ツバメも来る家

わが家にここ数年ツバメが巣をかけます。ツバメのことだけでなく身の回りのことを綴っていきたいと思います。

知らんかった! 冬来たりなば

2016-01-29 | ことば
「春遠からじ」の投稿で「冬来たりなば春遠からじ」の言葉を引用しました。
寒い冬が来たら、その後には暖かい春が来ます。
単純にそう思ったのでした。

ところがです。

投稿から数日してネットで検索してみました。

イギリスの詩人・シェリーの「西風に寄せる歌」の一節で、
If winter comes,can spring be far behind?

季節のことだけの意味ではなく、「今は不幸な状況であっても、
じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せがめぐってくというたとえ。」とありました。

知りませんでした。季節のことだけを言っているとウン十年思っていました。(-_-;)

念のため、広辞苑 第四版(昔買ったので古いです)を開いてみました。
「冬来たりなば春遠からじ」シェリーとだけ書かれていました。

ことわざ大辞典(小学館 昭和57年発行)買ったままほとんど見ない辞典があります。
これには「つらいきびしいところを耐え抜けば、幸福な繁栄もまじかいというたとえ」とありました。

生半可な、うろ覚えで、文章は書くなという戒めでしょうね。恥ずかしいです。

贈る言葉、贈られる言葉

2015-12-13 | ことば
贈る言葉

前回投稿の終活のときにかあちゃんの横にわたしたち世代の女性が座っていました。
聞かないのにこんな話をしはじめました。
病床の主人に「愛してる」と言ったんですよ。
それを聞いた主人は「馬鹿か」と言いました、と笑われました。
わたしたちは黙って聞いていました。

「それで初めて川柳を作りました。愛してる 言ったわたしが 馬鹿でした」
「主人は亡くなりました。今は公民館のサークルで川柳を作っています。楽しいですよ。おいでませんか」

亡くなる前に病床のご主人に愛してると言われたのでしょう。

今もご主人を愛してあるのでしょう。これからも川柳をたくさん作ってくださいと言って別れました。

贈られる言葉

この話を聞いてから十数年前に聞いたことを思い出しました。

多分50歳代の奥さんだったと思います。娘さんが3人と言われました。当時一人は結婚されたということでした。
ご主人は何年も前に亡くなられたそうです。

その病床のことです。言葉もしゃべれない状態になった時のことです。

奥さんをベッドの側に呼んで、目を見ながらゆっくり親指、人差し指、中指、薬指、小指、の順に折っていかれたそうです。
ご主人は子ども3人を残し、両親もいられたと聞いたようです。まだ彼岸には行きたくない、行かれない、思いだったでしょう。

親指から小指までゆっくり折られたのを奥さんは「あ・り・が・と・う」と読まれて、しっかりその手を握り返されたそうです。

護摩たき

2015-09-24 | ことば
きょう9月24日朝7時前のNHKローカルニュースを見ていました。

英彦山の護摩たきのニュースとアナウンサーは言っています。

字幕を見ると「護摩炊き」になっています。

ええ、護摩は炊くの? 「焚く」ではないの。
護摩は食べる「ゴマ」ではありません。「ゴマ」でも煎っても炊かないですか。

アナウンサーは「炊く」と言っているか、「焚く」と言っているかわかりません。
わたしには両方のアクセントがわからないのです。

NHKでもこんな間違いをするのですね。( ^)o(^ )

