暦で今日の11月8日を見ると、『ふいご祭』と書いてあります。
あまり聞きなれない言葉かと思いますが、『ふいご(鞴)』とは金属を精製する時の火炉に空気を送るための道具の事。旧暦11月8日は鍛冶師・鋳物師などが仕事を休んで鞴を清める『ふいご祭』の日とされています。
今は新暦ではありますが、当神社でも毎年この時期にふいご祭の依頼をいただきお伺いしている所がございます。
祭壇の横に置かれた、鞴の一種
おそらく昔は職能毎にこういった神事が行われていたのでしょうが、今はむしろ珍しい行事になってしまっている感があります。
しかしどんな仕事でも「一時手を休めて、今までをねぎらいこれからを思う」というのは必要なことではないでしょうか。