やってもおかしくないと思っていたら立憲民主党の小西洋之が「毎週はやりすぎた、何も考えないサルと同じだ」と言った。 
際限ない猿の自慰行為を暗喩しているみたいで言葉に品がない。 
この人は東大出で憲法学者を名乗る。
かつて安倍首相に「芦部信喜を知っているか」と問うた。 
芦部は宮沢俊義の一番弟子だ。
師はGHQが米国製憲法を押し付ける事態に東大法学部長として何か言わねばならなかった。 
明かに違法と言えばパージされる。
で、気づいたら国民主権になっていたという八月革命説を唱え、GHQ憲法を正当化した。
おかげで貴族院議員にしてもらえた。
曲学阿米の人だ。 
芦部も師に倣って憲法学は須(すべから)く米国憲法にあるべしとまで言った。 
安倍晋三がそんな幇間学者を知るわけもない。
小西は東大憲法学の泰斗を知らずに憲法を語っていいのかと嵩に懸かった。 
しかし三権分立もなければ事後法も勝手、黒人奴隷も許してきた国の憲法がどう素晴らしいのか。
傍目には東大の権威を振りかざしているとしか見えない。 
そんな空論で国会を空転させた挙句、今度は「総務省内の郵政派と自治省派の争い」(高橋洋一)から発したいい加減な公文書でまた国会審議を紛糾させた。 
ずっと小西の肩を持ってきた朝日も些(いささ)か疲れたのか。
この騒ぎの中、経済同友会の樋口真紀子に「良識の府、果たせぬなら」と題して参院を廃止して一院制にという提言を載せた。 
潰せば経費削減になるし審議も捗る。
これも小西議員のおかげになるか。



2023/4/4, in Kyoto


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