以下はラフの原稿である。
週刊文春が暴いた木原のスキャンダルは何故重要なのか?
週刊文春が大スクープ記事として報道するまでは、国民の99.99%は、この件を知らなかった。
だが、各国の諜報機関や日本に潜り込んでいる工作員達が知っていた確率は極めて高い。
それらの情報を収集するのが彼らの為すことなのだから。
安部さんが暗殺された時、慧眼の士は皆、山上単独の犯行でなどあるわけがない。
黒幕がいる、そう直感したはずである。
朝日新聞、毎日、東京等、やNHK等のテレビ局の人間達が、真の原因者であることを、本欄は当日のうちに書いた。
あの時、事情通の誰かが言っていた事が、私の脳裏にずっと残っていた。
奈良県への応援演説入りは、急遽、決まった。
予定では奈良県ではなく別の県(確か長野県等)だった。
しかも奈良県の候補者は当選確実に等しかった。
安部さん暗殺事件を解くカギとして、上記の人物は、「安部さんの予定を変更させた人間が誰か?」
安部さんが前日の岡山県から急遽奈良県に入る事に変更したこと。安部さんの奈良県での街頭演説会場の場所と、その時刻を知っていた人物が、この事件解明の鍵だ、と言っていたのである。
極めて重大な暗部を抱えている人物を政権の中枢に据える事は国家の破綻にも繋がりかねないのである。
安部さんが暗殺された時、国民の99.9%は木原のスキャンダルを知らなかった。
誰もが知っている事実で政府の要人を脅す工作員はいない。
当人しか知らないと考えている事案で工作員は脅すのである。
だから政権の構成員、特に、その中枢にいる者は、身辺が無問題でなければならないのである。
岸田、木原、林には、妙な陰があると、慧眼の士は皆、思っていたはずである。