定年離婚や熟年離婚の話は、若い人に結婚に幻滅を与えたかもしれないと、いつまでも仲のよかった伯母夫婦のことを書いておきます。
わたしの家から山が見えます。山の向こうに伯母さんがいました。母の姉さんです。この伯母さんは働き者でした。笊を前後ろに天秤棒でかつぎ、山越えして野菜などを売りに来ていました。わたしがまだ子どものころです。
伯父さ伯母さんには子どもが生まれなかったので、遊びに行くと可愛がられました。二人とも働き者で、稲や麦のほか煙草も栽培していました。煙草は乾燥してから出荷するそうで、乾燥室で乾燥します。昼も夜も薪を燃やします。わたしは火の番をしている伯父さんの膝の中に座っていたことを思い出します。火の中にはからいもが入れられていました。これを食べるのが楽しみでした。
時々、山を下りてわたしの家に来ました。わたしが覚えているころは伯父さんはもう耳が遠かったようです。口数も少なかったと記憶しています。「じいさん、これば食べなっせ」「おう」世話を焼く伯母さんに口数少なく答えます。
夜にふとんを二組敷こうとすると「一組でよか、いっしょに寝るけん」といっしょに寝ていました。
伯母さんが一人で来た時も「じいさんの好いとらすけん」とあめ玉などを買って帰っていました。
伯父さん、伯母さんのために、武者小路実篤さんばりに「仲よき事は美しき哉」を描いてみました。
わたしの家から山が見えます。山の向こうに伯母さんがいました。母の姉さんです。この伯母さんは働き者でした。笊を前後ろに天秤棒でかつぎ、山越えして野菜などを売りに来ていました。わたしがまだ子どものころです。
伯父さ伯母さんには子どもが生まれなかったので、遊びに行くと可愛がられました。二人とも働き者で、稲や麦のほか煙草も栽培していました。煙草は乾燥してから出荷するそうで、乾燥室で乾燥します。昼も夜も薪を燃やします。わたしは火の番をしている伯父さんの膝の中に座っていたことを思い出します。火の中にはからいもが入れられていました。これを食べるのが楽しみでした。
時々、山を下りてわたしの家に来ました。わたしが覚えているころは伯父さんはもう耳が遠かったようです。口数も少なかったと記憶しています。「じいさん、これば食べなっせ」「おう」世話を焼く伯母さんに口数少なく答えます。
夜にふとんを二組敷こうとすると「一組でよか、いっしょに寝るけん」といっしょに寝ていました。
伯母さんが一人で来た時も「じいさんの好いとらすけん」とあめ玉などを買って帰っていました。
伯父さん、伯母さんのために、武者小路実篤さんばりに「仲よき事は美しき哉」を描いてみました。
伯父さま、伯母さまの仲の良い姿が目に浮かびました。
素敵なお話と絵をありがとうございました。
伯母さん夫婦が人間的で素敵だったのです。かあchanに見習ってほしかあ。