番組の終了までには訂正はありませんでした

つもり違いの ○○は

2015-01-10 | ことば
つもり違いの 10か条の○○に入る言葉は次のとおりでした。

1. 高いつもりで 低いのは 教養
2 低いつもりで 高いのは 気位

3、深いつもりで 浅いのは 知識
4、浅いつもりで 深いのは 欲の皮

5、厚いつもりで 薄いのは 人情
6、薄いつもりで 厚いのは 面の皮

7、強いつもりで 弱いのは 根性
8、弱いつもりで 強いのは 

9、多いつもりで 少ないのは 分別
10、少ないつもりで 多いのは 無駄

わたしは反省させられるものばかりです。

これらの言い換えもできそうですね。

つもり違い 10か条

2015-01-04 | ことば
お寺の和尚さんからいただいたものです。
和尚さんはどこかのお家で見かけて、なるほどとわたしたちに教えてくださいました。

1.高いつもりで 低いのは ○○
2.低いつもりで 高いのは ○○

3.深いつもりで 浅いのは ○○
4.浅いつもりで 深いのは ○○

5.厚いつもりで 薄いのは ○○
6.薄いつもりで 厚いのは ○○

7.強いつもりで 弱いのは ○○
8.弱いつもりで 強いのは ○○

9.多いつもりで 少ないのは ○○
10.少ないつもりで 多いのは ○○

○○の中には一文字や三文字もあります。年の初めに考えるのはいいことかもしれません。わたしは反省しきりです。

書留郵便

2013-03-27 | ことば
「書留郵便で送った」ことをメールで報告しようとしたときです。

「かきどめゆうびん」と打ち、スペースキーを押しました。
「下記止め郵便」と変換されました。

え、え、え?

下には、2書き 3夏季 4カキ 5柿 6描き 7垣 8かき 9夏期
と並んでいます。

どうして? なんで?

「かきどめ」をいっしょに変換させようとすると、「かきどめ」「カキドメ」が出ます。

ここまできて、もしかして?と思いました。澄むと濁るの違いで大違いのこともある、と気づきました。

そこで「かきとめゆうびん」と打ち、変換しました。一発で「書留郵便」と出ました。

この年まで、長年「かきどめゆうびん」と思っていました。

♪わたし ばかよね おばかさんよね
歌の文句のような、無知さ、恥ずかしながら白状します。(-_-;)

てぇへんだ てぇへんだ  変だぁ

2013-01-01 | ことば
「てぇへんだ てぇへんだ、親分 てぇへんだ」
「なにが、てぇへんだ、八」
ここは神田明神下の銭形平次の住まいです。平次といやぁ、長谷川一夫を思い出すか、大川橋蔵を思い出すか、あなたはどちらですか。長谷川一夫なら、同じ高齢者でも後期のほうですよね。大川橋蔵なら医療費がやがて2割負担になる人。ここではどちらでもいいのです。話を元に戻しましょう。

「親分、字が消えたんですよ。suwaro-oyadoさんが年賀状を作っていたと思いなせえ。そしたら、大変の大がかどわかしにあっちまったんです」「字のかどわかしはねえだろう」
「そんなら、神隠し」「それもねえだろうよ。どんなことかよ」
「論より証拠、下の年賀状を見ておくんなさい」


「suwaro-oyadoさんはテキストボックスの中に昨年中は大変お世話になりましたと打って、フォントを白秋行書年賀にして印刷したんだそうです。ところが、大抜きの変だけになっちまったそうです。変な話でしょう」
「それホントか」「親分、それ駄洒落です?」「まあ、どちらでもいいや。どちらにしても、銭投げては解決できゃしないな」

すみません。銭形の親分と八五郎さんに手間を取らせました。

手抜きの年賀状ですが、改めて年の初めのご挨拶とします。


頭の体操です

2011-08-30 | ことば
昨日(29日)の新聞広告を見ていたら、「読めますか?
小学校で習った漢字でも組み合わさると読めない!解けない!」
次の漢字は「正しく読めますか?」と15の言葉が並べられて
いました。1字1字は読めても熟語になったら読めませんでした。

みなさん読んでみてください。
1.客実 2.水馬 3.心耳 4.飛白 5.年魚 6.水雲 7.木通 8.音呼
9.背向 10.徒花 11.徒骨 12.手練 13.小火 14.心太 15.札片

わたしは当てずっぽうまで入れて6つしか読めませんでした。
みなさんはいかがですか?

「なんとか」と「なんとなく」

2010-12-29 | ことば
29日昼過ぎ、やっと年賀状作りが終わりました。
ほっとして郵便局でポストに投函した後で気づいたことがあります。

手書きで「一病息災ではなく複数病息災です」とか「まあまあなんとか
過ごしています」とか書き加えていました。

「なんとか」がいつの間にか「なんとなく」になっていました。
二つは似ていても違うのですね。
「いろいろありますが、なんとか過ごしています」ということを
書きたいのです。

「なんとなく」は「なにも考えないで何かをする」ようです。
ほんとうはそうでも(-_-)zzzなかなか会わない友人に「ぼっとして
毎日を過ごしています」とは書きたくないじゃありませんか。

「しまった!」と思いましたが後の祭りです。
なんと、までは同じだがなあ。

悔やむわたしにかあchanは「だれもそこまで考えて読みはせん。
まだ年賀状ば書ける体力はあらすごたる、と思わすタイ。それで
よかろうもん」
「………」